三方良し
仕事柄、TOEIC本の新刊が出たら必ず書店でチェックしますが、「よくこんなに次から次へと出るなあ」っていつも思います(私もその著者の一人なので他人事ではありませんが)。英検ってTOEICほど対策本が出てないですよね?TOEICも英検くらい対策書が少ないと受験者も選びやすくていいと思うのですが、店頭には「ひゃー」と圧倒されるような数の対策書が並んでいます。

商売の世界に、「三方良し(さんぼうよし)」という言葉があるのをご存じでしょうか。

「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。近江商人の心得をいったもの。(大辞泉)

TOEIC本で社会貢献するのは難しいと思いますが、著者の一人として、「著者良し」「売り手(出版社や書店)良し」「読者良し」の「三方良し」を目指したいなと私は思っています。

「読者良し」の本を書くため、できる限りTOEICを受験するのは著者としての最低限の責務でしょう(自己啓発本は別として)。また、単に990を取るだけでなく、著者目線で受験し、そこで得た知識やスキルを整理して、読者に分かりやすく伝える「筆力」も必要です。本作りは一人ではできませんから、編集者をはじめとするチームのサポートが必要であることは言うまでもありません。

そうして苦労して「読者良し」の本を作り上げても、初版で終わってしまっては、「売り手良し」にはなりません。最近よく耳にする「ステマ(やらせ)」は論外として、タイトルや内容のアイデアを出したり、自らの知名度や信頼性を高めたりといった「売る努力」が著者側にも必要だと思います。

残念ながら、「三方良し」のTOEIC本ばかりでなないのが現状です。正直書店で手にして、「え、これで本にしたの。まじかいな」とガネーシャ風につぶやいてしまう対策本も珍しくありません。「今店頭にあるTOEIC本の9割は燃やしたくなる」と、ある業界関係者がおっしゃったようですが、笑えませんよね。

そういう意味で、シリーズ累計40万部を超えた「三方良し」の特急シリーズに携われたことは、著者の一人としてとても幸運でした。いつか「三方良し」のミリオンセラーを書くのがひそかな野望です(まじかいな)。


参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

banner2.gif  

Comment

管理人にのみ表示する

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| | 2012/09/18/Tue 23:35 [EDIT]
隠しコメントBさん
ご紹介ありがとうございます。
お知り合いの方のスコアアップのお役にたてるよう、頑張ります。
今回は雨が続かないことを祈っています。
TEX加藤 | URL | 2012/09/20/Thu 21:26 [EDIT]

Track Back
TB*URL

Copyright © TOEICオタクのブログ. all rights reserved.