評価について
明海大学で昨年度行った授業の生徒による評価を、学内ネットワークにログインすれば、他の教員の方の評価も含めて閲覧できることを知ったので、さっそく見てみました。授業中に配布したミルキー効果もあり、私自身の授業への評価はとても高かったようでほっと一安心です。と同時に、新年度も同様の評価をもらえるように頑張らないといけないなと気持ちが新たになりました。

ただ、ここで考慮に入れなければいけないのは、アンケートが記名式だった、という点です。私の数少ない経験でも、記名式で評価を「やや不満」や「不満」にする生徒はまずいません。それが自分の成績に影響するかもしれない、とか、今後も会う先生に嫌な印象を与えてしまうのは避けたい、といったことを考えますから。ですので、記名式の評価の場合、「普通」と書いてあるのは「悪い」と考えるぐらいの方がよいのではと思います。

その逆に、無記名式の場合は記名式よりも評価は普通低く出ますし、より厳しい意見が寄せられます。たとえば、私が授業を担当しているエッセンスの場合、2か月ごとに授業評価があるのですが、用紙に名前は書いても書かなくても構わないので、時にはこちらが落ち込むような評価やコメントが寄せられる場合もあります(すべてのアンケートに講師は目を通します)。もちろん、その厳しい意見が的を射ていれば、講師としては改善しなければいけません。エッセンスの場合、授業評価で給料が決まり、低評価が続くと講師は解雇になるので、それが授業の質を保つのに役立っているという側面もあります。

これは実際に講師になってから気づいたことですが、授業やセミナー後のアンケートで、数パーセントの悪い評価やコメントがあると、大多数のよい評価が頭の中から消えて、悪い評価のことばかりが頭に残ってかなりのダメージを受けます。100%の人に満足してもらうのは不可能と頭では分かっていても、「顔に縦線が入ったちびまる子ちゃん」状態でズーンと気分が落ち込んでしまうのです。

考えてみれば、サラリーマン時代は、個人に対して厳しい意見が寄せられることってほとんどありませんでした。たとえば、営業マンがお客様から評価を受けることは通常ありません。皆さんがもし営業マンで、「10段階で3」「あれだったらメールのやり取りで十分」「他社の営業マンと比べて劣る」「他の人に変えてほしい」などと書かれたお客様評価を見たらさすがに落ち込みますよね。

この点に関して、有名講師の方々が書かれた本を読むと、「9割満足してもらえればOK」とか、「誹謗中傷に近い意見は気にしないこと」などと書かれていますが、なかなかそういう気持ちになるのは難しいんですよね。この春休みに、先輩講師の方々にアドバイスを求めたところ、皆さん共通して、「そりゃ人間誰でも落ち込みますよ。でも場数を踏むと次第に慣れてきますよ」とおっしゃっていました。ストレス耐性が増してくるんでしょうね。

と、今日は講師の仕事の厳しい一面をご紹介しました。まあサラリーマンにはサラリーマンの厳しさがあるのは私も知っています。どんな仕事にも楽しい面と厳しい面があるのは当然です。高評価におごらず、建設的な意見には真摯に耳を傾け、流すべきところは流す、といった自己管理が大切なんでしょうね。


参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

banner2.gif  

Comment

管理人にのみ表示する


Track Back
TB*URL

Copyright © TOEICオタクのブログ. all rights reserved.