「プレッシャーというのは目標に近づいているからかかるんです。例えば、150cm跳べる高跳びの選手がいたとして、バーの高さが200cmだとプレッシャーはかかりません。絶対に跳べないからです。ところが、これが、152cmとか155cmだとプレッシャーがかかります。跳べるかもしれないと思うからです。つまり、プレッシャーがかかっているということは、それだけ自分がゴールに近づいているんだ、と前向きにとらえることができるんです」
なるほどといたく感心してしまったのですが、これはTOEICでもきっと同じですね。試験で緊張するのは、目標点数に到達する可能性が高いからだ、と思って試験を受けると、もしかするとプレッシャーが軽減されるかもしれません。
さて、今日は、TBRで「TOEIC本」がテーマに取り上げられていましたね。これは神崎さんやヒロ前田さんもおっしゃっているのですが、TOEICの参考書や模擬試験を製作する際、パート1で使う写真が意外と手に入らないそうです。都合のいい写真が著作権フリーで手に入る機会ってそうそうないですからね。個人の肖像権の問題もありますし。などと思っていたら、今日のTBRにも出演されていた三羽四郎二郎さんのブログでパート1がイラストで説明されています。なかなか味があっていい感じですよね。
問題集としてのクオリティの問題はありますが、こうしたイラストを誰かに書かせてパート1の問題として使用すれば、少なくとも著作権の問題は解決しますね。おまけに自分がイメージしているシーンを都合よく再現することができます。あまりに手抜きのイラストはさすがにまずいと思いますが、例えば、西原理恵子さんや、原哲夫さん、小畑健さんがイラストを書かれたTOEICの問題集があったら楽しそうです。日本はマンガ大国でイラスト技術はおそらく世界一だと思うので、写真ではなくイラストを使う選択肢はあるのではと思います。もちろん、一流の作家を使うと原稿料の問題は発生しますけどね。ただ、その作家のファンも買う可能性がありますから、商品価値が上がるかもしれませんし、異色のTOEIC本として話題になることは間違いないでしょう。堅い本が多いので、たまにはそういう本があってもいいのではないのかなあと思ったりします。
参考書と言えば、TBRでも触れられていた中村澄子さんの緑本シリーズ最新刊「1日1分レッスン! 新TOEIC Test千本ノック!2」から、今回のTOEICで、ざっと見たところ7~8問は出題されているようです。パート5で難しいなと思った、主語が不加算名詞のnewsで述語のresultedを選ばせる問題もそのまま掲載されています。著者がしっかりとTOEICを継続的に受け、似たような問題を製作・掲載し、そのうちの一部が翌年リサイクルで出題されるという流れでしょう。7-8問ということは、40問中2割ぐらいなので、大きいですよね。この本では、昨年の11月に出題された問題までがカバーされているようなので、今年のTOEICをこれから受ける人には必須の一冊でしょう。上級者なら1時間で解けるので、試験前に繰り返すのがよさそうです。
今日の昼間、TBRを聞きながら、パート1・5・6の過去問を整理していました。私自身は試験を受け始めたのが昨年6月で、ブログを始めたのが8月、解答速報を始めたのが9月です。皆さんのおかげで、最初は解答をざっと紹介するだけだった解答速報も回を追うごとにクオリティが上がっています。自分の受けたフォームのパート1は6月以降ほぼ全問、パート5・6も9割程度答えがカバーされています。どの程度リサイクルがあるだとか、どれぐらいの期間を置いて出題されているだとか、あまり細かいことはヒロ前田さんに任せるとして、このブログ上で良い形でフィードバックできればいいなと思います。
先日のブログで解説したパート7のDPは昨年5月のリサイクル問題だったことが判明。こりゃ来年はさすがに出なさそうですね(笑)
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・・・そんなにあったんですね。受験中に「緑本で見たぞ」という感覚はあったのですが、そんなにもあったとは気付きませんでした。恐るべし、です。直前にやっておいて良かったです。そして、そんなタイムリーな本をくれたHUMMER さんに感謝です。自分では間違いなく買っていなかったはずですので。
>先日のブログで解説したパート7のDPは昨年5月のリサイクル問題だったことが判明
私自身、去年の1月から4回受けましたが、Part7の造園会社の広告とブタペストの会議の問題は、確か、去年の1月(or3月)に見ました。読んでいるうちに話の流れが思い出されて、正直、他の問題と比べると短時間で解けたように思います。ですので、個人的には明らかに影響はあったかもしれません。
TOEICは定期的に受けて、英語力を測りたいと思っているので、あまり頻繁にリサイクルされるのはどうなんだろうって思ってしまいます。
結局どれくらいリサイクルされているのか不明ですが、頻繁に受けている人は、今回けっこうな数になったかもしれません。ちなみに、以前、Part1で、公式問題集と同じ写真が使われていたということもありました。問題は違っていましたが。
TOEICを愛しつつ、英語学習においてはそれだけが目的になってもいけないというTEX加藤さんのスタンスにも共感しています。
私は1月に5年ぶりに受験して以来、TOEICに特化した学習をしてみたのですが、嬉しいことに効果もありました。仕事でも時々英語を使いますが、惰性で書いていたEメールなど、TOEIC学習で覚えた表現や文法を使って書いてみると更に幅が広がりました。逆に仕事で使う表現がTOEICに出ることもよくあるので、まさにTOEICの意図する評価基準に沿った受験者ですね^^
英語はツールなので、「それを使って自分は何が出来るのか」が一番大事だと思っています。点数を上げたい気持ちからの学習でしたが、実践にも繋がって嬉しかったので報告しました。

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