フォーム番号は、問題用紙が配られた時、表紙の右上に書かれています。例えば、3月の試験では、4FIC5または4FIC6という番号が印刷されていました。ネット上の情報では、毎回、奇数番号のフォームの比率が高く、偶数番号の比率が低いと思われますが、割合は明らかにされていないので分かりません。ちなみに、3月の試験後のTBRでは、参加者9人のうち7人がフォーム5でした。
私は、昨年の7月以降は同じ会場で受け続けていますが、偶数番号のマイナーフォームだったのは今年の1月のみです。後の5回はメジャーフォームでした。ただ、どこの受験会場にどちらのフォームが配られるのか、地域差はあるのか等は謎です。受験の際に特にフォームを意識する必要はありませんが、自分のフォーム番号が偶数だと、「あ、マイナーフォームだ。これで試験後の答え合わせがつまらなくなるなあ」と予測することはできます(スコアUPには何の役にも立ちません)。
ちなみに、私がマイナーフォームで受験した今年1月のアビリティーメジャードの項目別平均点を、メジャーフォームで受験された神崎さんと比較してみると以下のようになります。
リスニング
神崎 73 68 76 61
加藤 77 63 74 64
リーディング
神崎 63 65 55 62 63
加藤 62 65 52 58 66
私も分かっていなかったのですが、平均点が異なるので、これはフォーム別で採点されるということですね(今頃知った)。まあ問題自体が異なるので当たり前といえば当たり前です。ということは、以前ブログで紹介した満点に必要なリーディングの正答数もフォームによって異なることになります。さすがに前田さんのブログにはちゃんと書かれていますね。調べてみたら、Jさんのブログにも詳しく書かれていました(汗)
2種類の異なるフォームがある理由については、得点調整やデータ収集等の都合と思われます。フォームごとに当然試験の難易度に多少差は出ますが、正答数をスコアに換算する際、「スコアの同一化」という作業が行われ、得点調整が行われるので、フォームでの有利不利は出ないようになっているそうです。問題作成からスコア算出までの流れはこちらをご覧ください。
最初は、二つの異なるフォームでどの程度共通問題が出るかについて書こうと思ったのですが、調べているうちに思わぬ深みにはまってしまいました(笑) この点についてはまた別の機会に書きます。
最後にTOEICトリビアです。
過去のTOEICでは、各パートの最高点が495でないことがあった。今までで最も低い最高点は1980年5月の3CIC1のリーディング450(TOEIC Technical Manualより)
参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。




自分の書き込みが懐かしかったです。さっそくデータベースを更新しました。
良い形でフィードバックさせていただければと思います。
ありがとうございました。

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