TOEIC講師としてこういうことを書くのはどうかとも思いますが、特に学生には、高い日本語力を身につけてほしい、と思っています。将来どんな仕事につくにせよ、高い日本語力は武器になります。たとえば、われわれのようなTOEIC講師の仕事でも、いくら英語がうまくても、日本語の説明がわかりづらくては、生徒に情報がうまく伝えられません。また、日本語力が高ければ、執筆やセミナーといった仕事の幅が広がる可能性が出てきます。最低限の英語力はあって当たり前の世界ですから、それに加えて高い日本語力があると、大きなアドバンテージになります。
私は普段の授業で小テストにコメント欄を設けているのですが、しっかりした日本語で長文のコメントを寄せてくる生徒は、ほぼ例外なく大きくTOEICスコアを伸ばします。その逆に、日本語でもパート7の内容が理解できない、和訳させてみると意味不明の日本語になってしまう、といった日本語力に難のある生徒は、スコアアップに時間がかかる傾向にあります。日本語で理解できないものが英語になると理解できるはずはありませんから、当然と言えば当然の話ですが。
私自身、TOEIC講師として、常に自らの英語力の向上に努めなければいけませんが、それ以上に自分の日本語のスキルを磨きたいと思っています。日々自分の日本語力の未熟さを痛感するんですよね。「今日の授業ではこういう風に説明すればよかったなあ」とか、「花田さんの文法の説明はわかりやすいなあ」とか、「糸井重里さんの書き言葉ってすごいな」とか。ブログ記事はその日本語修行の一環にもなっています。
昨日ついに液晶テレビを買いました。明後日の午前中に家に届く予定です。地デジになってから自宅のテレビは「寅さんDVDマガジン」の再生専用機になっていたのですが、これで生徒の話題についていけるのではと楽しみにしています。
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学生であまりお金がないのでなるべく安くてリスニングに効果的な教材がありましたら紹介してもらえませんか?
TTTが終わってから、また違う視点で特急シリーズを読み返してみると、著者の方々の日本語能力の高さに感心するばかりです。TEX師匠の説明も本当に分かりやすいと思います。(お世辞抜きで、笑)
また、TTT卒業生の皆さんとやり取りをしていると、長文の上手さはもとより、短い日本語の切り返しも皆さん本当にお上手だなと思います。TTT卒業生の言語能力の高さを感じます。
「第2言語が母語を超えることはない」という当然の事実は身をもって(自分と子ども達)知りましたが、私も自分の日本語を磨かなければとしみじみ思っていたところでした。

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