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いきなりブログタイトルとは無関係な愛犬の話です。

ブログをはじめるにあたって、フレームのデザインを選ぶことになりました。このフレームを私が選んだのには理由があります。

私の実家には、柴犬のTEX(テックス)がいます。彼は、阪神大震災で被災して、飼い主とはぐれてしまった被災犬です。施設に引き取られていたのを、縁あって私の実家の家族に引き取られ、以来13年たった今でも元気に日々を過ごしています。

彼の年齢は17歳半だそうです。人間でいうと90歳以上なのではないでしょうか。お盆に実家に帰ったのですが、さすがに足が弱ってきていて、朝晩の散歩には出かけるものの、よたよたとペースは上がらず、暑さもあって帰りは抱きかかえられて戻ってくることが多いようです。

実家に引き取られた直後の数年間は、震災のショックからか、周囲のちょっとした物音にも敏感になっていて、警戒心が強く家族にもなじまず、車の音が怖くて横断歩道の手前で座り込んでしまったことや、実家から脱走してしまったこともあったそうです。私が年に数回実家に帰った時も、「知らない人が来た」とばかりに、近づいて来ませんでした。

そんな彼も、実家の家族の献身的な愛情もあって、周囲に対しての警戒心を少しずつ解き、家族にとって欠かせない家族の一員となりました。今では、私が実家に帰っても、堂々と寝転がっていて、まったく我関せず、といった様子です。

彼はもう一日のほとんどを寝て過ごしています。近い将来、家族とのお別れの時が来ることは避けようのないことです。不肖の独身息子のせいで孫のいない実家の両親が孫同然に可愛がってきた愛犬との別れを考えると、離れた場所にいる私も胸が痛くなります。テックスのために家をバリアフリーにリフォームしたり、テックス中心の生活になっているのですから。

何年か前、インターネットで、「虹の橋」という詩が話題になったことがあります。詩の内容は、飼い主は、愛するペット達と別れても、天国の手前にあるという 「虹の橋」でまた再会して、一緒に虹の橋を渡り共に天国に行けるのだという内容です。

実家の家族の人生に喜びを与えてくれたテックスに心から感謝して、彼が残りの日々を幸せに生き、そして、家族がいつかテックスと「虹の橋」で再会できるように、そういう思いをこめてこのフレームを選びました。最後に、長くなりますが、この原詩を引用します(英語についてのブログらしく)。

Rainbow Bridge

Just this side of Heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here,
that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends
so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine and
our friends are warm and comfortable.

All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor;
those who were hurt or maimed are made whole and strong again,
just as we remember them in our dreams of days and times gone by.
The animals are happy and content, except for one small thing:
they each miss someone very special, someone who was left behind.

They all run and play together,
but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent; his eager body begins to quiver.
Suddenly, he breaks from the group, flying over the green grass, faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet,
you cling together in joyous reunion, never to be parted again.
The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head,
and you look once more into those trusting eyes,
so long gone from your life, but never absent from your heart.
Then you cross the Rainbow Bridge together...

*Author Unknown*

tex2.jpg


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HNは・・・
TEX加藤さん、こんにちは。
TOEICについてコメントをいただいたNuiです。

TEX加藤さんのハンドルネームはテックスくんから来ているのでしょうか。
TEXくんの安心しきったお顔を見て、こちらまで幸せな気持ちになりました。
ここまでリラックスした表情をみせてくれるまでになったのも、
ご家族の深い愛情があったからなんですね。

「虹の橋」の原文、初めて読みました。
(わからない単語が6つも・・・!)
私は3年前に愛犬を亡くしているので、読むだけでじ~んとして・・・。
虹の橋でいつか会えるかな。
会えるといいな。
だめだ、書いているうちに涙が出てきました。

記事のアップを楽しみにしています!

Nui
Nui | URL | 2008/08/28/Thu 14:51 [EDIT]
コメントありがとうございます!
Nuiさん、こんにちは。
私のHNはもちろんご想像の通り、実家の愛犬の名前です。
私自身はずっと東京にいるので、TEXに会うのは帰省時だけ
なのですが、実家の家族にとっては本当に家族同然の存在です。
全然飼い主では無いのに、私も「虹の橋」を読むとじーんとして
しまいます。絵本などもたくさん出ているようですね。

私もまたブログにお邪魔させて頂きますので、よろしくお願いします。
TEX加藤 | URL | 2008/08/28/Thu 17:01 [EDIT]
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| | 2014/01/03/Fri 20:41 [EDIT]
隠しコメントさん
犬を7匹も飼っていらっしゃったんですか。それはさぞかしいろいろな想い出があることでしょう。実家では今でもTEXの話題が出ない日はありません。私はこのHNにとても助けられています。生徒も親しみやすいようですし、本当にこのHNにしてよかったと思っています。金フレの固有名詞をTEXにしたのは賛否両論のようです。その方が余計なことに気を取られずに単語に意識が集中できるかと思ったのですが、そうでもない方もいらっしゃるようです。生徒にはおおむね好評なんですけどね。
TEX加藤 | URL | 2014/01/04/Sat 09:49 [EDIT]

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