1日1問TOEIC1014
では、今日の1日1問です。

The Audit Committee, ------- with the safety of company executives while traveling on company business, approved the chartering of an aircraft.

(A) concern
(B) concerning
(C) concerned
(D) concernedly

TOEIC定番の品詞問題です。毎回パート5・6合計で10問以上出題されますから、解けないと瀕死の(以下略) 

まず、選択肢を見ます。すると、concernで始まる単語が4つ並んでいますから、品詞問題だと判定できます。つまり、文章の意味ではなく文型で解くことができる、ということです。この品詞問題では、この文例のように難し目のビジネス単語が本文に盛り込まれていたりしますが、延々と意味を考えてはいけません。分からない単語は流して、文型をチェックして解きましょう。

そこで、この文がどういう構造になっているのかを見てみると、空欄の後ろがwith、空欄の前にカンマがあって、その前が名詞です。文の冒頭の名詞ですから、これが主語ですね。カンマは飾りであることの印ですから、どこまで飾りが続いているのかを右に目を動かしつつチェックすると、businessの後にカンマがありますね。これは飾りが終わったことの印ですから、空欄からここまでが飾りです。全体の文型は、The Audit Committee approved the chartering of an aircraft.で、カンマでくくられた部分は、The Audit Committeeという主語を説明している飾りです。

名詞の後ろに置かれて、その名詞、つまり先行詞を修飾する形容詞の役割をする節を導くモノと言えば、皆さんご存知の関係詞です。先行詞と、それを説明する節を「関係づけている詞」ですね。カンマでくくられた形はいわゆる「関係代名詞の非制限用法」です。ところが、この文には関係代名詞がありません。実は、The Audit Committee, (which was)と関係代名詞が省略されているんです。え、そうなの、やだ、気づかなかったわ、などと言っている場合ではありません。え、言ってない? 

普通、主格の関係代名詞は省略できませんが、be動詞や、be+ing(進行形)、be+ed(受身)が後に続く場合は関係代名詞もセットで省略できるという、「関係代名詞+beの省略ルール」が存在するのであります。The man (who is) running in the park is Tex Kato. とか、The man (who is) in the room is Tex Kato.という形です。

とここまで10秒くらいで考えて改めて選択肢を見ると、(A)の原形と(D)の副詞がおかしいことに気づきます。関係詞問題の基本的な解法に従って、先行詞を関係詞節に入れて元の文にしてみると、The Audit Committee was concern with~とか、The Audit Committee was concernedly with~は文章として成立しません。名詞のconcernは、I have no concern with Tex Kato.(私はTex Katoとは何の関係もない)という形では使われますが、The Audit Committee=concernではありませんね。

で、残り二つが悩ましいところではありますが、concernは他動詞なんです。ということは、後ろに目的語になる名詞がないといけませんが、空欄の後ろが前置詞のwithです。つまり、ここは目的語が前に出た受身、ということになります。「関係」と日本語で考えるとA concern with Bかな、と思ってしまいますが、和訳はだめです。英語で考えましょう。正しい感覚は、A is concerned with Bです。

The Audit Committee was concerned with~という元の文が、関係代名詞によって、The Audit Committee, which was concerned with~と関係づけられ、省略ルールでwhich wasが省略され、The Audit Committee, concerned with~となったわけです。

ということで正解は(C)のconcernedでした。be concerned with=deal withと覚えておきましょう。be concerned about=be worried aboutも重要表現です。前置詞のconcerningもついでに用例を確認しておいてください。英辞郎や英英辞典で例文を見つけたら、何度も口ずさんで感覚をつかんでください。

最後に今日のおさらいです。

1. 関係代名詞は主格でも省略されることがある
2. 関係詞の問題を解く際は、先行詞を関係詞節の中に入れて文章を分けてみる
3. concernは他動詞なのよ、奥さん。あら意外。

こうやって解説を考えるのは、自分が教える際の勉強にもなりますね。本番のTOEICで1問ずつ解説を考えて時間がなくならないようにしないと(笑)

念のため、文意も以下に記しておきます。

文意:監査委員会が、出張中の役員の安全性に関して開催され、航空機のチャーターが認められた。


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Comment

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おはようございま~す!
特急に完全に乗り遅れた女です。
すごい売れてる、アマゾンで予約しておくべきだった!

>concernは他動詞なのよ、奥さん。あら意外。

この説明でガッとインプットしました。
生涯忘れヘン。
ジャスミン・リュー | URL | 2009/10/15/Thu 10:02 [EDIT]
ジャスミン・リューさん
特急、アマゾンはよく遅延が起きていますね(笑) 単に入荷数が少ないだけだと思いますが・・・

concernは重要語なので、しっかりと使い方を押さえましょう。concernはthat節を取らない、というのも大事です。suspect thatとconcern thatのどっちが正解かを問うといういやらしい問題が出たことがあるので要注意です。
TEX加藤 | URL | 2009/10/15/Thu 10:16 [EDIT]
concernとsuspect
花田先生の文法特急に、ドンピシャそのまま出ていますね!
suspect thatとconcern that、おっしゃる通り迷いました!
そして、正解がどっちか自信をもって答えられませんでした(涙)。
でも、これでもう覚えましたよ ^ ^
izumi | URL | 2009/10/15/Thu 22:54 [EDIT]
izumiさん
suspectかconcernかは難しい問題でしたよね。concernはthat節を取らない、というルールに加え、文のニュアンス的にもsuspectがぴったりでした。また出るかもしれませんね。
TEX加藤 | URL | 2009/10/15/Thu 23:49 [EDIT]
>concernは他動詞なんです。ということは、後ろに目的語になる名詞がな
>いといけませんが、空欄の後ろが前置詞のwithです。つまり、ここは目的語>が前に出た受身、ということになります。
この説明大変わかりやすく、勉強になりました。感覚で答えは出すことができるのですが、他動詞がポイントだったなんて。しかも、目的語を使って受動態としたとう文法的にまったく矛盾がないすばらしい解説だと思いました。
こういう理論的な説明をしてくれる先生ってなかなかいないと思います。
直弟子にしてほしいくらいです。
k・k | URL | 2009/10/16/Fri 20:22 [EDIT]
k・kさん
いえいえ。私なんてまだまだ駆け出し講師です。もっともっと修業しなければいけません。このconcernはTOEIC重要語ですから、是非いろいろな用法を覚えておいてください。
TEX加藤 | URL | 2009/10/16/Fri 21:47 [EDIT]
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| | 2009/10/17/Sat 06:24 [EDIT]

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