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ピカソの再来?
7歳の英少年が「ピカソの再来か」と話題、世界から注文

との記事を読みました。私には絵のことはさっぱり分かりませんが、自分が7歳の頃はウルトラ怪獣とか描き殴っていましたからね。それからすると凄いとしか思えません。面白そうな内容だったので、いろいろな記事を読んだのですが、News紙のこの書き出しには笑ってしまいました。

A street scene from the paintbrush of a child usually involves triangle-topped boxes for houses. And often an unnaturally large dog.

子供の絵といえば、三角屋根の箱型のお家とありえない大きさの犬って(笑) 

以下は、ガーディアン紙のインタビュー記事の中からの抜粋です。かなり高度な英文ですが、TOEICの問題形式にしてみました。

While Kieron Williamson is a very normal seven-year-old who uses his words -------, what slowly emerges on the small rectangle of paper in his kitchen is extraordinarily eloquent.

(A) lately
(B) distantly
(C) frequently
(D) sparingly

いかがでしょうか。(A)と(B)は違いそうですよね。「ごく普通の7歳の子が言葉をどのように使うか」を空欄の副詞が説明しているので、「最近」とか「遠く」では文意が通じません。残った(C)(D)のどちらが正解かは、カンマ以降の文を読むと分かります。

whatはthe thing whichですから、「台所(キーロン君が絵を描く場所)の、小さな長方形の紙の上に次第に現れるものは、並はずれて雄弁(extraordinarily eloquent)だ」が文意です。つまり、彼の描いた絵が多くを語る、わけですよね。で、この文の冒頭にある接続詞のWhileは対比を表わすので、対照的な内容がカンマの前に来ることになります。

ということで、正解は、(D)sparingly「(言葉などを)控える、慎む」です。ロングマンによると、using or doing only a little of somethingの意味です。つまり、「本人はあまり話をしないけれども、彼の描く絵は雄弁だ」ということです。

ちなみにガーディアン紙の記事はこちら、彼の描く見事な作品の数々はこちら、をご覧ください。絵の見事さにはびっくりしますね。

あ、最後になりますが、森鉄さんが2/11(祝)にセミナーを開催されるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。6時間のセミナーとはさすがに若いですね。森鉄さんが自らの文法やTOEICに関する知識のすべてを披露されるとのことですから、ご興味のある方、参加を検討されてはいかがでしょうか。


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Comment

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宣伝ありがとうございます
セミナーを宣伝していただきありがとうございます。

お礼といっては何ですがインターネットラジオで「もっとも本番に近い本」として読解特急ばっちり紹介しました!

いよいよ本も終盤ですね。3月同日発売ができるようお互いがんばりましょう!P.S.もしかしたらまた試験会場であうかもですね

Morite2 | URL | 2010/01/29/Fri 23:18 [EDIT]
Morite2さん
いや、こちらこそ、セミナー告知ありがとうございます。

あ、そうですね。会場で会うかもしれませんね。互いに990目指して頑張りましょう。
TEX加藤 | URL | 2010/01/30/Sat 00:17 [EDIT]
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| | 2010/01/30/Sat 00:41 [EDIT]
隠しコメントさん
おおっ。素晴らしいですね。チャンと解いた問題を覚えて応用できると、記憶に定着しますから、本番も是非頑張ってください。
TEX加藤 | URL | 2010/01/30/Sat 09:23 [EDIT]

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