アメの効用
大学や専門学校の授業で毎週行っている単語テストの空きスペースに、「授業の感想や要望等なんでもコメントしてください」と書いたら、いろいろなコメントが集まるようになりました。ポジティブな意見もあれば、段取りの悪さをズバリ指摘する厳しい意見もあります。学生はよく見ていますよね。全力投球で彼女たちの期待に応えられるよう頑張らないといけません。

そうした学生を相手にした私の授業の中で大活躍しているのが「アメ」です。ちょっと負荷の高い演習の合間に「アメ」を配ると、疲れていた生徒が急に元気になります。脳には糖分が必要ですし、眠そうだった生徒も集中するし、一石二鳥ですね。

もちろんアメは最初から配っていたわけではなく、たまたま授業の時に私が自分用にのど飴を持っているのを見つけた生徒がいて、「先生、それください」と言われたのがきっかけです。それを見ていた他の子が、「私も」「私も」と言うので、それだったらと思って、アメを配ったら、びっくりするくらいの反応が(笑) まさかアメが大学生に受けるとは想像もしていませんでしたが、今では「アメを配るTEX先生」のイメージがすっかり定着したようです。

アメを配っていてふと思い出したのが、レコード会社時代のあるエピソードです。

ある日先輩に、取引先のラジオ局でイベントがあるから、ケーキを買って来るように言われたんですね。で、私は何も考えずにシュークリームを10個買って先輩に渡したんです。で、翌日に先輩から、「おい、箱開けてびっくりしたぞ。お前な、こういう時は、同じのばっかりじゃなくて、いろんなケーキを買ってこいよ。人によって好みも違うし、箱を開けた時にいろんな種類があった方が、どれにしようかなあって盛り上がるだろ」って怒られたんです。そんな新入社員時代の出来事を思い出して、授業の際も複数のアメを用意するようにしています。

こうして考えると、スティーブ・ジョブズではありませんが、本当に人間の人生の点と点はつながっていますよね。英語学習とはまったく関係のないエピソードでしたが、こういう短い雑感も時折記事にしようかなと思っています。


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Comment

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確かに!
川本佐奈恵さんのセミナーにお邪魔したことがあるのですが、彼女も色々な種類のアメやチョコレートを用意されていました。
最初はice breakerとして、自己紹介しながらお菓子を配られていましたが、その後も、積極的に英語で発言できたら1個、ゲームに勝ったら1個と、実に見事な配り方(笑)でした。
老若男女いましたが、"I'll answer because I wanna your candy."と言いながらクイズに答える人もいて、すごく盛り上がりましたよ。
そのお菓子もすべて、ソニープラザで売っていそうな輸入菓子だったのが、気配り上手の川本さんらしかったです。

ちなみに私が学校で教えていた(高校理科ですが)ときは、さすがに高校でアメは配れなかったので(笑)、「積極的に発言した人は、名前を控えておき、平常点としてプラスします。平常点をプラスすることで赤点を免れることもあります」と名簿とペンを持つと全員の目がランランと輝きました ^ ^
izumi | URL | 2010/06/16/Wed 13:25 [EDIT]
私の場合は
たくさんのシールを用意しています。
英語でVery good, Cool , Super! Perfect と書かれたものや動物、国旗、キャラクターものなどなど児童英語関係の教材やさん(Just for Kids)で買ったものがメインですが海外を旅したときは必ずその土地、その土地のおもしろいシールなどを買ってきています。

ふだんは小さい丸型シールシリーズで声が大きかったとか、宿題がよかったとか、いい発言だったなどこまめにシールを渡していますが、たとえば音読が上手に読めたり、暗誦ができたり、Show&Tellの発表が素晴らしかったりのときはとっておきの大ぶりのちょっと特別なシールを用意していきます。シール目当てに休み時間まで私の研究室に来て暗誦をひろうする学生もいます。

子供ならともかく大学生にはどうかな?それもマスターやPhDコースの学生もいるのでどうかな?と思ったのですが、私がびっくりするほどみんなシール目当てにがんばります(笑)シールを貼る場所を決めてる学生もいて、「ここに貼って~」と言い、授業後誇らしげに他の学生に見せたりしていてほほえましいです。

izumiさん同様、「平常点プラスするよ~」作戦をとることもあります。スピーチに対するコメントや質問をした人に「はい、1ポイント♪」なんて言っただけで次々手が挙がったりします(笑)
ぴあの | URL | 2010/06/16/Wed 19:04 [EDIT]
どうなのでしょう?
大学や専門学校の授業でアメを配られるとのお話に驚いてしまいました!公的教育においては通常考えられないように思います。
もちろん学生は喜びねむけもさめると思いますが、それはものめずらしさからではないでしょうか?それが当たり前になってしまうとどうなのでしょう・・・
さらに1度始めてしまうとやめにくくなってしまうってないですか?各クラスでそれをされるとなると、費用は大したことないとしても、TEX先生のご負担になってしまうのでは?私ならアメの準備をするよりも授業の準備を!と思います。

私も同じような仕事をしていますが、学生には授業中飲み物は自由にさせています。また、どうしてもお腹がすいてしまったときには授業の妨げにならない範囲でつまんでも良いということにしていますが、アメやガムは発話の支障になるので禁止としています。

授業のやり方は千差万別ですが、飽きてしまったり、眠くなったりした学生を元気にさせる方法は他にもいくらでもあると思います。席替えをしたり、グループワークにしたり、英語でクイズをしたり、最近のニュースを英語でどう表現するか?などなど、、TEXさんだったらオヤジギャグを連発したりw

offensiveになるつもりはないのですが、授業でアメを配ることに非常に違和感を覚え、ついコメントしてしまいました。気分を害されたら申しわけありませんん。
Maria | URL | 2010/06/17/Thu 07:59 [EDIT]
izumiさん
こんにちは。そうでしたか。私の場合は、アメは希望者全員に配布しています。スコアがよければアメがもらえる、というのではなくて、目的は目覚ましとアイスブレイクです。アメを前に置いて取りに来るだけでも、席を立つと目覚ましになりますし、「どれにする?」「私のも取ってー」などといった会話が生まれます。輸入菓子はいいかもしれませんね。
TEX加藤 | URL | 2010/06/17/Thu 08:22 [EDIT]
ぴあのさん
いろいろな工夫をされてるんですね。izumiさんにもコメントしたのですが、私の場合は点数でアメを配るのではなく、疲れる作業をした後に、じゃあちょっと飴で栄養補給、と言って、教室の前に飴を並べて生徒に取りに来させています。一種の気付けですね。大学生でも小学生のように、ちょっとしたことで喜ぶんだな、というのは私も実感していることです。
TEX加藤 | URL | 2010/06/17/Thu 08:25 [EDIT]
Mariaさん
ご意見ありがとうございます。確かに毎回配っていると、それが当たり前になり、ないと逆にがっかりしたりする可能性もありますね。アメは、発話のない授業中の休憩時に1度配布するだけですので授業には支障はありませんが、おっしゃる通り、授業内容で眠らせない工夫の方が大切ですよね。机を動かしたり、グループワークをしたりといったクラスルームマネージメントは私にとっても大きな課題です。授業で眠くならない工夫をする方がはるかに大切ですよね。貴重なアドバイスありがとうございました。
TEX加藤 | URL | 2010/06/17/Thu 08:31 [EDIT]
アメちゃんですね
はじめまして!

いつも読ませていただいています。ためになる記事をありがとうございます。とても勉強になっています。

記事を読んでみて、大阪のおばちゃんを思い出してしまいました。アメちゃん。

私は面白いので賛成です。大学生は大人、息抜きで楽しんでいると思いますよ。
そう言えば高校生のころ、席順が成績順だったのを思い出しました。(テストの成績が悪い人は前になります)これも楽しかったといえば楽しかったです。
arbee | URL | 2010/06/18/Fri 06:52 [EDIT]
arbeeさん
私も関西人なので、配布する時はおばちゃん気分です。

夜の補講は学生にとってはかなり苦痛なので、息抜きになればと思っていますが、
エスカレートしないように気をつけないといけませんね。まあ、それはないですけど。
せいぜい今度はチョコがいい、っていう程度です(笑)
TEX加藤 | URL | 2010/06/18/Fri 19:46 [EDIT]

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