一日一問TOEIC
今日は、パート6タイプです。問題文の背景は、市の公共プロジェクトへの参加協力を大学教授に打診したところ、OKとの返事があったので、それに対しての市の担当者からのお礼メールです。

Thank you for accepting our offer. I know that I speak (1)------- all of us when I say thank you. We believe your knowledge and experience (2)------- to be an invaluable asset to the project.

(1)
(A) to
(B) for
(C) in
(D) of

(2)
(A) have proved
(B) prove
(C) will prove
(D) proved

え、2問しかないじゃないかって? 練習問題なので勘弁してください。あまりいい加減な問題も入れたくありませんしね。

まず、(1)の正解は、(B)のforです。I know that I speak for all of us in saying~とか、I know I speak for everyone when I say~ は、「皆~と言うでしょうね」「皆を代表してお話させて頂きますが~」という表現で使われるフォーマルな決まり文句です。皆を代表して話をする際のスピーチでも使われるようです。大統領のスピーチにも出てきたりする表現なので覚えておきましょう。

例えば、会社の社員が亡くなった際、未亡人へのお悔やみの文章ではこのような形で使われます(縁起でもない例文)。

He was a valued member of our company, and I know that I speak for everyone who knew him in saying that his friendly presence will be sadly missed. 

「彼のことを知っている人は皆、彼のフレンドリーな姿が見られなくなって寂しいと言うことでしょう」とか、「彼のことを知っている皆を代表して言わせていただきますが、彼のフレンドリーな姿を見られなくなるのは本当にさびしい」という意味ですね。「彼のことを知っている皆さんに代わって」というforのニュアンスがつかめるでしょうか。

故人の追悼集会の冒頭のスピーチではこのように使われます(更に縁起でもない)。

Thank you all for coming here today. I know I speak for everyone here when I say that it means the world to all of us to meet in this place for this purpose.
皆さんを代表して言わせて頂きますが、今日ここにこうして集まれたのは本当に意義深いことであります。

「ネイティブスピーカーの前置詞」(大西泰斗/ポール・マクベイ著)によると、forにはいろいろな意味がありますが、「向かって」というのが基本的なイメージだそうです。物理的に到達するtoとは違い、単に向かっているだけのニュアンスで使われます。

この問題のケースでは、教授へのお礼メールなので、toを使ってしまうと、「皆にありがとうと話しかけています」となって意味が通じませんよね。「え、誰にお礼言ってんの?」と教授も思ってしまいます(笑) 皆からお礼を伝えたいけれども、物理的にそれはできないので、皆を代表して(皆に代わって)私がお礼を伝えさせていただきます、という意味をとらえることができれば、正解できる問題です。くれぐれも、「なんとなく」で間違った答えを選ばないよう、英語感覚を磨きましょう。まあ、I know that I speak for~は決まり文句なので、覚えても構わないとは思います。

続いて(2)の答えは、(C)のwill proveです。プロジェクトに参加してもらうのはこれからですから、教授の知識や経験が生きる、のは未来のことですよね。本番では安易に現在完了形を選んでしまった受験者も多かったようです。せっかくなので、invaluable(非常に役立つ)やasset(財産)の意味も覚えておきましょう。

今日は最後のスポーツネタはありません。「Slumdog Millonaire」の日本語版の文庫本を購入したので、明日にでも読もうと思っています。楽しみですね。


参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

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Comment

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こんにちは。
こんにちは、TEX加藤さん。

(1)は(A)を選んでしまいました。「なんとなく」をたしかなものにするのには、とても時間がかかりそうです・・・

さっきアマゾンから「僕、ニッポンの味方です」が届きました。翻訳者つながりで「The LAST LECTURE」という本も購入しました。どちらを先に読もうか悩ましいですが、英語感覚を身につけるには、後者ですよね・・・?

「Slumdog Millonaire」 映画、おもしろそうです♪
joyjoy | URL | 2009/04/29/Wed 14:41 [EDIT]
joyjoyさん
向かって、というイメージですとtoって思えてしまいますが、forには単に物理的な方向ではなく、意識的なものが含まれるケースがあります。受験の際などは、「代わってのfor」と覚えたりもしましたよね。この問題文では、全員から教授に返事を書くわけにはいきませんから、皆を代表しての意味でのforが使われています。「僕、ニッポンの味方です」、購入されたんですね。どちらも面白そうなので、ぜひGWを利用して読破してください。英語の本を読みつつ、疲れたら日本語、というのもよいかもしれません。
TEX加藤 | URL | 2009/04/29/Wed 18:30 [EDIT]

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