文脈VS語法
先日の記事でご紹介した通り、パート5で、同品詞の単語が4つ選択肢に並んでいた場合、多くの場合は文脈で解けますが、動詞の場合、それに加えて語法の視点を持つと視野が広がってより正答率が上がります。特に、同じような意味の単語が選択肢に並んでいたら要注意です。

たとえば、

Tex Kato will ------- New York next month.
(A) visit
(B) arrive
(C) go
(D) come

とあったとして、これはいくら文の意味を考えても解けません。もちろん、ここで問われているのは、他動詞か自動詞か、ということです。前置詞なしに直接目的語を取れるのは(A)だけだから、ここは(A)が正解ということになりますね。

Tex Kato ------- to help us.
(A) offered
(B) invited
(C) allowed
(D) discussed

はいかがでしょうか。これも、文の意味に合うのはどれかな、などと考えていたら解くことはできません。選択肢の中で唯一直接to不定詞を取れるのはofferだけなので、正解として(A)を選びます。この他、assure人that節やsuspect that節など、特定の文型を取れるものがこれしか選択肢にないからこれが正解、となる出題例も実際にあります。

ところが、書店に並んでいるTOEIC関連の参考書をパラパラと眺めると、こうした問題についても、正解以外の選択肢は意味が文の内容と合わないから間違い、と解説されているケースもあったりします。でも、それだと、単語の意味をとにかく覚えなければ、と読者は思うでしょうし、せっかく意味を覚えたにもかかわらず類題が解けない、という結果になってしまうのではと思います。

もちろん、上記の問題も、そういう細かい文法事項は知らなくても、英文にたくさん触れて英語感覚を磨けば、正解を直感で選べるでしょう。それが理想的な形だと私も思います。とはいえ、そこまで到達していない大半の受験者の方は、最初はやはりしっかりと出題されたポイントを押さえ、ロジカルに解かれるのがよいのではないかと思うのです。

ちょっと上級者向けの視点ですし、一回の試験で出ても1-2問ですが、受験参考書では「動詞の語法」はメインの出題項目の一つとしてしっかりカバーされていますから、そうしたものに目を通されるのもよいかと思います。

これは自戒も含め、しっかりと毎回TOEICを受験し、出題ポイントを的確に把握し、それを読者なり生徒さんなりに還元していくことがTOEIC講師には必要だと感じます。私もまだまだなので修業しなければいけません。

ということで今日のポイントは、「動詞が4つ選択肢に並んでいる問題を解く際は、頭の片隅に語法の視点を持っておこう」でした。


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Comment

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TEXさん、
こんにちは!

そうそう、
私はまさにこういう視点でPart5が解けるようになりたいんですよ。
多くの書籍では、「英語的な感覚」とか「4つの中では最も合う」と
軽く流されている問題の中には、この語法的な視点で解けるものが
実はあるのではないかと思っています。

偶然ではありますが、今日の私のブログの記事は、その語法問題に
フォーカスしたTOEIC本への私の妄想です^^;

半分ジョークで半分マジです(笑)

OJiM | URL | 2010/03/25/Thu 10:35 [EDIT]
OJiMさん
こんにちは。「たまに出るボキャブラリー」、最高ですね。
神崎さんには是非「出ない順に学ぶボキャブラリー」も書いてもらいましょう(笑)

語法はまあ出ても毎回1-2問ですからね。本にすると効率は悪そうですが、990を狙う
ニッチ市場には需要がありそうです。
TEX加藤 | URL | 2010/03/25/Thu 10:53 [EDIT]

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