ということで、パート7を終わらせるためのちょっとしたコツを今日はご紹介します。対象者は初中級者です。これ、教えたらアカンことになってるんやけどなあ。しゃれならんなあ(ガネーシャ風)。
まず、時間管理ですが、パート5が終わった時点で14時、パート6が終わった時点で14時10分を一つの目安にします。まあこれは普通やりますね。その基準時より早ければOK、遅ければピッチを上げないといけません。ですが、普通の受験者は、「まあ、パート7で挽回すれば何とかなるだろう」程度でこのあたりではのんびりしているわけです。
私が思うに、受験者のほとんどが焦るのが、最後の最後だと思います。つまり、残り5分とかになって、「おわっ。後15問もあるで」と。そうならないために、まずは当然パート5・6終了後に時間を確認して、基準時を過ぎていたら、とりあえず品詞問題等を優先して、語彙問題や時制の問題は間違ってもいいので適当マークで次に進まなければいけません。
で、パート7に50分を残してスタートするわけですが、ここでもいちいちパッセージごとに、「いやあ、今のパッセージ、4問を3分で解いたのかあ。俺ってやるなあ」などと時間を測ることは不可能ですし、無意味です。どの程度のスピードで解けばいいのかは普段の学習で感覚として把握する必要はありますが、その体感スピードでシングルパッセージを最後まで解きます。
その際に重要なことは、難しい問題を捨てる、ということです。特に、NOT問題や、infer, imply, suggest系の推論問題等で時間を使わないことが大事ですね。じゃないと、シングルパッセージを終えたら残り5分、なんてシャレにならない状態になってしまいます。その他の細かいテクニックはここでは割愛します。
で、シングルパッセージが終わった時にちらっと時計を見て、14時40分より早いようならOKです。それより遅いようならピンチですね。そこまで1問1分ペースで解けていないのに、残り10問で突然解くペースが速くなるわけはないので、このままだと終わらないことになります。なので、残り時間と自分の実力を照らし合わせて、解けそうな問題数を頭の中で冷静に計算し(焦っていると難しいのですが)、問題の取捨選択を行わなければいけません。
で、私が今日お薦めしたいのは、191番の問題を解く時点でもちらりと時計を見ることです。残り10問ですよね。そこで14時45分近辺であることが理想ですが、縁起でもないことに、14時50分を過ぎていたとします。例えば、14:53だったとします。そうすると、残り7分で10問を解くのは、初中級者にはまず不可能です。ここで一番いけないのは、「うわ、時間ないぞ。とりあえず行くところまで行って、残りは塗り絵じゃあ」と特攻精神で突き進むことです。これでは運が良くても半分正解できるかどうかでしょう。
なので、191の時点で、残り7分だったとしたら、残り二つのパッセージそれぞれで3問ずつを解くことを目標に切り替えます。2問ずつは勘でマークしてください。じゃあ、どういう問題から解くべきなのか、ということですが、おおよそこんな感じです。
解くべき問題
1. 同義語問題
2. 1問目
3. When, Who, Where, Howで始まる問題
4. 選択肢が単語レベルの問題
解いてはいけない問題
1. Infer, Imply, Suggest形の推論問題
2. NOT問題
3. What is true of~? や Which~?のような照合問題
すばやくパッセージの5問に目を通し、同義語問題があったらまず解きます。ただし、分からなければ粘ってはいけません。すぐに1問目に移行してください。1問目は、ほぼ9割方1つ目のパッセージに答えのヒントがあるので、推論問題でなければ頑張って解いてみてください。後は当然ですが、Who, When, How much等で始まる設問や、選択肢が単語レベルの具体的な情報を問う問題を優先します。で、5問中自分が解くべき3問を素早く見極め、それだけを解きます。残り2問は勘マークです。次のパッセージも同じ作業を行います。このやり方なら、悪くても半分は取れる計算です。
と、今日は本番で大ピンチになった場合のちょっとしたコツをご紹介しました。上級者の皆さんでも、この191番の時点で時間をチェックする、は使えるので、是非試してみてください。
あ、そういえば先日行ったヒロ前田さんとの対談の音声がUPできるようになったのですが、やり方が分かりません(笑) 前田さんのメルマガのリンク先を待って、後でそれを張り付けるか(他力本願寺)。
参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。




“で、シングルパッセージが始まった時にちらっと時計を見て、14時40分より早いようならOKです。” の部分ですが “シングルパッセージが終わった時”OR“ダブルパッセージが始まった時”かと思いますが。。。
これまでのTOEIC受験経験から時間管理の重要性は体で感じているはずなのに、毎回かならず沼にはまってめちゃくちゃになります。
2009年11月では、まずPART6で答えが決まらず大幅に時間ロス、頭がカカーッとなりました。PART7のSP最後のarticleでも粘りに粘って解答、達成感とともに時計を見たら14:46!!・・・DPは半泣きで解答、終了後はもう真っ白。文字通り憔悴です。
私のTOEIC受験はいつも時間の経過とともに賑やかになります。制限時間という可燃性物質が心にトクトク注がれて、中盤以降にぶわっとくる感じ。メンタル面が弱いのかなあ・・・
Part7のアドバイス参考になります。
Part5・6で[悩まない][止まらない][悔やまない]を心がけているので、最近は何とか塗り絵を避けることが出来るようになりました。
さて、感覚的な話になりますが、Part7は191~195よりも196~200のほうが比較的簡単な気がするのですがいかがでしょうか?
200まで読めるレベルの人にとってはある程度の読解力があるので、2つのどちらが難しいのか判断しずらく、一方、最後まで読めないレベルの人にとっては、問題そのものを読んでないので、どちらが難しいのか判断できない。それ故、確認が非常に難しいのですが・・・
以前、残り10問で6~7分ぐらいしかないレベルとき、191~195を飛ばし196~200の5問を確実に取りに行く作戦を2回ほどしましたが比較的上手く行きました。
【メリット】
・気持ちの整理ができて、残りの5問に集中できる。
・読まなければならないパッセージを2個に絞れる。
【デメリット】
・5問を捨てる覚悟が必要。
・本当に196~200のほうが簡単なのか不明。でもTOEICは全体的に各Partの最後より少し前が難しいような。
以上、僕なりのPart7対策です。
私はSPの最後の1,2問がいつも難しく感じます。私の場合大体14時半の段階でSPが2つ残っている状態です。難しいSPのラスト2問よりWPの方が点が取りやすい気がしているので、いつも14時半になったらSPを2問残したままWPに移ります。
12:30からWP1問を5分目安でやって予定通り14時50分にWPが終わればSPに戻り、WPで時間がかかり14時55分に終われば、SPラスト2問のどちらかを焦り幕って解くというパターンです。これでうまく行くこともあればやっぱりうまく行かないこともあります。
この方法は難しいSPを捨て比較的気持ちに余裕を持ってWPに取り組める利点はありますが、一方で行ったり来たりすることで時間的ロスやマークミスなどを招きやすいという欠点もあると思っています。次回は今回教えて頂いた時間管理を心がけてやってみようと思います。
ちなみに、TEXさんの感覚でSPの最後の方の問題とWPの問題ではどちらの方が解きやすいと思われますか?
最高点を取るには、
①ケアレスミスをしない
②なんとなくで答えを選ばない
私の場合は、この2つを順守しなくてはいけません。なので、以前加藤先生が仰っていた『detective』の概念を大切にして受験しようと思っています。名探偵のつもり?で、全ての答えの根拠をしっかりと見つけて答えることができるよう精進したいと思います!!
諸事情により、1月は受験できないので、3月に頑張ります(汗)。
名前に“ちゃん”が抜けていましたね。
質問があるのですが。。。
いつも質問を先に読もうか、本文から先に読もうか迷います。 なぜなら疑うことを知らない乙女(?!)はキーワードだけに飛びついて(さらにキーワードを探すのが下手で時間がかかる)まんまと罠にはまること数知れず。時間のプレッシャーもありETSの良い餌食になっています。
で、疑り深くなり、今は本文の総てを先に読んでいます。そのスタイルにしてからどうにか400点が採れるようにはなったのですが、今度は なんだ、質問を先に読んでおけば こんなに読まずに済んだのに、ということが増え。。。
とりあえず最後まで行き着きますが、200問目を塗り終わった時がほぼ終了時間です。 もう少し時間があれば、きちんと読める分、ミスが少なくなるのではと思っています。 TEXさんは全文読むということでしたが、質問はいつ読まれているでしょうか。 教えていただけますでしょうか。
幸いです。この間のTOEICはあのSPの記事がキーでしたね。あれで苦労している人が
多かったと思います。毎回そうなるんだよな、と意識していると本当にそうなって
しまうので、今回はいけるはず、と根拠のない自信を持って試験に臨んでください。
191-195と196-200の難度の関係はよく分かりませんが、11月は、序盤に難しいのが
来てましたね。後半の二つが前半より簡単でした。ただ、恐らく難度に傾向はないと
思いますので、おっしゃる通り、気持ちの問題の方が大きいと思います。12月に受けた
IPは受験者にとどめを刺すかのように最後のDPが鬼のように難しかったですから(笑)
SPの最後の問題とDPであれば、一般的にはDPの方が解きやすいと思います。
DPはパッセージが2個ありますが、一つ一つのパッセージ自体の長さは短いので。
ただ、個人的な感覚としてはあまり難度は変わりませんね。しいて言えば両文書参照
問題のないSPの方が解きやすいようには感じます。
私が記事にした時間管理法をいきなりやるのではなくて、是非模試か何かで
一度やってみて、自分に合うかどうかを試してみてください。自分に合う方法が
一番ですから。
の視点で解いてみてください。
ご質問の件、あくまで私見ですが、おっしゃる通り、カンマ以降は、
,and they were separated by~
と受身で考えるのが自然だと思います。「~離れた状態で」ってことですよね。
これを能動態で考えて、they separatedでは、飛行機が何かを分離させた、
って意味になって不自然です。separatingは、他動詞と考えると目的語が必要
ですし、自動詞と考えると、二つに分かれながら着陸しようとしたことになって
変ですね。時制は関係ないと思います。
私は、まず本文を全部読んでから、設問を読み、1問1問、問題順に解いています。
質問を先に読むやり方もありなので、どっちがいいかは、受験者のレベルや好みに
よるでしょうね。
そのリンクを張り付けるとします(相変わらず他力本願)。

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