問題作成に挑戦
本屋の店頭に立っている英会話教材の販売員のお姉さんに、「どうぞー英会話のキャンペーンやってまーす」と明るく話しかけられた時に、流暢な英語で返したらどうなるのだろう、などとどうでもいいことが気になる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、今週末はTOEIC指導者セミナーの後半二日間です。前半最終日の二日目に出された課題は、TOEICの問題を自分で作る、という「アイテムライティング」というもので、私はパート5を2問、パート7のDPを3問の計5問を作るのが担当です。とはいっても、DPはパッセージは既に用意されていて、設問と選択肢を自分で作るだけなのですが、5問作るのに5時間以上かかってしまいました。やはり参考書は執筆するより解くに限ります(笑) 改めて感じたのですが、問題作成者の方ってすごいですよね。次に神崎さんにお会いしたら後光が差しているに違いありません。

特にパート7は、問題作りの大変さに、もういっそのこと3問とも「closest in meaning to」問題にしてしまおうかと(笑) 「傑作ができた!」と興奮気味に思っても、よくよく見ると、選択肢を読むだけである程度正解が絞られてしまったり、選択肢の文の長さがバラバラだったり、選択肢が長すぎたりと粗が見えてしまいます。3問のうち1問は両文参照型の設問にするのが課題で、それも非常に難しかったですね。

とはいえ、何とか講義の前半で学んだことを元に作業を終え、提出期限は一週間後だったのですが、課題を頂いたその日の深夜に提出しました。私の仕事でのポリシーの一つは、「巧遅は拙速に如かず」なんです。英訳するとどうなるのでしょうか。A quick response comes before a long deliberation.って感じでしょうか。

もちろん、早く出せばいいってものではありません。ただ、一週間練って今より何倍もいい問題が作れそうならその方がよいかもしれませんが、講義の余韻が残っているうちに5時間書けて一気に問題を作るのと、一日1時間で5日間掛けて作るのとでは、そう変わらない気がしたんです。問題作成に当たっては、講義ノートや「直前の技術」、過去自分が受けたTOEICの記憶を頼りに、今の自分ができるベストは尽くしました。

今回、お気楽独身サラリーマンの私の強みは、自由になる時間があることです(“ひま”ともいえます)。なので、その強みを生かして、他の参加者の方々よりもとにかく早く課題を提出することを目標にしました。真っ先に提出すれば、「まあ、問題のレベルは大したことないけど、こいつは提出するのが早い」ってことだけは印象付けられますよね。「レポートは早く出せば怒られない(笑)」 コレは普段の仕事で得た教訓です。

ということで、私が製作したパート5の問題2問のうち1問を公開します。何せ初のアイテムライティングなので、まじめに解かないでくださいね。本番のTOEICに悪影響を及ぼす恐れがあります。

Q-2. After the third day of the workshop, there will be an evening session which will give the chance to all the participants to discuss ------- the topic with the instructors.

(A) permanently  
(B) roughly  
(C) reluctantly    
(D) informally

実際のTOEICに出た問題を、今回のセミナーと関連付けてアレンジして作ってみました。3日目には参加者と先生方の懇親会があるそうなので(笑) 選択肢の副詞の内容がちょっとどうなのかなあとは思いますが、まあ初めてなのでこの程度でご勘弁を、という感じです。ただ、今回やってみて分かったのは、問題作りは大変ですが、凝り性な自分の性分と合っていそうだということです。結構楽しかったですね。なので、今後もTOEICを受け続け、問題収集活動を継続的に皆さんの協力の下で行い、いつか「TOEIC出たとこだけ」という問題集を出すのを夢にします。

参考になる部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

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Comment

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答えはinformallyですか?
なんか、前も本番でこんな問題があって、間違えたような気が・・
時間がなくてあせってたらroughlyにしてしまったであろう的な・・
こういうの、ホント苦手です・・
ウィットロック慶子 | URL | 2009/02/26/Thu 19:32 [EDIT]
問題作成
僕もやってます問題作成

実はこの間某出版社でまったく同じこと
「出たとこだけ」というのはどうですか?といったら

著作権があるのでちょっとできません
と言われてしまいました

文変えればいいと思うんですけどねどうなんですかねその辺?

btw TEXさんエッセンスの先生になる気ないですか?

Morite2 | URL | 2009/02/26/Thu 20:12 [EDIT]
語彙問題は間違いの選択肢を考える方が大変ですよね。
入試問題だと、下記のようなある程度高度な識別能力を求めると思うのです。

スペルが似ているもの
(informallyならinfluentiallyとかinflationaryとかでしょうか)
意味が似ているもの
(同じくinformallyならeasilyとかcasuallyでしょうか)

でも、TOEICってそういこうことほとんどしないですよね。同じ語彙レベルの単語を無造作に並べているだけの気がするんです。アメリカンでおおざっぱだからでしょうか(笑)。たしかにwas (strongly) influencedとかrise (significantly)とかコロケーションを意識して出してるケースは多いんですけれども。。。
Yuta | URL | 2009/02/26/Thu 21:26 [EDIT]
ウィットロックさん
うわ、真面目に答えられてしまいました。正解ですよ。roughlyは日本人向けの引っ掛けです。数字と合わせて「おおよそ」とか、「手荒に」といった意味ですね。formallyに否定の意味の接頭辞inが付いて「形式ばらずに」の意味のinformallyが正解です。次出たら間違えないでくださいね。
TEX加藤 | URL | 2009/02/26/Thu 23:48 [EDIT]
Morite2さん
あ、問題作成の本職が登場されましたね。権利関係は、文章を変えたりすればOKではないでしょうか。市販の問題集はそういうのが多いと思います。さすがに一言一句同じとか、ほとんど同じではだめでしょうけど。Google等を活用すれば似たような例文があるでしょうから、そうしたものをうまく活用してアレンジできるとよいですね。ただし、「出たとこだけ」ってタイトルはやばそうです。確実にETSからクレームが入りますね(笑)

エッセンスの先生って、私は素人ですから、とてもとても教えるなどというスキルはありません。でもまあここで話すのも何ですから、この次にお会いした時にでも話しましょう。
TEX加藤 | URL | 2009/02/26/Thu 23:55 [EDIT]
Yutaさん
おわ、Morite2さんに続き問題作成の本職の方が(笑)
確かに、受検英語の場合、接頭辞が同じとか、意味が同じ、あるいはとんでもなく難しい単語が散りばめられているというケースが多いでしょうか。純粋に語彙の豊富さを問うのが狙いなのかもしれません。その点TOEICは、語彙の豊富さというよりは、基本単語をいかに文脈の中で柔軟に使えるかを問う問題が多いように思います。その中に、この例題でいえばroughlyのように、「ラフな感じ、だからこれが正解かな」とつい日本人だと勘違いしがちな引っかけを入れているのが嫌らしいところではと感じます。おおざっぱなベースボールに見えて実は野球なのかもしれません。
TEX加藤 | URL | 2009/02/27/Fri 00:02 [EDIT]
問題作ると勉強になりますよね。
夕方のセッションの中のひとつでインストラクターとインフォーマルに話せる可能性があるという状況設定がいまいち想像しにくいかもしれませんね。

--- there will be an evening reception, which will give opportunities to ----

ではどうですか?informal を選びやすい感じがしますが。
| URL | 2009/02/27/Fri 10:10 [EDIT]
匿名さん
おおっ。なるほど。確かにreceptionの方が分かりやすいかもしれませんね。何となくsessionを使ってしまいましたが、勉強になりました。ありがとうございます。
TEX加藤 | URL | 2009/02/27/Fri 10:48 [EDIT]

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