3つ同条件の部屋を用意し、同じ種類の花を同じ容器に入れて置きます。その上で、1つ目の部屋の花には、「きれいだね」といった褒め言葉を毎日かけます。2つ目の部屋の花には何の言葉もかけません。無視ですね。3つ目の部屋の花には、「バカ」といったネガティブな言葉を毎日かけます。すると、何度やっても、1つ目の部屋の花が一番長持ちするのだそうです。
この実験の真偽は私にはわかりませんし、それはここでは問題ではありません。
私は学生を教える仕事を本格的に始めて数か月ですが、良いところを見てほめてあげる、というのはとても大切なことだと実感しています。
たとえば、ある生徒に見せられたTOEICのスコアが、L250 R100 T350だったとします。それを見て、「リスニングすごいね。このまま頑張って300点を目指そう」と嬉しそうに声をかけるのと、「うーん、リーディングひどいなあ。これをまずは何とかしないと500点取れないよ」と渋い顔をして答えるのとでは、その後の伸びが違うと思うんです。
先生に褒められてリスニングが楽しくなって毎日聞くようになると、どんどんスコアが伸びますし、それにつられてリーディングのスコアも伸びるようになります。英語力が伸びているのですから当然ですよね。そうなるとスコアアップが自信になって、よいスパイラルに入ります。実際、このパターンで2か月で300点台から500点を突破した生徒が何人もいます。
全然努力をせずにさぼっている場合はともかく、一生懸命努力している様子がうかがえたら、できない部分にはある程度目をつぶり、良い点を見てあげることが、特に学生には必要なのではないかと思います。
こうして考えると、講師の一言で時には生徒の成績が大きく左右されてしまうので、責任の重さを感じますね。何気なく発した一言で生徒のやる気がなくなってしまわないよう、細心の注意を払わないといけません。
もちろん、まったくそう思ってないのに、「すごいね」と口先だけで言っても、それは相手に伝わりません。また、嫌いな先生に何を言われても効果がないので、生徒との信頼関係を築くことが大切です。私も生徒に、「ふん、あんたに褒められても嬉しくないんだよ」って思われないようにしないとなあ(汗)
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Look on the bright side!
「自己肯定感」は何歳になっても必要だということですよね。
私は大人ですが、
以前英語学習を続けていた時、
妻に、「英語なんて勉強していても
一銭にもならないんだから・・・」
などと皮肉めいた事を言われてやる気が
うせました。
反対に、英語の試験で良い成績だった時
妻に、「すごいねぇ!」
と言われて、やる気が出ました。
いい年した大人でも、こんな調子ですから、
小学生や中高生なんか尚更でしょうね。
私も英語を教える時は充分相手の事を
考えるようにしようと思います。
思って教えるのと、この人達は出来が悪いと思って教えるのには、
結果に差がでるそうです。
教える側の期待が何らかの形で相手に伝わるのでしょうね。
私は、先生バカなので、教え子はみな出来る、凄いと思って教えて
います。
受験生を教えていますが、出来ない箇所を指摘するときも、
あまりネガティブワードを使わずに、ここは重要だからもう一度
復習したほうがいいね、となんとか相手を凹まさずに、しかも
やる気がでる言い方はないかなあと、考えています。
生徒にもプライドがあるでしょうから。
でも優しいだけじゃなくて、厳しくがっつり叱ることも必要だと
思います。
夏に大学のスクーリングで、教えられる側になったのですが、
先生らしく毅然とするのも大切だなあと思う授業がありました。
教える技術、だんだん磨いていけるといいな、と思います。
英語力あって、あたりまえその上でいかに解り易く教えるか。
課題です。
他の方もコメントされていますが、年齢に関係なく、人間には「自己肯定感」が
必要なんですよね。教える仕事を始められたら是非生徒を褒めまくってあげてください。
得意な事だけやってしまうと伸び悩んだときに大変になる気もします。僕が見てきた範囲ですが、リスニングが得意な人はそれに偏り、たとえばTOEICではLは400を楽に取るのにRは300で伸び悩む。本人もやらないとわかっているけどなかなか取り組めない。
これと反対のこともよく見てきました。なかなか克服しづらい問題だなと思っています。「苦手な事をてほどきする」これはとってもむずかしいことだなと思います。
読み書きを要求される仕事に就くと苦労するという問題もあります。仕事相手への
メールが文法エラーやTypoばかりではしゃれになりませんよね。苦手なことに取り組ま
せるには、強い動機付けが必要になるのではと思います。それに取り組むことによって、
自分がどうなるのか、がイメージできるようにしてあげないといけませんよね。
だから、楽しく勉強できる仕組みを作って欲しいです!そのうち、自分で自分に鞭を入れる時が来るんじゃないかと思います。
英語が好きかどうか以前に、「先生が嫌い」ってなってしまうと、どうしようもないですよね。
そうならないように私も頑張らないといけません。

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