九州からの数名の参加者をはじめ、全国各地から集まった参加者の数は何と30名以上! 有名TOEIC講師の方をはじめ、大学、高校、専門学校等で実際にTOEICの指導に当たられている方がほとんどで、私のように教えることを専門にしていない参加者は4人だけでした。参加者の熱意とレベルの高さが伝わってきます。
講義は朝の10時半から、昼食の間もグループディスカッションをして、終了は17時半と長丁場でしたが、ロバート・ヒルキさん、ヒロ前田さんの熱意あふれる指導のお陰で、全く長さを感じませんでした。お二人の企業秘密の部分もあるので、講義の内容をこのブログで一般公開することはできませんが、TOEICについてこれまで何となく思っていたことが具体的な数字やポイントとして示されたので、とても参考になりました。
差しさわりの無い範囲で1点、とても印象に残ったのが、ヒロ前田さんが某大学で100人以上を相手に講義をされた時のエピソードです。TOEICのリーディングパートでは時間管理が大切であることを指導された後、「では、皆さんの中で、もし、パート5や6で分からない問題があったら、あっさり捨てますか、それとも粘りますか」と尋ねたところ、何と8割以上が「粘ります」と答えたとのこと。前田さん曰く、「人生は捨てちゃいかんけど、TOEICでは捨てる男になれ」と(笑)
このブログを訪問されている上級者の方の多くは、パート7の最後まで時間内に終わるでしょうが、前田さんのお話では、9割以上の受験者は最後まで解き終わらないそうです。いわゆる「塗り絵」ですね。「BBBB」や「CCCC」の直線タイプで行くか、それとも「ABCDCBA」のV字タイプで行くか(笑)
毎回毎回パート7の多くの問題が塗り絵になってしまう場合、パート5や6では、空欄の前後やキーワードを読めば解ける問題のみに注力し、設問や文章を全て読まないと解けない問題は、極端な話塗り絵にして、20分経過したらパート7に取り組むのが賢明です。ただし、その場合、どの問題を捨ててどの問題を解くかを見極めるには、練習が必要です。「直前の技術」等を参考にして、まず設問の選択肢を見て、「これは解く」「これは難しいからとりあえずマークして次」などといった判断ができるようになれば、最後まで解ける確率が高まると思います。くれぐれも語彙問題で、「もう喉元まで出掛かっているんだけどなあ」などと悩まないことです。パート7が終わってから悩みましょう。
この講義が後3日間あると思うと楽しみです。これから残りの3日間を通して、TOEICの指導者としての基本スキルを身につけつつ、参加者や講師の皆さんとのネットワークが広がればいいなあと思います。ブログの宣伝もしてこなければ(笑) そういう人脈ってお金にかえられませんからね。しっかりと残りの3日間を充実させたいと思っています。
明日は参加者全員が小グループに分かれ、一人一人が他のグループメンバーに10分間の模擬講義を行います。じゃんけんの結果、私はパート1担当です。小道具として、199/200だった1月のアビメを持って行って、パート1の恐ろしさを伝えたいなと思います。「パート1をオアシスやと思ったら大間違いやで」と(笑)
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