あるTOEIC本について
昼休みに会社の近くの路上で売られているお弁当を購入。最後に楽しみに取っておいたチキン南蛮を食べたら、魚の煮付けだったことにショックを受けてしまったTEX加藤です。名作マンガ「かっこいいスキヤキ」に出てくる、「最後まで取っておいた駅弁のオカズのトンカツが実はタマネギだった」というオチに爆笑したことがまさか自分の身にも起きるとは。なんということでしょうか。

さて、以前「Z会模試」について書いたエントリーに、Z会様からコメントを頂きましたのでご紹介します。

TEX加藤さん、「TOEIC(R)テストZ会模試」についてご意見・ご感想をいただきありがとうございます。 解答の訂正につきましては、申し訳ありませんでした。以後、問題作成にあたりましては同様のミスがないよう努めていきたいと思います。

> 解く側はぜいたくなので、毎回新しい問題を期待してしまいます。6回目以降には是非この辺りをご一考頂けたら嬉しいなあと思います。

貴重なご意見、ありがとうございます。 過去に実施した模試問題の一部をリユースすることで「無料」のご提供ができるという点もありますが、今後の開催にあたって検討をしていきたいと思います。尚、今回の模試解答データを利用した商品化の予定はございません。 よろしくお願いいたします。

Z回様、わざわざブログにまでお越し頂いた上、言いたい放題の一ユーザーの意見にコメントまで頂き、ありがとうございました。出版社の方からこのような丁寧なコメントを頂けると、「レベル判定模試5」が出たら買うぞ、って思ってしまいますよね。

と感激する一方で、今、一部TOEICマニアの間で話題(?)のTOEIC本をご紹介します。

それは、先日の指導者研修で話題に出た本です。ある研修参加者の方が、書店でこの本を手に取り、軽く読んだところ、練習問題の質が高そうなので購入し、じっくり読んでいたら、どこかで見た問題だな、と気づいたそうです。そうなんです。この本の中で使われている例題は、公式問題集のものと問題文も選択肢も一言一句同じなんですのよ、奥さん。あら、やだわあ。などと冗談を言っている場合ではないのであります。

私も早速購入し、調べてみたところ、例えば第一章の例題のうち、6割が公式1、3割が公式2、1割が公式1のパート5からそのまま使用されていました。公式1からの転用が最も多いのは、あまり最近のものから引用するとばれると思ったからでしょうか。さらに驚くべきことに、パート6もそのまま文章と問題を引用して解説を付けています。

あまりに豪快な転用ぶりに、もしかして、ETSの許可済みなのかなと思っていたのですが、表紙にこう書かれています。

TOEIC is a registered trademark of Educational Testing Service(ETS). This publication is not endorsed or approved by ETS.

ええっ。おいおい。ETSに認められていない出版物に、勝手にETSの著作物を転用するのはまずいのではないか?

ということで早速TOEIC運営委員会に問い合わせたところ、「内容確認の上、然るべき対応を取る」旨のご連絡を頂きました。

まだ無断転用かどうかは定かでは無いので、書名や詳細は伏せさせて頂きましたが、ETSの許諾を得て問題を掲載しているとの記載が無いので、著作権侵害の疑いが強いのではと思います。

普段私は、このブログでは、読んでがっかりした本のことはなるべく書かないようにしています。もしかしたらその本のよさや作者の意図に自分が気づいていないだけかもしれませんし、できるだけポジティブな空気にあふれたブログにしたいからです。ですが、普段商品企画の仕事をしていることもあり、今回の件は看過できませんでした。オリジナルを作ることに心血を注いだ製作者への冒涜であり、そこにモラルがないからです。また、モラルの問題それ以前に、法に触れることはしてはいけません。

あわわ。随分熱くなってしまいました。その熱さをSWテストや公開テストに向けないとですね(汗) SWテストはようやく問題形式が把握できて、流れが分かった感じがします。後は自分の実力がどこまで通用するかですね。客観的に自分のレベルが測定できる機会なので、有効活用したいと思います。


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著者だけでなく、編集者も責められるべき
本当に豪快な転用ですね(苦笑)どこかに出典が明記していないか探しましたがどこにもありませんでした。やはりこれは、著者だけでなく、編集者も責められるべきものですよね。5年くらい前にTOEICでは公開テストの無断引用で裁判ざだになりましたから、編集者はこういうことは、まず最初に気を使うべきものですから。また、TOEICが登録商標ということもあり、ETSに本のタイトルの許可を申請します。タイトルの大きさとか色とかうるさい規定があり、単に「TOEIC」のように「TOEICテスト」とタイトルに謳っていないものはETSに申請していないものと考えてもよさそうです(結構あるんですよ、これが)。

著者を弁護するわけではないですが、模擬問題のような本ではないので、出典を明記するなどすれば問題がなかっただけに残念です。さっと読んだだけですが、ポイントも的確で、解説も丁寧だからです。いわゆるメジャー出版社だけに残念です。英語学習にはあまり熱心ではないところなので、不況でやむを得ない事情があってこういうのを出したのかと余計な心配をしてしまいます。

ETSが許可するかどうか分かりませんが、公式問題集は解説が不十分に感じる学習者も多いですから、どこかの出版社がストレートに『公式問題集徹底解説』を出してもいい気がしますけどね。
Yuta | URL | 2009/03/06/Fri 22:12 [EDIT]
Yutaさん
恐らくですが、出版社も、「公開テスト」なんだから、問題も公開されていて、別に使ってもOKでしょ、程度の認識だったのかもしれませんね。許諾さえ取っていればOKだったのかもしれませんが、ETSってその辺は厳しそうですよね。まずNGが出そうです。確かに公式問題集は解説が足りませんから、運営委員会も、自分で公式3冊から問題を抜粋して、そういう解説本を出したらいい商売になりますよね。受験者としても嬉しいでしょう。「TOEIC」ってタイトルについては私も不勉強で知らなかったのですが、複数の方から情報を頂いたので、今日のエントリーに書きました。お時間あればご覧ください。
TEX加藤 | URL | 2009/03/06/Fri 22:29 [EDIT]

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