Rのスコアアップ法
今回のスコア換算を見ると、満点を達成するための正答数は、両フォームとも、リスニングが94問だったのに対し、リーディングは全問正解でした。なぜこういうスコア換算になっているのかは私には分かりませんが、950点以上の高得点を狙う受験者には、リーディングでのミスが許されないことになります。

私自身、全問正解でも、毎回2~3問は100%の自信がないものがあります。特にパート5ですね。もし、それを間違っていたら、満点ではなかったことになります。ただ、それらの問題をまったくの勘で解いたかというとそうではなくて、数枚の「ミスフィルター」を通してから答えています。

今日の記事では、私が実践しているリーディングパートでミスを減らす方法をご紹介します。ただし、Part7が最後まで終わらない方は、この方法で解くと時間が足りなくなり、最後が塗り絵になってスコアが下がる可能性がありますのでご注意ください。また、主にR450以上を目指す高得点者の方を対象にしたスキルですので、合わせてご了承ください。

1. 問題文も全部読む
パート5・6・7とも、すべての問題で、選択肢からではなく問題文から読みます。単純にその方が英語の勉強にもなるし、ミスの確率が減るからです。パート5・6の空欄の前後や、パート7の必要な部分だけを読んで答えるというスキルは、確かに時間節約には有効だと思いますが、ケアレスミスにつながる可能性があります。パート5でも、文法と文意の両面から問題を複眼的に見ることができれば、ミスの可能性はより少なくなります。一の矢が外れた場合の二の矢、直球が通じなかった場合の変化球を用意しておくわけです。

私の場合、このやり方でも大体パート5・6を15~20分、パート7を35~40分で終えて、15~20分程度は見直しに充てる時間がありますので、読解スピードが上がればこの方法でも十分最後まで終わります。

2. 山勘で答えない
パート7では、正解の根拠となるキーワードが問題文の中に必ずあります。ですので、なんとなく「コレが正解かな」と思っても、念のため、文章の中に正解を示唆するフレーズがあるかをしっかりとチェックしてから、1問1問丁寧に解答するようにします。この方法で解くことができれば、パート7のミスはゼロに近づけられます。

パート5・6も同じです。「どっちが正解かな」と迷った時、文法的あるいは意味的に何らかの根拠を持って正解を選ぶことが大切です。また、正解に迷って煮詰まったら、とりあえずマークして、解答用紙の問題番号の横に軽く印をつけておいて、パート7終了後に優先的に見直す、というスキルも有効です。見直しの際、どの問題で迷ったのかを忘れてしまうという事態を避けられますし、一旦頭を冷やしてから再度取り組むと、意外と解けたりします。ただし、解答用紙への書き込みは禁止されていますので、消すのを忘れないようにしてください。

3. 集中を切らさない
リーディングでは疲れてくるので、集中力が落ちてきます。集中力のエアポケットでケアレスミスした経験が私にもあります。集中力を鍛えるには、普段からトレーニングするしかありません。だらだらと勉強するのではなく、10分でもいいので、とにかく集中して勉強する習慣をつけるのがよいと思います。また、試験前に甘いもの(私の場合はキットカット)を補給しておいて、試験中の脳のエネルギーが切れないようにしましょう。最後は本番での気合です。

4. 全体像をとらえる
TOEICでは、パート5ならそれぞれの問題文、パート6・7はそれぞれのパッセージが完結して、単独で成立しています。空欄や問題文の該当箇所だけでなく、それぞれの全体像をとらえて、俯瞰してみる余裕ができると、スコアアップするのではと思います。


いろいろと書いてきましたが、TOEICのリーディングのスコアアップに一番大事なのは、月並みですが英語の読解力を向上させることです。「基礎英文問題精講」の前書きを抜粋しますが、結局のところ、リーディングの究極のスコアアップ法は、ここに書かれていることに尽きると思います。

入試で要求される英語力の中で、最も重視され、また、学び方しだいで大きな差がつきやすいのは読解力である。それは、これがいろいろな要素-単語も文法も常識も思考力も表現力も-すべてが融合された、総合的な力だからである。

単語だけいくら覚えても英語が読めるようにはならない。文法に精通してもそれだけで解釈が正しくできるわけではない。読んだ英文の量も、その質いかんにより、読解力の伸びには比例しない。

限られた時間との競争において、スタートから、なるべく安易に手っとり早くという気持ちに支配されがちであるが、基本が不十分であれば、あとの向上は望めない。結局は、停滞と焦りの悪循環に、自信を失ってしまう。順調な進歩は、しっかりした基礎によってのみ保証され、豊かな実りは、着実な努力の積み重ねによってのみ約束される。(「
基礎英文問題精講」中原道喜著 旺文社)


とても格調高い日本語ですよね。短期間でのハイスコアを追い求めると、ついTOEIC本のみに取り組みがちになりますが、基本的な読解力がないと、問題集に出ていない問題が本番で出るとミスしてしまい、その繰り返しで結局いたちごっこになってしまいます。TOEICを意識せず、自分の読みたい題材を探して、自分なりの方法で集中して学習し、それを継続するのがスコアアップの一番の近道でしょう。

Without haste, but without rest. - J.W. Goethe(急がずに、だが休まずに。-ゲーテ)(同前掲書より引用)

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はじめまして
こんばんわ
ブログ 拝見させていただきました。
ただただ すごいっ!が 感想です。
全部すごいですが、今日の記事もとても勉強になりました。
“メガネっ娘” の謎も解けました。(私は”メガネばぁば”ですね)
参考書の記事を見て 高校1年の夏休みに原英標と原文標をやったことを思い出しました…が 四半世紀前です。
それから パート1の文を言いながらピザを取り分けていただき 感動しました!!
TOEIC初心者ですが 目標点数高く設定しちゃったみたいなので がんばります。よろしくお願いします。

お気に入りブログに加えさせていただきました。
アラフォ~M | URL | 2009/08/25/Tue 01:27 [EDIT]
アラフォ~Mさん
こんにちは。謎がたくさん解けてしまいましたか。高1でその二冊をやったとはすごいですね。私は基礎版で精一杯です。原英標を立ち読みしたのですが、量がとにかく多いので、棚に戻してしまいました。TOEICはぼちぼちと楽しんでください。お気に入りへの追加、ありがとうございます。
TEX加藤 | URL | 2009/08/25/Tue 06:44 [EDIT]

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