ルール&感覚
アビメが届き、10月のTOEICでは、L1問、R1問の計2問間違えました。リスニングは、昨年正解したリサイクル問題を今年は間違ってしまいました(笑) まあ、それはよしとして(よくないけど)、Rは文法を減点されていたので、やはり記事にしたパート5のadvocate問題を間違ってしまったようです。今年に入ってパーフェクトだったパート5でついにミスが(涙)こうなったらパーフェクト継続中のパート7を年間完全制覇するしかありません。

このadvocate問題、以前のように感覚で解いていたら正解していたと思いますが、他動詞・自動詞ルールで堅苦しく考えて間違えてしましました。ルールはルールとして、英語は言葉ですから、臨機応変にフレキシブルに対応する必要がありますね。この点に関し、最近いろいろと読んでいる受験参考書の一つに以下のような記述がありました。

ですから、こと時制に限らず、いや英語に限らず、何かを学習する場合には、「基本となるルールを重視しつつ、実際の運用場面に合わせて融通を利かせる」という姿勢が必要となります。一種のバランス感覚ですね。一見矛盾するように聞こえるでしょうし、難しく見えるかもしれません。いや、むしろ勉強が難しいのは、このバランス感覚を常に保つことがどの分野であれ意外に難しいからかもしれませんね。(「富田の基礎から学ぶビジュアル英文読解 基本ルール編」富田一彦著 代々木ライブラリー)

この後には、「ルールを習得するが、むやみに縛られない」姿勢が英語学習には大切で、そこを突き抜けた時に英語学習そのものが新しい地平に立てるようになるのではないか、とも書かれています。いい言葉ですよね。私もそのバランス感覚を磨いて、新たな地平に立つべく努力しなければいけません。

上記の本の著者の富田さんは、長年トップ予備校講師として活躍していらっしゃって、受験生にはその名を広く知られた方です。恐らくこのブログ読者にも富田さんに英文解釈や英文法を習われた方もいらっしゃるかと思います。私は富田さんには習ったことはない(というか予備校に行ったことがない)のですが、何人かの方に富田さんの授業で英語の力が付いた、と聞いたので、今、著書を何冊か読み進めています。

受験参考書を読んでいて感じるのは、問題量に対して、解説部分がとても丁寧で分厚いことです。そういう本がTOEICでももっとあっていいのではないかな、と思います。例えば、最初の部分に薄い小冊子でパート5に出そうな問題だけを集めます。で、後ろの別冊部分をすべて解説に割いて、丁寧に説明をする形です。この形式では、石井辰哉さんの780問が有名ですが、旧TOEIC本ですよね。なので、新TOEIC形式でそういうものがあれば、受験者にも喜ばれるのではないかと思います。もっともっと勉強して、いつか機会があればそういう本を書いてみたいなあという、これは妄想です。


banner2.gif  

Comment

管理人にのみ表示する

富田氏と伊藤氏
TEX加藤さん、こんにちは。風のうわせでTEX加藤さんの英語講師としての反響ぶりを耳にしました。きっと素晴らしい授業をなさっていることと思います。
最近、伊藤本を読み返していたら、熱のいれ所がかなり富田本と重複していることに気付きました。例えば名詞のmuch、so~that…の訳し方、同位接続詞の対称性などなど。
このクロス具合がたまらなく面白いのは、私ぐらいでしょうかね(笑)
k2 | URL | 2009/11/23/Mon 15:17 [EDIT]
理解と定着
TEXさん、こんにちは。
是非TEXさんの手で、解説部分が丁寧な本を作っていただきたいと思います。あと欲を言えば、パート7の長文の読解部分の解説つきの本も出してもらいたいですね。問題の解説とポイントが丁寧な本はありますが、あれって結局長文が読めていることを前提に作られていますよね。長文が読めていないから間違えるんじゃないでしょうか(笑)もちろん、選択肢がまぎらわしい場合もありますけど。。。

おっしゃるように、しっかり理解することは重要な最初の第一歩だと思いますが、その理解をいかに定着させるかも英語の運用力をつけるためには重要だと思います。TOEIC高得点でもしゃべれない、書けないというのは、「定着が不十分だから」ではないかと思っています。國弘正雄さんの『英語の話しかた』では、理解1の手間に対して、定着は9の手間がかかるとおっしゃていたように記憶しています。TEXさんもあげてらっしゃった学習法、KHシステムと瞬間英作文は、まさに「理解したものを定着させること」に焦点をあてた練習法ですよね。TOEIC対策本でも「知識の定着」に焦点をあてた本がもっと出てもらいたいなと思っています。あっ、TOEICではイクフン本が定着に適した教材にあたるかもしれませんね(笑)
Yuta | URL | 2009/11/23/Mon 15:42 [EDIT]
k2さん
富田先生ネタには必ず食いつかれると思っていました(笑) 食わず嫌いで読んでいなかったのですが、読んでみると得るところが多々あります。あそこまでルールを法則化できるとはすごいの一言です。え、私の風の噂ですか・・・ まだ4回しか授業をしていないのに悪評が立っていないことを祈るのみです。「なんなのよ、あのハゲオヤジ」などと思われていないといいのですが。伊藤&富田のクロス具合が楽しめるのはk2さんぐらいですよ。言葉の言い回しもちょっと似ている気がしますよね。
TEX加藤 | URL | 2009/11/23/Mon 18:51 [EDIT]
Yutaさん
こんにちは。確かにTOEICのパート7の読解対策本は構文解説とかないですもんね、特に初中級者向けにはいいかもしれません。理解の定着にはインプットやアウトプットが欠かせませんよね。イクフン本はもっと評価されてもいいのではないでしょうか。あれだけの質量を兼ね備えた演習書は他にないと思います。あれでも本場の原書を1/3くらい削除したらしいですけど。想像を絶する演習量を韓国の受験者はこなしている、ということですね。日本でもああいう参考書が出てきてもいいかもしれません。
TEX加藤 | URL | 2009/11/23/Mon 18:57 [EDIT]
reach
教授される立場となり、以前とは違った解答アプローチも意識して試されているようなのに、(advocate forのようなことはあっても1問程度で)、きちんと同様の結果を出すのは流石です。
自分がRのどこを間違ったかまだ不明なのですが、試験場で迷ったreachの書き換えがまだちょっと気になっています。フォーム23だけなのか両方で出たものかもわからず、問題自体もほとんど忘れていますが、reachに最も意味の近いものを問うものです。
製品の良さだったか、何かを多くの人にreachするという感じだったように思いますが、世銀のoutreachプロジェクトなどでこの使い方に触れたとき、もともとreachの「届く」の語感が結構しっかり残って広く「行き渡る」「伝わる」みたいな理解をしていたので、arrive atと悩みました。ただ、reach がarrive atだと「そのまんまやん」というかんじで試験問題にしないだろうと思いcommunicate withを選び、当日のラジオの先生方の解説でもcommunicate with だったので安心したのと同時に、ただ、どうもcommunicate withではしっくりはこないなあと思いました。まあ全く同じ意味ではなく、最も近い意味を選ぶので、こんなものなんでしょうが。
Andante | URL | 2009/11/23/Mon 19:24 [EDIT]
Andanteさん
その問題は両方のフォームで出題され、私もcommunitace withを選びましたが減点されていませんので、間違いなく正解です。出版社2社が合併する記事の中で、両社の合併は、より広い読者層にreachするためだ、といった流れの文脈でした。to reach a broader range of readersといった表現です。ですので、文字通り「旅行等で目的地に到着する」や「過程を経て結論に到着する」といった意味のarrive atは文意に合いません。何か商品が発送されてお客様のところに届いた、という流れで、the product reached the customerといった文脈であればarrive atで正解でしょう。comminicate withはshare or exchange informationですから、文脈にも合致します。新しい雑誌を合併して出版することで、より広い顧客層へ情報伝達できる、ということですね。日本でも、広告効果などの話をする際、「リーチ」という言葉が出てきます。ただ、本番でいきなりこの問題を解くと、確かに一瞬、「ん?」と思いますよね。非常に巧妙に作られた同義語問題だと思います。ということで、間違われたのはどこか他の問題なので、ますます気になりますね(笑)
TEX加藤 | URL | 2009/11/23/Mon 19:55 [EDIT]
早々にご丁寧にありがとうございました。ずっと気になっていたので、パシッと決めていただいて、おうかがいしてみてよかったです。
1年に1つ間違うかどうかというTEX加藤さんとはレベルが違うので、どこ間違えたかは永遠に謎ということにしておいて、これも含めてLもRもラッキーな得点が多かった結果オーライを喜んでおきます。。。。
ROMが多いですが、これからも楽しみにしております。
Andante | URL | 2009/11/23/Mon 20:59 [EDIT]
Andanteさん
いえいえ。元々ハイレベルの実力をお持ちなのですから、990も実力ですよ。

オヤジパワーで頑張りますので、今後ともよろしくお願いします!
TEX加藤 | URL | 2009/11/23/Mon 21:21 [EDIT]
どうもありがとうございました。
TEX 加藤様
どうもありがとうございます。今月のTOEIC以降の受験は未定ですが、受ける予定がなくてもこのブログはついつい訪問してしまうと思います。
ますますのご発展を。
Andante | URL | 2009/11/23/Mon 21:55 [EDIT]
Andanteさん
いつでもお気軽にお立ち寄りください。互いに英語学習をしっかり継続しましょう!
TEX加藤 | URL | 2009/11/23/Mon 22:26 [EDIT]
我が師の1人
毎回楽しい記事をありがとうございます。
今回話題になっている富田一彦先生は
私が浪人時代、かなーりお世話になった先生です。
この先生のおかげで、英語の明解さに気付きました。
そして、基本ルールが重要だと言うこともです。

ルールに融通をきかせる、という言葉。
予備校時代に耳にタコができるくらい聞かされました。
それがまだまだ出来ていないのは
勉強不足からなんでしょうかね…。
もっともっと精進します!刺激になる記事に感謝です!
porpor | URL | 2009/11/23/Mon 22:44 [EDIT]
パート7八場所連続満点取ったらぜひ読解特急2を検討してください。

あと、masamasaさんにうながされ私もブログはじめてみました。
今のところゴーストブログ注意報は発令されていません(爆)
やす | URL | 2009/11/24/Tue 05:43 [EDIT]
porporさん
富田先生の教え子でしたか。無料20分動画を拝見しただけですが、カラフルなチョークの
使い分けと、独特のトークによる授業を受けると、本を読むよりはるかに知識が身に付きますね。
私も説得力のある教え方ができるように勉強しなければと思います。互いに精進しましょう!
TEX加藤 | URL | 2009/11/24/Tue 10:16 [EDIT]
やすさん
ブログ開設おめでとうございます。コメントを拝見している限り、筆まめのようにお見受けしますので、
是非マイペースで継続更新してください。英語学習の力にもなるはずですから。
TEX加藤 | URL | 2009/11/24/Tue 10:18 [EDIT]

Track Back
TB*URL

Copyright © TOEICオタクのブログ. all rights reserved.