WRITE AWAY
久々にブックレビューです。今日ご紹介する本は、「日本人に共通する書く英語の弱点」(ボブ・ヤンポルスキー+「週刊ST」編集部著 ジャパンタイムズ)です。既に絶版のようですが、アマゾンの中古を購入して読んでみました。英文ライティングに壁を感じている方なら得るところがある良書だと思います。

まず、冒頭の序文ではこう書かれています。

このWRITE AWAYというタイトルには、うまい英文を書きたいと思ったら、とにかく、書き始めて、さらに書き続けるのがいいというメッセージが込められています。というのは、文章がうまくなるのは、書くという作業(もちろん、読むことも大切ですが)を通してのみだからです。

うーん。いいこと言うなあボブちゃん。これはもう本当にその通りなので、英文ライティングがうまくなりたいなあと思ったら、日々日記なり英作文なり、模写なりで練習するしかありません。私の場合は、大学時代のレポートや、仕事上のメールやFAXでのやり取りを通じてたくさんの英文を書いたことや、こうして日本語の文章を書くこともプラスになっていると思います。まあまだまだ大したライティング力がないので、もっと鍛えなければと思ってはいますが、SWテストで満点が取れるレベルにはなりました。

あ、自分のことはこの辺りにして、この本の中から、幾つか印象に残った部分をご紹介します。

「より具体的に書く」

これって日本語の文章でもそうですが、非常に大切な事です。具体例を挙げてちょっと説明してみますね。例えば、こんな文章があったとします。

Nancy wore clothes.

まあ、さすがにこんな文章を書く人はいないでしょうが、これだとぼんやりしていて全くイメージが沸きませんよね。もう少し具体的にするとこうなります。

Nancy wore a skirt and blouse.

ちょっと具体的になったので、形容詞でさらに味付けします。

Nancy wore a colorful skirt and blouse.

じゃあ、「colorfulって何色なの?」と考えて更に具体的にします。

Nancy wore a bright green blouse and a short pink skirt.

これで随分イメージがクリアになりましたよね。

同様に、

Tex was behaving in a most unusual manner.

と言う漠然とした文章は、

Tex kept standing up, sitting down, and looking nervously this way and that.

ならイメージが沸きます。携帯を手に持ちながらメガネっ娘のメールでも待ちながらうろうろしているのでしょう(笑)

日本語でもそうですが、文章を書く際に、より具体的に書くように意識すると、文章が生き生きして長い文章を書きやすくなると思います。

もう一点、この本の中から「文と文の結び付け方」をご紹介します。例えば、こういう例文が本の中で取り上げられています。

The town was founded in the early 18th century. The hills produced iron that made cannons used in the Revolutionary War. Winsted Green is the oldest public park in the state.

町は18世紀初頭に生まれた。
丘陵では独立戦争に使われた大砲を作る鉄が生産された。
ウィンステッド・グリーンは州最古の国立公園である。

というある一つの町に関する3つの文章がばらばらで、つながっていませんね。こうした文章も、代名詞や冠詞をうまく使ってつなげることができます。

The town was founded in the early 18th century. The hills that surround it produced iron that made cannons used in the Revolutionary War. Winsted Green, in the town’s center, is the oldest public park in the state.

長めの英文を書く際、接続詞や代名詞、冠詞等をうまく使うことでキーワードを結びつけ、文章の流れを作ることができれば、読みやすい文章になります。情報のつながりを読み手が追うことができますからね。この例文で言えば、「the town → it → the town’s」と言う流れです。

この本では、「単語を選ぶときの弱点」「単語を並べるときの弱点」「文と文をつなぐときの弱点」「いっぽん調子にならないように」「効果的な段落の作り方」の5つの項目に分けて、日本人が英文を書く際に苦手としているポイントを分かりやすく説明しています。

絶版なのが残念ですが、アマゾンだと中古本が送料別で¥1(笑)で購入できますし、ブックオフなどにも置かれているのではないでしょうか。手軽に読めるので、英文を書くのがいまひとつ苦手な方にはお勧めの一冊です。


参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

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Comment

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Is that ok?!
>うまい英文を書きたいと思ったら、とにかく、書き始めて、さらに書き続けるのがいい

ほんとにそうですね。それにランニングとかと似てて、書くという作業自体が、更なる書くエネルギーを生みますよね。あ・・・ていうか、考えてみれば何でもそうかも知れない。何かをひたすら続けることそれ自体が、その人をその道のエキスパートにしていくのかも。とすれば、ひとつのことを単にコツコツ続けるという才能や力を持っている人が、どの分野でも一番強いのかもしれませんね!なんか当たり前のことですが、今書きながら再認識しました。

P.S. すっかり私の中で「TEXさんといえば?→メガネっ娘」で定着してきました(〃^-^)/。
ブロンド美女の影がどんどん薄れていきます。いいんでしょうか?(笑)
ころりん | URL | 2009/07/11/Sat 11:34 [EDIT]
ころりんさん
ころりんさんはWRITE AWAYを実行されていますよね。どんどん書くことで書く行為が自然になっている印象を受けます。ブロンド美女の影は消し去ってください。メガネっ娘も微妙ですけど(笑)
TEX加藤 | URL | 2009/07/11/Sat 11:59 [EDIT]

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