ICSが1億円超所得隠し=TOEICの業務委託会社-東京国税局
国内で英語検定試験「TOEIC」を実施・運営する「財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会」(IIBC、東京都千代田区)の業務委託先だった「国際コミュニケーションズ・スクール」(ICS、東京都渋谷区)が東京国税局の税務調査を受け、1億円超の所得隠しを指摘されたことが20日、分かった。追徴税額は、悪質な仮装や隠ぺいがあった場合に課される重加算税などを含め約3000万円に上るとみられる。すでに修正申告されている。
関係者によると、税務調査の結果、所得隠しは2009年3月期までで1億円超に上るとされ、国税局は不適切な経費計上だったと認定したとみられる。
TOEICの公式ホームページなどによると、TOEICは米国の非営利団体「ETS」が問題を作成し、1979年の開始以降、個人のほか企業や団体、学校で採用され受験者数が増加。約90カ国で年間約500万人が受験し、日本でも年間約168万人が受けているという。
ICSは83年の設立で、資本金は4000万円。IIBCから営業活動や試験の実施にかかわる業務委託を受けていたが、今年3月で委託事業はすべて終了したという。
ICSは「税務調査を受けたのは事実で、適正な納税をしてきたつもりだが、指摘されたことについては修正申告し、納税も済ませた」とコメントした。(2010/07/20-11:28)
うーん。よくないですね。このニュースを聞いて、真っ先に思い浮かんだのが、「新公式問題集」の売上です。書店での帯を見ると、「シリーズ累計40万部」などとうたわれていますよね。1冊3000円近くするわけですから、十憶円以上の売り上げを挙げていることになります。で、少なくともVol.3までは、この本の発売元は、「国際コミュニケーションズ・スクール」であると公式のプレスリリースでも発表されています。
Vol.1
Vol.2
Vol.3
ところが、実際の本を見ると、この会社の名前がどこにも見当たらないので、なんでなんだろうと疑問に思っていました。そうしたところ、Vol.4が発売され、今度はプレスリリースから発売元の名前が消えてしまいました。
一般の受験者の立場からすると、あれだけ売れている公式問題集の売上や利益はどうなっているのかな、と素朴な疑問を感じてしまいます。そこで今回のニュースが報道されたので、「もしかして」と思ったわけです。
決して安くはない受験料を払ったり、世間の相場からすると高い公式問題集を購入したりしている受験者がたくさんいるわけですから、主催者側にもより透明性を求めたいものです。余剰利益を受験者に還元すれば、受験料や公式問題集の値段をもっと下げられるのではないかと疑ってしまいますよね。
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昨年の9月のテストから突然の値下げ、しかも書留で返金するくらいの慌ただしさ。その後の沈黙の後に、今回のような記事を読むと大人の解決方法があったのかと邪推してしまいます。
「IIBCから営業活動や試験の実施にかかわる業務委託を受けていたが、今年3月で委託事業はすべて終了したという。」
TOEICで生計を立ててる方々にこういうのもなんですけど、神崎先生、ヒロ前田先生、アルクなどの出版社も巻き込んで、TOEICを超えるテストをつくってもらえませんかね。
テストの持ち帰りもできる、受験者フレンドリーな試験をつくるのです!! 僕も喜んでお手伝いします、雑用でも基礎資料づくりでもおっしゃってください(笑)
冗談はさておき(笑)、暑い日が続くので、お体にはお気をつけてくださいね。
まず試験場にどうしてあんなに係員が必要なんでしょうか。あの1/3で充分だと思います。
教室の前に座ってる二人は必要ないです。出席を取ってる様ですが、受験しない人が回答できる訳でもなく、教室の中で試験前に本人確認もするのですから。
試験の説明も長すぎ、終了後も問題用紙と回答用紙を同時に回収しながら枚数を数えれば、受験者(お客さん)を早く帰すことができます。
民間企業に生きてきた人間から見ると考えられない無駄が多いです。
昨今の不況で仕送りも減り、食事代も節約しなければならない学生さんの話を耳にします。もっと受験料を低減する企業努力をして英語を学ぶ学生さんを応援すべきです。

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