エベレスト理論
ようやく読解特急4の原稿執筆が峠を超え、ほっとしつつオリンピックを観戦しているTEX加藤です。体操の内村選手、4年に一度の大舞台で、あれだけの重圧の中、金メダルを獲得するとは、「すごい」の一言です。

素人目に、内村選手は、「金メダルを獲得する」のではなく、「自分らしい美しい演技をして金メダルを獲得する」という次元を目指しているような印象を受けました。他の選手たちがメダルを目指す中、一人だけ一つ上の次元を目指しているように思えたのです。そもそも最初に目指しているレベルが違うので、最後の床で少しミスがあっても、本人には余裕があったように感じました(あくまで私の主観ですが)。

この「一つ上の次元を目指す」という考え方は、TOEICにも応用できると思います(と強引にTOEICと結びつける)。たとえば、600が目標なら700、990が目標なら、「990を取る」のではなく、「全問正解で990を取る」や「3回連続990を取る」ことを目指すのです。

ちなみに、毎回のように990を取得している講師レベルなら、特にリーディングセクションでは、「どこを間違ったのかわからない」ということはまずありません。試験中に迷った問題があったとしても数問ですし、それが合っていたか間違っていたかは試験後に自分で確認できます。逆に言うと、そのレベルになれば、リーディングセクションで495が取れるということです。

普通の公立中学の生徒を陸上日本一に育てたことで知られる原田隆史さんは、「エベレストにのぼると決め、準備をしている人にとって、富士山にのぼることは簡単ですが、富士山を最終目標にしている人がエベレストにのぼれることは決してない」という「エベレスト理論」を提唱されています。この理論はTOEICにも当てはまりそうですね。


PS:書店に行くたびに、TOEIC本の出版ラッシュに驚きます。最近出版された物でも、エッセンスの加藤さんの新刊や、英語屋の古澤さんのリーディング対策本など、同業者の目から見ても素晴らしいと感じるものもあれば、この作者はTOEICを受けたことがないのでは、と思うものまで玉石混淆です。TOEICのことをよく知らないのに、TOEICと銘打った本を出版するメンタリティが私には理解できません。儲かればいいのかな。


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Comment

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TEX先生こんにちは。
TOEIC本を査定して、発表する第三者機関みたいなものがあれば、選ぶときの参考になるかもしれませんね。
まあ、それはそれで、利害が絡んでどろどろするかもしれませんが・・・。
現状では、書いている人間のプロ度と気合を調べ、ネットでブロガー達のコメントを見て回って、アマゾンのレヴューを多少参考にして、店頭で自分にあっているかどうか最終確認。
などという方法が推奨されていますが。いかんせん、数が多い。

ところで、4月上旬から900越えを目指してTOEIC対策ばかりやって、ついに昨日1万4千問を越えました。6月のTOEICでは890という、かなり惜しいスコアでしたが、果たして7月のスコアはどうだろうといった感じです。

今は、TOEIC熱も少し冷めて、英語でニューベリー賞をとった児童書を読んだりしていますが、9月になったらまたTOEICに戻ろうかと考えています。

読解特急4を楽しみにしております。
Yamaguchi Isao | URL | 2012/08/03/Fri 08:40 [EDIT]
Yamaguchi Isaoさん
はじめてTOEIC本を買いに行ったら、あれだけの量をみてびっくりするでしょうし、どれを買っていいのかわからないでしょうから、とりあえず売れているものや雰囲気で選ぶしかないでしょうね。楽しく勉強するのが一番ですから、TOEICとは是非うまく付き合ってください。
TEX加藤 | URL | 2012/08/03/Fri 09:35 [EDIT]
エベレスト理論は
これは「向上」することを要素に含むあらゆるジャンルに当てはまるんでしょうね、きっと。
以前サッカー全日本の某監督が「ワールドカップの目標はベスト8」と公言するのを聞いた時に「なんでやねん・・・目指すのは優勝であるべきやろ?」とちょっと残念な目標に思ったことを想い出しました。
たとえ結果としてどこかの時点で負けても、全てを始める前からどこかで負ける前提の目標はどうなんでしょうね。エベレスト理論はそう言う「目標は手の届く範囲でないと絵空事だよ」的な考え方とは真逆で、納得出来ます。
Masa | URL | 2012/08/03/Fri 14:28 [EDIT]
Masaさん
目標設定は難しいですよね。たとえば、今の実力がTOEIC600点なのに、来月のTOEICで990点を目指すのは無謀です。いきなりエベレストを目標にするのではなく、常に自分の実力より少し高いところを目指してステップアップしていくのが良いのかもしれません。
TEX加藤 | URL | 2012/08/03/Fri 22:01 [EDIT]
玉石混淆
玉石混合は正しくは玉石混淆ですよ。
http://www.weblio.jp/content/%E7%8E%89%E7%9F%B3%E6%B7%B7%E5%90%88
僕も好きな表現です。
亀仙人 | URL | 2012/08/04/Sat 14:18 [EDIT]
亀仙人さん
ご指摘ありがとうございます。知りませんでした。漢字テストで出たら絶対書けませんね。
TEX加藤 | URL | 2012/08/04/Sat 23:41 [EDIT]
何回もTOEIC満点をとるがエベレストというのは滑稽です。TOIEC満点は何回とろうが通過点で、TOEFLやIELTSのほうが山としてははるかに高い。またこれらも所詮が試験英語にすぎない。TOEICはレベルが低すぎます。
nao | URL | 2012/08/09/Thu 10:13 [EDIT]
naoさん
コメントありがとうございます。TOEICで満点を取ることがエベレストということではもちろんなく、目標よりひとつ上のレベルを目指すと目標達成が容易になるのでは、というたとえです。TOEICのレベルを高いと感じるか低いと感じるかは人によっても異なりますよね。naoさんのように高い英語力をお持ちであろう方にとっては簡単すぎると感じられるでしょうし、私が指導をしている生徒の大半にとってはとてつもなく高い山に感じられます。おっしゃるとおり、TOEICは、英語学習や人生におけるひとつの通過点に過ぎません。たとえば、通訳学校ではTOEIC満点や英検1級はスタート地点でしょう。
TEX加藤 | URL | 2012/08/09/Thu 13:46 [EDIT]
TOEIC Part7の速読練習の方法についてアドバイスいただけないでしょうか
TEX加藤先生

こんにちは。

TOEIC Part7の速読練習の方法についてアドバイスいただけないでしょうか。

公式問題集Vol.5を購入して、Part7を50分の時間制限で解いてみました。

テスト① 48問中24問正解。
ダブルパッセージは、20問全く時間がなくできませんでした。

テスト② 48問中30問正解。
ダブルパッセージはやはり時間がなく、20問全くできずに時間が来てしまいました。

その後、時間を計らずに残りの問題を解いてみました。

テスト①&②共に、48問中41問の正解でした。

Part7はじっくり、ゆっくり読み込まないと問題を解くことができません。
いつもTOEICを受験すると時間がなく、最後20問くらい残してしまいます。
(20問くらいは塗り絵で無理やり終わらせたことにしています。)
公式テストのスコアはリーディングが大体300点前後しか取れません。
(リスニングは450-460点くらいです。)

速読練習方法のアドバイスいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
Panda | URL | 2012/08/13/Mon 17:22 [EDIT]
Pandaさん
返事が遅くなってすみません。私のオススメはパート7の音読です。たとえば、読解特急シリーズを購入して問題を解き、単語や構文をチェックして一通り精読した後、音声をダウンロードしたものを聞きながら音読します。モデル音声のようにスラスラと読めるようになることを目指してください。一つの目安として、音声のスピードでパート7を読んで理解できれば時間内に解き終わります。音読はすぐには効果は出ませんが、Pandaさんと同じタイプのブログ読者の方で、音読を取り入れて半年で700点台から900点台になった実例もありますから、是非普段の学習に取り入れてみてください。
TEX加藤 | URL | 2012/08/21/Tue 23:12 [EDIT]
お返事ありがとうございます。
TEX加藤先生

アドバイスありがとうございます。
音読頑張ります。
いい結果が出たら、報告しますね。
Panda | URL | 2012/08/23/Thu 15:17 [EDIT]
Pandaさん
音読を是非毎日の学習に取り入れてください。よい結果が出ますこと、お祈りしています。
TEX加藤 | URL | 2012/08/23/Thu 20:42 [EDIT]

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