自分の言葉で
新学期に備えて、教育関係の本をあれこれと読んでいます。小中学校の教師の間では、新学期最初の三日間は「黄金の三日間」と呼ばれているのだとか。その三日間だけは生徒は教師の言うことを素直に聞きますが、そこでclassroom managementに失敗すると、後々大変になってしまうことから、こう呼ばれているようです。まあ我々非常勤講師は週一回の授業が基本なので、「黄金の初日」ですね。

私が読んだ「中学の学級経営 黄金のスタートを切る“3日間のネタ”110」(向山洋一・田上善浩著/明治図書)には、授業初日の教師の最初の言葉について以下の一節があります。

どんなことでもいいのですが、必ず自分自身の体験から出たことを言うべきです。
名言集などをみて、何か見つくろうのはいただけません。
自分自身が、「本当にそうだ」と思っていることでないと、言葉が心に届かないのです。

昨年、私は授業初日に、自分が企画に携わった家庭用プラネタリウムのサンプルを持ち込んで、着想から企画実現までの話をしました。何の話をしようかなあと試行錯誤した挙句、実体験を例にとって「あきらめないことの大切さ」を伝えようとしたのは、理にかなっていたのかもしれません(話が受けないクラスもありましたが、それはプレゼン方法に問題があったからで、それはまた別途記事にしたいと思います)。

これはサラリーマン時代も感じていたことですが、実体験に基づく言葉の方が、他人の言葉を引用するよりはるかに聞き手に伝わります。「イチロー選手が一本一本のヒットを積み重ねて大記録を達成したように、毎日勉強を地道に積み重ねることが、TOEICで目標スコアを達成するには大切です」って話すよりも、「周囲からは絶対無理って言われたけど、自分を信じてあきらめずに頑張ったら、2年かけてこの家庭用プラネタリウムを形にすることができました。皆さんもあきらめずに努力すれば、きっと目標スコアは達成できます」って言った方がきっと説得力があるでしょう。

こうして自分の実体験から、自分が「本当にそうだ」と思うことを、熱意を込めて生徒に伝えようとすれば、その言葉が伝わるだけでなく、「この先生は一生懸命だ」という印象を生徒に与えますよね。

今年も授業初日の「黄金の一言」は、実体験に基づく言葉で、何か生徒にメッセージを伝えたいです。二年生には二年続けて同じネタはまずいから、何か別の話をしないとなあ。


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まさに今日
まさに今日、初めてのクラスの授業がありました。
最初は、JRの試運転ではないですが、あまりスピード
ださず、徐行運転で、すこしづつお互いを知りつつ、本題(英語)
感じでしょうか。
私は英語を好きになって欲しい、ということを自分の体験や
過去のことを交えて話します。
講師一年目のときに、いつも初レッスンで緊張していたのですが、
生徒の方だって緊張しているんだ、って思ったら少し楽になりました。

一方的な授業でなく皆で創っていく授業がしたいです。
si | URL | 2011/04/06/Wed 21:21 [EDIT]
siさん
初日お疲れ様でした。初日って緊張しますよね。
私も来週から大学の授業が始まるので、頑張らないといけません。
インタラクティブな授業をできればいいなと私も思います。
互いにがんばりましょう!
TEX加藤 | URL | 2011/04/06/Wed 22:47 [EDIT]

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