ある調査によると、複数の大学卒のネイティブ・スピーカーにTOEICを受検させたところ得点分布は930~960点だったそうです。
また、調べてみると、OKWaveにはこういう記述があります。
私の知っているネイティブ(大卒アメリカ人)で模擬テストを受験した人が数人います。950~970でした。
この二つの情報は出所が不明ですが、ほぼ同じスコアですね。より確実な情報として、大卒ではありませんが、先日の指導者研修でのヒルキ先生のお話によると、お小遣いを払ってネイティブの12-15歳の子供数人にTOEICを受けさせたところ、全員860前後のスコアだったそうです。中学生なのでビジネス英語が分からなかったのと、集中力が続かなかったのが原因とのことです。まあそりゃそうですよね。2時間あのテストを受けるのはモチベーションのないネイティブにはきついでしょう。
ちなみに、日本人が日本語でTOEICを受けたら、という面白い動画がありますが、これ2時間続けるのは苦痛ですね。多分満点取れません。
「英語上達完全マップ」の著者の森沢洋介先生や、NHKのビジネス英語でもおなじみの杉田敏先生もTOEICをそれぞれ1回受けてケアレスミスもあって満点を逃したそうです。ヒルキ先生も1回目の受検ではお腹が減って集中力を欠き満点ではなかったとのこと。要は、ネイティブや英語の達人でも、必ずしも満点が取れるわけではないということです。
じゃあ、TOEIC満点の私の英語能力はというと、これはもう、
ネイティブ>日本人の諸先生方>越えられない壁>私
となります。この点に関して、ヒルキ先生は、「920点以上は同じレベルで点数はプライドの問題」とおっしゃっていました。森沢先生も、「非常に高い英語力の測定ができない」ことをTOEICの欠点の一つとして挙げられています(もちろん、英語の基底能力を測る目安としての優秀性は別に述べられています)。実際にはかなりの力量差があっても、スコアは同列になってしまうんですね。
ですので、スコアがある一定以上になったら、もうTOEICは卒業して、より実用的な英語運用能力に磨きをかけたほうが良い、というのが一般的な意見だと思いますし、森沢先生も1度受けたっきりで、それっきりだそうです。客観的に見ればそれは正しい方向性だと私も頭では思います。
ただ、じゃあ、自分がもし昨年の6月にTOEICを9年ぶりに受けた時に満点を逃していたらどうだったかと想像してみると、これはもう100%間違いなく、「満点を取るまで受け続けていた」と思います。だって取りたいから(笑) 理由なんてありません。例えが適切じゃないかもしれませんが、恋愛と同じです。「だって好きだから」
3月のTOEICは、昨年受験者数が一番多かった月です。10万人以上の方が受検します。神崎さんのブログで「10万人のTOEIC」というエントリーがありますが、10万人にはそれぞれの受ける理由があります。どんな形であれ、TOEICを自分を前に進めるための「燃料」にできればそれでいいのではと思います。私にとっては、このブログを運営するための燃料でもあるし、ブログを訪問される方との共通語でもあります。英語の達人の皆さんから見れば笑われるでしょうが、自分にとっては真剣勝負の場でもあります。
試験まであと一ヶ月を切りました。私はその前にSWテストがあります。これも私にとっては英語学習を続けるための新たな燃料です。皆さんがそれぞれの燃料を絶やさず燃やし続け、試験に臨まれる姿を励みにして、私も日々英語学習の火を細々とではありますが燃やし続けます。
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「ネイティブがTOEICを受けたら」ということですが、エッセンスのネイティブ講師はみんな満点です。
ただし初めの1~2回は980-985とかの人もいましたね。英語力ではなく、集中力が維持ができるかどうかが鍵になります。
日本人受験者も集中力の維持が得点に大きく影響する点は同じです。
集中力が続かない人は、TOEICの勉強するより、座禅とか丹田呼吸とかやった方が点が上がるかも(笑)

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