まずは基本的なことですが、どのパートがどの項目に対応しているかは明らかにされておらず、また、特定のパートが特定の項目に対応しているわけでもないようです。毎回フォームごとに採点基準も異なります。このAMの見方について、日本で最も詳しいのがヒロ前田さんだと思いますので、くわしく知りたい方は是非無料の音声セミナーをこちらのページからダウンロードしてお聴きください。
では、AMの見方について、まず、リスニングパートから。
一般的には、1番目と3番目の項目がパート1・2、2番目と4番目の項目がパート3・4に対応していると言われています。私は過去3回、パート2を全問正解してパート1を1問間違えたことがありますが、その時は、1番目の項目が減点されていました。またその逆に、パート2のみ1問間違った際は、3番目の項目が減点されていたので、おおよそ下記のように推測することができるかもしれません。
リスニングのAM
1番目の項目 パート1が多い
2番目の項目 パート3か4
3番目の項目 パート2が多い
4番目の項目 パート3か4
また、おおよその目安ですが、リスニングパートでは、3-4問程度間違っても満点になるケースが多いようです。あーひゃさんの今回のAMを見ると、4-5問程度間違って490だったのではと推測されますし、私は3問間違って満点だったことがあります。
続いては、リーディングパートです。
ここは、一般的には、上3つの項目がパート7、下2つの項目がパート5・6が多いと言われていますが、複数の項目にまたがる問題があったり、入り組んでいて複雑なようです。たとえば、私は今回リーディングのパート6で、「in addition」と「afterward」が答えになる2問を間違えました。他はおそらく全問正解です。で、どの項目が減点されたかというと、3番目と4番目です。つまり、パート6の問題でも3番目の項目に入る問題もあるということになります。
ここからはちょっとマニアックな内容になりますが、HUMMERさんの今回のAMを見ると、同じフォームで点数が485なので、私と同じく2問間違いです。
分かりやすいように並べて比較すると以下の通りとなります。
テックス 100 100 95 93 100
HUMMER 93 100 100 97 100
HUMMERさんは、TBRの時に、「afterward」間違えました、とおっしゃっていたので、二人とも減点された4番目の項目に、「afterward」の問題が入ることになります。
また、HUMMERさんのAMの4番目の項目が97で、私のは93です。つまり、「in addition」の問題もここに含まれることになります。ところが、私は3番目の項目も減点されています。では私が3問間違いで、HUMMERさんが2問間違いだったかというと、それはあり得ません。このスコアレンジでは正答数が異なるのに同じ点数ということは495以外はあり得ないからです。
ということは、どういうことかといいますと、「in addition」の問題は、3番目と4番目の両方の項目にまたがる問題だったと推測されます。HUMMERさんはおそらく、「afterward」以外に、パート7で1問間違えられたのだと思われます。
ということで、リーディングパートのAMはおおよそ以下の通りとなります。
1番目の項目 パート7が多い
2番目の項目 パート7が多い
3番目の項目 パート7が多い
4番目の項目 パート5・6が多い
5番目の項目 パート5・6が多い
ただし、上述の通り、パート6でも3番目の項目に計上される問題もあります。かなり複雑ですね。まあ新TOEICになる前はAMがなかったわけですから、過去のAMと比較する等、有効活用して、効率的なTOEIC対策ができるようにしたいところです。
参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。




私のLの495のAMは 94 96 100 100でした。Rは、今までより
得点できたと勘違いしていましたが、難易度も低く AMを見て納得しま
した。
LはそのAMですと、パート1で1問、パート3か4で1問ミスの98/100でしょう。
優秀なスコアですね。しっかり分析して是非次につなげてください!
3月のTOEICが初めてだったので、AMの見方がいまひとつ分からずにいました。とても参考になります。ありがとうございます。
また私のAMも分析いただきありがとうございました(お礼が遅くなりすみません)
HUMMERさんのスコア比較で、とても複雑に配分されていることがわかりました。でも、以前のTOEICはこんなものはなかったので、弱点把握という意味ではありがたいサービスだと思います。
PS)ヒロ前田さんの音声ききました。実験するために1個だけ回答する、ってすごいですね!(普通の人には到底できない芸当です)
僕のリスニングのAMは95 94 96 100みたいな感じでした。計3問間違いでしょうか。
フォーム6限定のパート1のヘルメットの問題とパート2の「紹介はお済みですか」の2問と(間違えた自覚なしの)パート3か4で1問間違えた計算です。
ところが、あーひゃさんのAMを拝見するとパート1とパート2がパーフェクトですよね。たしかTBRであーひゃさんは僕と同じ誤答を選んでいたと記憶しています。ヘルメットの問題は悪問で採点されなかったということでしょうか。僕はパート2で自信がなかった問題はほかに1~2問あったので他に間違えていても不思議はないのですが。。。
それとも、あーひゃさんはかわいい女子大生だから見逃してもらえて、僕は30越えたおっさんだったので見逃してもらえなかったということでしょうか(笑)
ご紹介の前田先生の音声セミナーを数日前に聞いて
考えていました。
少しクリアになりました。
ありがとうございます。

リーディングでは、
文法と語彙が他より低かったので、
どう対策するか思案しています。
(私の場合、どこを間違えたのかを
しっかり記憶できていないのですが。。)
これからも是非英語学習を継続されるのに、少しでもお役に立てれば幸いです。
ヒロ前田さんの実験は良い子はマネしない方がいいですね。
メルマガに登録すると実験の成果なども教えてくれるようですから、
登録されてもいいかもしれません。
AMは、おそらくご推測の通り、女子大生とオヤジへのETSの配慮、ではなく、
あーひゃさんが選んだ答えが誤答ではなく正答だったのではないでしょうか。
Yutaさんはパート2でどこか他に1問間違えたのかもしれませんね。
まあ、ヘルメット問題が採点対象外となった可能性もありますが、それは我々の
知るところではないので、何とも言えません。
しっかり基礎の文法や単語をカバーできれば、次回900いけるかもしれません。
公式問題集やリーディングボックス、緑本シリーズなどを繰り返し解いて、
間違ったところは「フォレスト」等の文法書を読んで理解するのがよいと思います。
手っ取り早いのは緑本の最新刊の「千本ノック2」でしょうか。未読なら是非
取り組んでみてください。確実に次のTOEICでもここから出題されますから。
ヘルメット問題に正答したという可能性も確かにありますね。しかし、以下のような問題だったのです。
「ひざまづいてバイクをいじっている男性の写真」(英文は間違っている可能性あり)
A helmet is being set on **.(→Yutaおよび、あーひゃさんが選んだとされる選択肢)
He is kneeling beside the motorcycle.
「受身の進行形は動作主がいなければ間違い」というのはTOEICパート1攻略のイロハではないか!と激しく後悔したので気になっていた問題なんです。たしかに人がいたんですが、ヘルメットはまったく別の場所にあったので誤答と思い込んでいました。おっしゃるように採点方法の真偽は知るよしもないし、試験後1ヶ月もひきずるのもどうかと思いますので前をみるようにします!!
今日、ようやく本屋でベスト新書の樋口さんの本を見つけ、読み始めました!最後にあった「変換ミス」「入力ミス」をなくそうのレベルからもうすでに自分に思いあたるふしがあるので、いろいろと学ぶことがありそうです。
さすがですよね。私もこの記事を参考にさせていただきました。
確かにその内容だとYutaさんが選ばれた答えが誤答のように見えますが、
採点対象外になるような難しい問題には見えませんね。まあ、採点対象外かどうかは
ETSの中の人しか分からないので、この問題は忘れましょう。
今話題の漢字検定が毎年誤変換コンテストを行っていますよね。人のを見ていると
笑えるのですが、他人事ではありません。気をつけないと。
”公式問題集3”以外は持っていませんので、
緑本最新刊の”青本”、”リーディングボックス”、”フォレスト”、
明日本屋さんで見てみます。
気になっていたAM、帰宅後早速AMを確認しました。
詳細な分析をすでにされていらっしゃるので、
詳細不明のデータ例は不要かとは思いましたが、、
L 470 (89, 92, 95, 94)
R 410 (80, 94, 91, 86, 84)
でした。
解答速報での答え合わせでは、part1, 3, 4 で 8問、part5, 6, 7 で 12問間違えたような・・・しかし今や詳細不明です。
(あらためて皆さまの記憶力はすばらしいですね。)
次回受験までにあまり好きではない単語、文法の勉強を少しは実行しようと思いました。
AMの分析及び解説、ありがとうございます!
どうやら完璧だと思っていたPART7で取りこぼしがあったようですね(苦笑)
afterwardは100%間違えましたが、他をミスった記憶が無いので何かをやってしまったようです。
次回以降、さらに気を引き締めて臨みます

とても役立ちました。マークミスの可能性もありますしね。この分析の結果は、
「TOEIC AMとロースコアの関係について」というタイトルで民明書房から発売予定の
近刊に反映予定です(またこのネタ)
1問だけ正解するとか、普通の人にはできない実験をたくさんしている方なので内容とても
面白いです。

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