英語は言葉
ふと思ったのですが、TOEICを受けている時、私は、問題製作者やナレーターと対話している気がします。以前はそんな感覚はなかったのですが、何度も受験しているうちに、そういう感覚を覚えるようになりました(変態) 相手との対話に慣れてきたので、間違った応答をして相手を怒らせることがなくなった印象ですね。今回のAMはまだ届いていませんが、多分全問正解か、間違っても1問だと思います。

パート1やパート2では自分で答えを予想して、答えが読みの範囲内なら、「やっぱりそうか」と思ったり、意外な答えなら「そう来るかあ」「え、そんな返しありなん」と関西弁で感心したりしています。パート3や4は会話やトークを自分がその場で聞いているイメージで解いていますね。「ロバートもついに定年退職かあ。30年もよく頑張ったよなあ」なんて思いながら(笑)

パート5では、問題文をすべて読み、問題製作者がその一文で何を伝えたいのか、それを感じるようにしています。TOEICのパート5の文って、俳句のような美しさがあるんですよね。12-26ワード程度の一文で、使える単語の範囲やシチュエーションが決まっているのに、それでいて毎回新しい珠玉の問題を創造する製作者の人ってすごいなあと思いながら解いています。もちろんロジカルに考えて解いてはいますが、相手が何を伝えたいのかが文面の向こうから感じられるようになったので、極端に間違える数が減りました。

パート6も、最初から最後まで読んでいます。この問題製作者の人は、この文で何を訴えていて、何を問いたいのか、それを考えながら解いています。全体像をとらえるようにすると、このパートも間違える数が減ります。文書全体の大きな流れがつかめていると、その流れに合う答えって、パズルのピースと同じで他にないんですよね。

パート7は、メールや手紙ならそれが自分に届いたイメージで読み、広告も自分で読んでいるイメージで解いています。「お、このクーポンを持って行けば8月末までピザが30%引きか」とか。また、パート7では、これは一問の例外もなく、必ず正解の根拠となる情報が本文にあるので、「どこにあるのかなあ。お、あった」などと思いながら解いています。その情報さえ見つけることができれば、理論上は100%正解できます。

また、問題を解きながら、自分がサラリーマン生活で経験したいろいろな出来事がオーバーラップしたりもします。「こういうことあったよなあ」とか。そういう意味では、サラリーマンとしてのビジネス経験は、TOEICの問題を解く上では有利ですね。特にリスニングでは、割と鮮やかにそれぞれのシーンがイメージできます。

TOEICは英語の試験ですが、英語って言葉です。確かにテストテクニックはスコアアップには必要ですが、そうしたテクニックを超えて、言葉としてTOEICの問題を感じることができるようになると、TOEICの英語が生きた英語として感じられて、スコアも上がると思うんです。TOEICの問題から、話し手や書き手が伝えたいことをしっかりと感じて、それを理解することって大切だと思います。単に英語の試験として受験すると苦痛ですが、相手が伝えたいことを理解するぞ、という姿勢で臨めば、少しは試験が楽しくなるのではないでしょうか。


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Comment

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TEXさん、

今回の記事、最高です。TOEIC愛に溢れてて。
自分も含めて、TOEICが好きで、TOEICで英語学習を継続している人達にとってはこの文章を読むとモチベーションがあがります。

ありがとうございます。
OJiM | URL | 2010/02/24/Wed 01:34 [EDIT]
OJiMさん
え、そうでしたか(笑) TOEICってテストですが、どれだけコミュニケーションができるかを測定したいテストなわけですよね。ということは、相手と上手にコミュニケーションを取ることができれば必然的に英語のコミュニケーション力がUPし、スコアも上がるはずです。まあ女性とのコミュニケーション能力の弱い私が言うのもなんですが(笑)
TEX加藤 | URL | 2010/02/24/Wed 09:27 [EDIT]
自分のこととして考える
5月のTOEICを受ける方が、うちのミニ塾にも2人いらっしゃいます。
そのうち1人は海外旅行が大好きなのですが、「旅行の日程変更」だの「レストランのメニュー」だの、彼女が実際に経験したものに関しては、リスニングもリーディングも絶対にはずさないのです。「読解特急」のマーメイドダンスの問題も、生まれて初めて解いた両文参照型だったのにきっちり解けていました(これ難しいですよね!?私も時間がかかった覚えがあります)。海外旅行に関する問題だったら、自分がその場にいるつもりで解けるのだそうです。

Part6のお話、肝に銘じます。未だに苦手意識がついてまわります。Part6の問題をなくして、その分12問をPart7にしてくれればいいのにと何度思ったことか・・・
書き手の意図を考える練習をしてみます。
izumi | URL | 2010/02/24/Wed 10:25 [EDIT]
たかが言葉、されど言葉
まだ1月の結果発表から傷が癒えていませんが、とりあえずリスニングBOXをしつこい位やってます。やっぱり、繰り返し聴いていると、特にPART3とPART4は徐々に感情移入してきますよね。登場人物の一人ひとりが何だか愛おしくなってきます。TEXさんのおっしゃるとおり退職者のスピーチなんて何だか泣けますよお。楽しみながら実力アップですね。
Rabbit | URL | 2010/02/24/Wed 18:19 [EDIT]
elilin
やっと900を超えた私などがこんな風にいうのは少々おこがましいのですが、TEXさんのおっしゃることがなんとなくわかるような気がします。
これまでの受検では、問題に置いていかれないように常に神経を集中して、緊張して問題と格闘していました。
でも先日試験を受けている最中にふっと力が抜けて、リスニングや長文問題が楽しくなったんです。まるで自分がその会話やメッセージをその場でじかに聞いているような感覚になり、設問に対しても「そうそうこの長文の内容ならそれが気になるところだよねぇ」と同感したりして。。。(変な人ですね。。。)
マークの塗り間違えにあせったり、アクシデントはあったものの、そのテストで初めて900をこえる結果を手にすることができました。

ある程度TOEICを受け続けると、TOEICの神様がおりてくるんでしょうか。。。



| URL | 2010/02/24/Wed 22:33 [EDIT]
izumiさん
おおっ。まさに「好きこそものの上手なれ」ですね。そういう得意ジャンルを上手に
伸ばしてあげられるとよいですね。パート6は意外とエアポケットになりがちなので、
落ち着いて全体を俯瞰してとらえて解くとよいですよ。
TEX加藤 | URL | 2010/02/24/Wed 22:58 [EDIT]
Rabbitさん
反省すべき点は反省しつつ、前に進みましょう。感情移入すればスコアは必ず伸びます
から、その調子で楽しみつつ学習を継続してください!
TEX加藤 | URL | 2010/02/24/Wed 23:01 [EDIT]
elilinさん
試験が試験でなくなり、無意識化され、楽しく感じられると、きっとスコアは伸びます。
TOEICの神様というより英語の神様がきっと降りてくるんでしょうね。
TEX加藤 | URL | 2010/02/24/Wed 23:04 [EDIT]
>>今回のAMはまだ届いていませんが、多分全問正解か、間違っても1問だと思います。

私も、このような域に出来るだけ早く到達したいものです(笑)。今までは、目標達成を第一にTOEICを受験してきましたが、目標は一応達成しましたので、今度のTOEICでは「楽しみながら解く」ことを第一に受けようと思っています。プレッシャーも何もないわけですしね。

それが出来て、最高点という結果がついてくれば、これ以上に嬉しいことはないと思うんですよね。
伊角 | URL | 2010/02/25/Thu 10:53 [EDIT]
伊角さん
え、まああまりTOEICマニアになられるのはお勧めしませんよ(笑)
楽しく英文に接して、それを自分のものにして、結果としてスコアが上がるのが理想的
ではないでしょうか。是非ご自身の好きなジャンルで英語学習に励んでください。
TEX加藤 | URL | 2010/02/25/Thu 11:21 [EDIT]

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