夢をかなえる勉強法
「夢をかなえる勉強法」(伊藤真著 サンマーク出版)をご紹介しようと思ったのですが、あまりに参考になる部分が多いため、第一章の「いちばん大切なこと」の中から、TOEIC受験者の皆さんにとって特に役立ちそうな部分に絞ってご紹介します。¥1000以下で買える本ですので、是非書店にてお買い求めください。

「全体像をつかむ」
何かを学ぶときには、まず全体を意識する。「木を見て森を見ず」ではなく、森から見ていくのだ。


当たり前の話ですが、幾らたくさん問題を解いても、本番では未知の問題に必ず出くわします。そうなった時、全体を俯瞰して見ることができると、その問題が全体としてどういった位置づけにあって、どういうことが問われているのかが分かり、対応することができます。

例えば、TOEICの本番で見たことのない単語の品詞問題が出たとします。品詞問題で問われるのは、名詞・動詞・形容詞・副詞のいずれかです。このうち、名詞は主語、目的語、補語の役割、動詞は主語の動作や状態を説明する役割、形容詞は名詞を説明する役割、副詞は名詞以外を説明する役割をします。

こうした品詞の役割分担が分かっていれば、たとえ単語の意味が分からない未知の品詞問題が出ても、間違うことはありません。空欄がその文の中でどういう役割をしているかが分かれば、例外なく解くことができます。しつこく記事で書いていますが、中学校レベルの基本単語・基本文法が大切です。それが100%分かっているかどうかで未知の問題への対応力が変わってきます。


「つねにゴールからさかのぼって今を考える」
勉強はやみくもにやればいいというものではない。ゴールを意識し、ゴールに向けて着実に力を積み上げていくのが、合理的な勉強法だ。


たとえば、皆さんが990を目指しているとします。そうすると、ミスが許される上限は、回やフォームによっても異なりますが、通常、Lが3問、Rは2問です。つまり、これ以上間違うと990は取れないことになります。そうであれば、自分が今それぞれのパートで何問程度ミスをしていて、どういう問題をどういう理由で間違っているのかを分析し、ミスをしないようにするにはどうすればよいかを考えて対処すればいいことになります。

やみくもに990を目指すのではなく、Lのミスを3問以内、Rのミスを2問以内にするというゴールを設定し、そこに向かって具体的な対策を講じるのが効率的です。990ではなくても、目標にしている点数から、今の自分のスコアを逆算し、何をすればいいのかを考えてみましょう。もちろん、TOEICや英語学習が自分にとってどういう意味があり、何を目的としているのかを考えてみることも大切です。


「試験に関係のない『有効な無駄』も必要」
「有効な無駄」とは何か。それは試験には直接関係ないが、本質を知る上でとても大切で、真のゴールに到達するために必要な知識のことだ。


これはTOEICでも言えますね。日本語の本をたくさん読んだり、英語をアウトプットしたりすることは、TOEICのスコアとは直接の関係はありませんが、スコアアップにつながります。究極的には英語力を向上させることが、TOEICのスコアをアップさせるだけではなく、使える英語を身につけ、人生を豊かにすることにつながりますから、単なる試験勉強だけではなく、「有効な無駄」を積み重ねることも大切ではないかと思います。

今日・明日と終日、アルク主催のTOEIC指導者養成セミナーに参加してきます。昨年参加してからもう1年が経ったとは早いものです。昨年と同じ内容の講義を聞いても、講師になった今は昨年よりも得られる部分が多いと思います。しっかりと勉強して、エッセンスの生徒さん、ブログ読者の皆さん、セミナー参加者の方々にノウハウを還元したいです。


参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

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Comment

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心にしみました
昨日、今日の記事に感動です。
同時に自分がやってきたことが正しいと改めて確認できました。
ありがとうございました。

自分の経験ですが・・・

時間がない => 優先順位の問題ですね。
            目指すゴールを本気でかなえたいと考えていれば
            他人の目など気にせず、くだらないつきあいを減らすこと
            で解決できると思います。
            グダフダ会社に居残る。なんでもかんでも飲み会に
            つきあうというのは、自分の立ち居地に自信がないから
            だと思いませんか?

継続    =>  一人でやっているとしんどくなるときがあります。
            でも成功している人とか、がんばっている人から
            エネルギーとやる気をもらえるように努めることで
            モチベーションを高めることができると思います。
            要するにゴールの実現イメージを常に確認すること
            ですね。
            やまない雨はない、明けない夜はない。
            結果が出ないのは、ちょっとだけやり方がおかしいだけ
            基本・原点に返ろう!
            
基礎     => これは苦手ですが、最重要課題です。
            スポーツの筋トレや朝の歯磨きのように儀式にして
            しまえば 自分の気持ちにスッキリとけじめがつくような。

えらそうですみません・・・
カズ | URL | 2010/02/06/Sat 09:26 [EDIT]
カズさん
皆さんそれぞれにいろいろな事情があって、英語学習の目標は違うでしょうから、私の意見ga
絶対的に正しいというつもりはありません。ですが、時にはこうして講師として自分より遥かに上を行く先人の方の意見を聞いて、参考にすると、得るところはあるのではないかと思うんです。豊富なビジネス経験に基づくご意見、ありがとうございます。
TEX加藤 | URL | 2010/02/06/Sat 23:04 [EDIT]
あたあさん
コメントありがとうございました。検閲みたいで恐縮ですが、管理人判断により、コメントは削除させて頂きました。ご了承頂けると助かります。
TEX加藤 | URL | 2010/02/06/Sat 23:06 [EDIT]
夢をかなえる勉強法
TOEICで一定の点数を目指している人は巷に数多いらっしゃることでしょうね。人によって状況が違いますから、その目標点が990点だったり900点だったり、仕事上のマストだったり、あんまりないけどひょっとしたら趣味だったりするわけですが、本来は、その先に見えているもの、真に目指しているものが何なのかが重要なのだと思います。多くの場合、TOEICはそのための一つの手段に過ぎないわけですから。このブログで大切なことは、人によってそういった様々な境遇の違いがあることを前提としつつも、互いに前向きに研鑽していくことなのだと理解しています。明日は久しぶりに休みなので、伊藤先生の著書を買い求めに書店に行きたいと思います。新しい本を買いに行くワクワク感は何歳になっても変わりませんよね?TEXさん、いつも貴重な情報有難うございます。
Rabbit | URL | 2010/02/06/Sat 23:19 [EDIT]
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| | 2010/02/06/Sat 23:22 [EDIT]
Rabbitさん
伊藤さんの本は、もしかすると大手の書店にしかないかもしれません。同じ内容でハードカバーとポケット版が出ていますので、安価なポケット版をお勧めします。是非読んで頂いて、何かしら参考にして頂ける部分があればと思います。
TEX加藤 | URL | 2010/02/06/Sat 23:51 [EDIT]
TEXさん、
こんにちは!

良い本の紹介ありがとうございます。
>ゴールを意識し、ゴールに向けて着実に力を積み上げていくのが、合理的な勉強法だ。

特に、社会人英語学習者は学習時間がなかなか確保できないので、この点を意識することが大切だと思います。そのためには、ゴールと今の自分の間に何があるのかを認識することが重要になりますが、これが分かっているようで実は分かっていなかったりします・・。

同じことは、企業のビジネス戦略でも言えると思いますし、スポーツでも目標に向かってチームを強化するために最も大切な事だと思います。

岡田ジャパンとオシムジャパンの違いはそこにあり、昨夜の情けない試合の原因は・・・

スミマセン、話がズレました。
OJiM | URL | 2010/02/07/Sun 08:48 [EDIT]
OJiMさん
さすが監督、代表を見つめる目が厳しいですね。その厳しい目がセミナーで私に
注がれないことを祈っています(笑)
TEX加藤 | URL | 2010/02/07/Sun 21:07 [EDIT]
う~む、奥が深い
ご紹介いただきました「夢をかなえる勉強法」を早速書店で購入し、昨日一気読みしてしまいました。確かにあまりにも参考になる点が多すぎて一言で感想を申し述べるのは憚られますね。あえて、一番心に響いたフレーズを選ぶとしたら、「本当にダメだ、もうあきらめようと思ったときが、実はいちばんゴールに近いのだ」ですね。さしあたっての僕のゴールは目の前かもしれません。そんなわけでもう一度だけ頑張ってみることにします!
Rabbit | URL | 2010/02/08/Mon 13:13 [EDIT]
Rabbitさん
あ、読まれましたか。同じようなことが、「続ける力」の方に書かれていましたから、
そちらもお時間あればお読みください。新書なので手軽に電車の中で読めますし、
さらに心に響くのではと思います。
TEX加藤 | URL | 2010/02/08/Mon 15:11 [EDIT]

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