一歩深める
今、あるお仕事で、上級者向けの対策本を書いています。私はリーディングセクション担当なのですが、これまで13回連続(もうそんなになるのかあ)で受験した公開テストのデータを自分なりに分析し、上級者が間違いそうな問題を抽出し、まず、パターン化してみました。

そこで思ったのは、たとえばパート5では、語彙問題よりもむしろ、頭の中で和訳してしまうと間違ってしまう微妙なニュアンスであったり、感覚で解くと間違ってしまう文法のちょっとした細かな点を問う問題で差がつくケースが多いのではないか、ということです。

つまり、出題されている語彙レベル自体は高くないのに、高得点の受験者でも迷ってしまうような問題が巧みに作られていて、そこで間違ってしまう、というケースの方が、単語の意味が分からなくて解けない、というケースよりも、上級者の場合、圧倒的に多いのではないかと思うのです。

こうした問題に対しての一つの対策としては、ネイティブ並みの英語感覚の持ち主の方はこの限りではありませんが、正解以外の選択肢がなぜだめなのか、ということも突っ込んで考えてみると、基礎の幅や深さが広がって、本番ではミスの数が減るのではと思います。

たとえば、

The annual company picnic, which will be held in Tex Park next Sunday, is ------- to all employees and their families.

(A) intended
(B) next
(C) invited
(D) open

という問題があったとします。上級者の方なら、恐らく、正解の(D)openを素早く選べたと思います。be open to~で~に対して開かれている、の意味ですから、社員やその家族ならだれでもカンパニーピクニックに参加できる、ということですね。ですが、ここで終わらずに、ちょっと深く考えてみます。

(A)intendedがだめそうなのは分かるけど、なんでだめなんだろう。ちょっと調べてみよう。なるほど、be intended to do~、あるいは、be intended for ~の形なら使えるのか。ということは、Tex Kato is intended to take part in the company picnic with his family. という形なら使えるし、The company picnic is intended for all company employees. と、toではなくてforならこの問題でも入りそうだ。

(B)nextは、next toで隣、の意味だよな。besideが同義語だったはず。そういえばパート1でThey are sitting next to each other.ってあったな。each otherと代名詞を伴っているということは、このtoは前置詞だな。close toもそうかな、ちょっと調べてみよう。

(C) invitedは、招待されるのは人だから文意には合わないな。ということは、この問題でも、目的語の人が主語だったり、The company invited Tex Kato to the company picnic.という形なら使えそうだ。あ、そういえば、TOEICのパート7で、We cordially invite~って表現を見た気がするぞ。あのcordiallyってどんな意味だっけ。

(D)openは、be open toのtoを問う問題も出た気がするぞ。そういえば英作文で、「このお寺は一般開放されている」で、「This temple is open to the public.」って以前覚えたな。他にもopenの用例がないか調べてみよう。

といった形で、一つのTOEICの問題から、派生して考えてみると、英語力の幅も広がると思います。その際注意が必要なのは、公式問題集等の質の高い問題を使うことです。市販の教材では、微妙な選択肢が混ざっていることがありますからね。まあ、その場合も、著者の間違いを見つける、という楽しみができるかもしれませんが(笑) 私の教材で突っ込まれたらどうしよう(汗)


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