さて、私のGWはといえば、原稿執筆に追われております。「奥様TOEIC」と「週刊ST」の原稿はめでたく終了。次は「読解特急4」の英文に目を通し、コメントを添えて神崎さんに送り、英文と問題が完成したら解説執筆です。それが終わったら、某社より依頼を頂いた「600点を目指すTOEIC英文法」のサンプル原稿執筆が待っています。そんな状況なのに、つい時間があると本を読んでしまうという計画性のなさ。小テストや授業用のプリント作成もしなければいけないのに。でも「風が強く吹いている」(三浦しをん著・新潮文庫)を読んだらモチベーションが上がりました。未読の方は是非ご一読を。
私の場合、原稿は、提出するまでにしつこく何度も見直します。「奥様TOEIC」や「週刊ST」だと、最初に字数よりちょっと多めに執筆し、無駄な部分を削り、ある程度仕上がったら、ざっと音読してリズムを整え、一晩おいてから見直して、「よし、これでOKだ」と納得できたら提出する、という流れです。チョロチョロっと2~3時間で仕上げることができないんですよね。え、それだけ時間かけてあの程度の内容なのって。グサッ。
これはサラリーマン時代に学んだことですが、「出し惜しみしない」って大切だと思うんです。たとえば、私は前職で、「ムシキング アクションフィギュア」というシリーズを企画した際、第一弾で一番人気のあるムシを全部投入しました。周囲からは、「第二弾以降が売れなくなる」「営業的には人気のムシは散らしてほしい」などと言われたりもしましたが、第二弾があるかなんて誰にもわかりませんし、子供だって一番人気のムシが欲しいに決まってます。第一弾を買ったら第二弾以降を集めたくなるはずですしね。結果としてこのシリーズは、1年間で120万個売れる大ヒット商品になりました。ゲーム自体が爆発的人気だったので、私の手柄ではありませんが。
最新刊の「金のフレーズ」でも、「TEXファイル」の全データ、TOEICの世界の小ネタ、無料音声ダウンロード、パート1必須単語、多義語等、持てる力は出し切りました。「無料音声ダウンロードだけして本を買わない人がいるかも」なんて考えても仕方ありません。それは、本にお金を払うだけの魅力がないからですよね。まずは本の魅力を高めることに全力投球すべきだと思うんです。
ということで、原稿が遅れる言い訳を書いてみました。皆様、楽しいGW後半をお過ごしください(恨めしそうに)。
3月7日発売の「出る単特急 金のフレーズ」に関するご意見・ご感想はこちら、誤植のご報告はこちらへお願いします。
参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。




受験者のことを一番に考えてつくられた「金フレ」
読んですぐ、他のTOEIC本と情報量がちがうのがわかりました。世の中の対策本の著者の多くが売れる本を長く執筆するために情報を出し惜しみしているなぁと以前から感じていたので、TEX先生の誠意には感動いたしました。
そして私自身、3月の公開テストで100点近くアップしました。
現在、大学のサークルでTOEIC講座のようなものをやる機会があり、同級生・後輩たちに勉強の仕方を教えています。そのときに、微力ながら金フレの宣伝をやらせていただこうと思います。今後もよりよい本が出ることを期待しています。
5月の公開テストに向けて、金フレを覚えなおし、860超えられるように頑張ります。
出し惜しみをしない精神は先生の名刺にあったSeize the day.に通じるものがありますね。
"Do not dwell in the past, do not dream of the future, concentrate the mind on the present moment."
これは僕が手帳に書いてるブッダの言葉です。
人生は、持てる力を出し惜しみせず、自分の全てを傾注した『今』が積み重なることで形成され、未来へ繋がっていくのだと感じます。
本書のコンセプトを教えて下さい。また、対象レベルは、どのくらいをターゲットにしてますか(初級者or中級者or上級者)?900点超を狙えますか.。

| HOME |