「頭がよくなる魔法の速習法」
「頭がよくなる魔法の速習法」(園善博著 中経出版)という本のご紹介です。タイトルはかなり怪しくて、うさんくさい匂いがプンプンしますが、店頭でパラパラと立ち読みしたところ、内容はまともそうだったので購入。「速読」を中心とした学習法について、とても参考になる部分がありました。著者は、「速読」の専門家の方です。

以下は、「速読」に関しての引用ですが、TOEIC対策に置き換えてみます。

「既有知識」を増やせば、自然と本を読むスピードも速くなる。
速く読むから多く読めるのではなく、「多く読むから、結果的に速くなる」


まずは、自分がどの程度の「既有知識」を持っているかを、模試や実際のTOEICを受験することで把握し、まったく知識がなければ、入門書からコツコツ勉強し、ある程度知識が増えれば、足りない部分を補強することを意識して対策に取り組むのが効率的です。著者は、「既有知識」と「詳細把握」の両輪で読解スピードが速くなる、と書いています。

「目的を明確にして、それを達成するための条件を整えるとともに、達成したいという欲求を強く持ち、うまくいった自分をイメージする」

まず、「目的意識が明確になると処理速度がアップする」と書かれています。私が本を読むのが比較的早いのも、「この本を読むことで、自分は何を得たいのか」を念頭に置いて読んでいるからですし、パート7でも、設問で問われている点を意識して文書を読むと、処理速度が速くなります。また、目標達成のための環境を自分で整え、成功イメージを持つことが大切だという点は、私も同感です。ブログもその一つの方法です。

まず、下見をして、「だいたいこの本には、こういうことが書いてあるんだな。全体の雰囲気、流れはこういう感じなんだな」ということをつかんでおきます。すると、意外なほどに、2回目に読むときの吸収率は変わってくるのです。

これはパート7でも同じです。最初にざっと文書に目を通し概要を把握した上で、設問に目を通し、問われているポイントに絞って文書を再度読めば、1回目よりも読むスピードが速い上に、より詳細な内容が頭に入って来ます。

最後に、この本でも触れられていますが、東大の脳科学の池谷先生が提唱していらっしゃる、効果的な復習のタイミングをご紹介します。

1回目の復習 学習した翌日
2回目の復習 学習した日から1週間後
3回目の復習 学習した日から2週間後
4回目の復習 学習した日から1カ月後


1か月以内に復習しないと、全て人間の脳は忘れてしまうそうです。また、この本の中では、読んだ本の内容を「人に話す」(1カ月に3人)と学習効果がアップする、とも書かれています。これはとても効果がありますよ。例えば、パート5の問題を、人に解説してみたり、もしくは、自分でレクチャーしてもいいと思います。それができれば記憶に定着することは間違いありません。

個人的にはこの他、「トレーシング・リーディング」というスキルがとても興味深かったのですが、ネタばれになりますし、エッセンスでの授業に役立てようと思いますので、ご興味のある方は本を購入してお読みください。


参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

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| | 2010/02/28/Sun 11:31 [EDIT]
隠しコメントさん
despairの、to stop having any hope that a situation will change or improve
という英英辞典の意味は、「状況が変わったり良くなったりするかもしれないという希望を持つことを止める」という意味です。

ですので、「despair of~」であれば、「~できるかもしれない、という希望を持つことを止める「~することをあきらめる」「~できないとあきらめる」ということです。

頂いた例文ですと、

despair of ever seeing her again

なら、「彼女にいつか再び会えるかもしれないという希望を持つことを止める」「彼女といつか再び会うことをあきらめる」「彼女にはもう会えないとあきらめる」という意味です。

they'd almost despaired of ever having children

は、「いつか子供ができるかもしれないという希望を持つことを止める」「子供ができないとあきらめる」という意味です。ちょっと悲しい例文ですね。
TEX加藤 | URL | 2010/02/28/Sun 11:53 [EDIT]
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| | 2010/02/28/Sun 12:38 [EDIT]
隠しコメントさん
今の状況は、「彼女に会えない」です。その状況が変わればいいなという希望を捨てたわけです。despair of~は、「~という希望を捨てた」と考えるといいのではないでしょうか。

日本語で考えても、「絶望した」は「希望を捨てた」ということですよね。ところが、

「彼女に会う」という希望を捨てた

を、「絶望する」を使って言いかえると、

「彼女に会えない」と絶望した

と逆になりますよね。そのまま「彼女に会う」を代入することはできません。

英英辞典はあくまで言葉のニュアンスを知るためのものですから、「~という希望を捨てた」
というニュアンスを掴まれればそれでよいのではと思います。単語の意味の説明文も、あくまで語の意味を説明するためのものですから、「~という希望を捨てる」「~をあきらめる」という意味を掴み、実際にご自身で例文を読んだり作ったりしてニュアンスを掴んでください。せっかくのよいチャンスですから、英辞郎等を活用し、despairの感覚を身につけてください。
TEX加藤 | URL | 2010/02/28/Sun 13:20 [EDIT]
関係のない話で恐縮ですが、
以前このブログで
アメリカ人並みに英語が流暢に話せる「和製ネイティブ」の方を紹介していましたよね?その方の名前って、何でしたっけ?明石屋さん?明石さん?
この人についての記事は、カテゴリの「英語雑談」、「その他」、「TOEIC雑談」、「英語雑談」のどこにはいっていますか?
教えていただけたら幸いです。難波の寅さんより
ボク | URL | 2010/02/28/Sun 13:23 [EDIT]
ボクさん
「和製ネイティブ」ですか。誰だろう。明石康さんについては一度ご紹介したことがありますが、和製ネイティブという紹介ではなく、英語そのものより話の中身が大事、というニュアンスでご紹介しました。以下の記事をご参照ください。
http://texkatotoeic422.blog33.fc2.com/blog-entry-253.html
TEX加藤 | URL | 2010/02/28/Sun 13:32 [EDIT]
こんにちは。いつも楽しくブログを拝見させていただいています。
私はTOEICでReadingの方が点数低いので、とても参考になりました。

特に私はAMの「文書の中の情報をもとに推測できる」という箇所が弱いのですが、どうすれば改善できるでしょうか?

Tonta | URL | 2010/02/28/Sun 17:36 [EDIT]
Tontaさん
こんにちは。そのスキルを伸ばすには、しっかりと文脈を理解する力を身につける必要があると思います。例えば、公式問題集を解く際、ただ正解すればOK、ではなく、文書全体の意味を理解するようにしてみてください。その文書の目的が何で、各段落がどういう話の流れになっているのかをしっかりと確認し、全体像をとらえるようにしてください。文書全体を頭の中で要約されてもいいですね。
TEX加藤 | URL | 2010/02/28/Sun 20:20 [EDIT]

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