私の英語履歴書(中学編)
たまーに、「TEX加藤さんはどうやって国内で英語を勉強したんですか?」って聞かれることがあるので、ちょっと昔話を書いてみようかなと思います。え、"They just said that to be polite."、そんなオヤジの思い出話はどうでもいいから、3月のTOEICに向けた有効な対策法でも書けよ、って? そういう方には、神崎さんの「TOEIC BLitz Blog」がお勧めです。また、HUMMERさんの「独学でTOEIC990点を目指す!」も素晴らしいブログなので、是非今すぐそちらへ光速で移動されることを強くお勧めします。

さて、私は生まれも育ちも大阪です。大阪の田舎町で生まれたので、小学校の時に外国人を見た記憶や、英語に触れた記憶がまったくありません。TVで「ゼンジー北京」を見かけたぐらいでしょうか。なので、中学でゼロから英語の勉強をスタートしたわけです。

中学もごく普通の公立中学で、スペルの書き方(ブロック体・筆記体)などを、線の入ったノートで綺麗に書くという作業からスタートしました。「このSの曲線はなかなか美しいなあ。しかもちゃんとぴったり線の上に書けた」などと、英語力とは全く関係の無いところに燃えていた記憶があります。授業も、悪名高い(infamous) "This is a pen."タイプでした。

中学の時の授業でいまだに覚えているのが、中1の時にクラスにいた坂口君のことです。先生に教科書を読むように当てられると、私も含む他の生徒は、もうほとんど宇宙語にしか聞こえないめちゃくちゃな読み方だったり、ふざけて読んだりしていたのですが、坂口君は、すらすらと英語っぽく読んだんですね。彼が読み終わると、一瞬の静寂の後に、「おおー」っていうどよめきと共に拍手が起こったんですよ。英語の教科書を読んだだけで(笑) 今から考えると彼は小学校の時に英会話でも習っていたのでしょうね。

で、私も、「オレも坂口君のように英語を格好よく読んで、クラスの女子に、”TEX君素敵”って言われたい」などと思って必死に真面目に練習したんですね。で、その次の授業では、私の「当ててくれ」オーラを痛いほど感じたのか、先生が、「じゃあ、ここを、TEX君。読んでください」と当てられたわけです。その時はもう、「よっしゃ。いよいよワテの出番が来たで。クラスの女子、皆、惚れるなよ」などと思いつつ、自信満々に読み終えた後、「どうだ」と言わんばかりに周りを見渡したのですが、残念ながら拍手の「は」の字も起こらず、大阪湾深く撃沈したのでありました。

まあ、当時は誰も英語のリズムや発音なんて教えてくれなかったのですから、当たり前ですね。CDや、ましてインターネットなどなかったし、自力でうまく読めるわけがありません。先生も、「キッチンはキチンと覚えなさいよ」なんてオヤジギャグを飛ばす程度で、英語の読み方も超適当でした。先生が読んでくれた「ロシア人」を意味する「Russian」って単語が、「ラッシャー」って聴こえて、当時人気プロレスラーだった「ラッシャー木村」を皆が思い出してクラス中の男子が爆笑した記憶が今よみがえりました。「他のクラスでもこの単語を聴くと皆笑うのよね。何でなの?」って先生は不思議そうにしていましたね(何でこんなことを30年経っても覚えているのか)。

中学時代、英語の成績はほとんど5段階の4だったと思います。悪くは無いですよね。ただ、それほど英語の勉強は好きではありませんでした。坂口君に惨敗したのが3年間知らぬ間に自分の中でトラウマになっていたのかもしれません。

こうして改めて振り返ってみると、中学時代に英語の基礎はまったくできていなかったのではないのか、と空恐ろしく思えてきました。先生もダジャレを飛ばすより、もっと何十回もテープを聞かせて音読する作業を強制してくれればよかったのに、と思います。

とここまで書いて、こんなどうでもいい思い出話に果たして読者の方々のニーズはあるのかが疑問に思えてきたので、このシリーズは不定期連載にします。まじめなエントリーの合間に緩衝材としてはさむことで、皆さんの息抜きにしていただければと思います。

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坂口君は今・・・
>クラスの女子、皆、惚れるなよ」などと思いつつ、自信満々に読み終えた後、「どうだ」と言わんばかりに周りを見渡したのですが、残念ながら拍手の「は」の字も起こらず、大阪湾深く撃沈

((爆))

うちの中学は「I speak English.」から始まる教科書でした。少数派だったので、他の中学の子たちが「This is a pen.」やってるのがすごくかっこよく見えたのを覚えています。うちは中1の時の先生が当時めずらしく発音に力を入れてた先生で、ちょっと大げさではあったけど、lとr、bとvの違いとか、あとthとかしつこく言わされ、当時は嫌だったけど今思うとありがたいです。線の入ったノートにブロック体と筆記体で、それぞれのアルファベットを書き込む作業から入ったのは、全く同じです!懐かし~~。

坂口君のその後が気になりながら(笑)、失礼します。(_ _)/~
ころりん | URL | 2009/02/07/Sat 17:55 [EDIT]
ころりんさん
"Are you a boy?" "Yes, I am. I'm a boy." "No, I'm not. I'm a girl."

とか、今から考えるとあれはなんだったんだろう、って会話練習をした記憶がおぼろげにありますね。“Are you a boy?”ってどんなシチュエーションで使うんや! 

坂口君のエピソードは他にもあるので、いつかご紹介したいですね。黒縁めがねをかけて七三分けで、超真面目だったのを覚えています。休み時間にみんなが騒いでいるのに、一人机で本を読んだりしていたんです。今どうしてるんだろうなあ。さすがに下の名前までは覚えていませんが、実家に帰って卒業名簿を見てググッたらその後がたどれるかもしれませんね。きっと今では真面目に働いて、父親やってるんだろうなあと思います。
TEX加藤 | URL | 2009/02/07/Sat 19:05 [EDIT]
いろいろですね
すいません、坂口君が気になって(?笑)また来ました・・(>o<)

“Are you a boy?”はさすがに、どう返していいか悩む(笑)。そうなんですよ、あの当時の教科書のおもしろくなかったところって、それなんです!使い道が想像できない。現実味がないから、興味がどんどん薄れていった部分は確かにあります。

七三分けの男子、いましたね。案外そんな子が、どこかの時点ではじけてしまって、ロックンローラーとかになってるかもしれませんよ(笑)。
この歳になると、皆それぞれいろんな形で、ある程度ひとつの人生の軌跡のようなものを形作ってますよね。いまでは家族つくって次の世代を育ててる人たちもいるし、仕事とかで名をあげている人もいれば、同窓会名簿とかみると、亡くなってしまってる人もいたり・・。あの毎日同じ教室で、同じ空気の中にいた時には想像すらしなかった人生を、それぞれが、歩んでいってますよね・・。(しみじみ)
ころりん | URL | 2009/02/07/Sat 20:42 [EDIT]
ころりんさん
中学校の英語の教科書を最近読んだりしているのですが、つまらない内容のものが多いように思います。戦争の悲惨な話とか、遺伝子組み換え食品の話とか、米国の黒人の歴史とか。確かに学ぶべき重要な事だとは思いますが、英語じゃなくて他の時間でちゃんと勉強した方がいいと思うんですよね。でないと、話の内容は難しい上に、英語なわけですから、英語嫌いがますます加速しそうな気がします。もっと楽しい身近な話にしないと、興味がわかないのではと思います。会話文も同じですよね。

中学校の同級生の東京組でプチ同窓会をしたことがあるのですが、意外と皆変わっていませんでした(笑) ただ、やっぱり人生いろいろなので、その部分では、いろいろと考えさせられますよね。卒業式が人生の一つの分岐点だったんだと思うと感慨深いです。Our paths really diverged after graduation.
TEX加藤 | URL | 2009/02/07/Sat 21:28 [EDIT]
ゼンジー北京
TEX加藤師匠

おひさしぶりです。白うさぎです。

懐かしい名前が出てきたので、おもわず飛びつきました。
同郷のよしみ?でしょうか。

ご存知のことかと思いますが、
「ゼンジー北京」さんは、渡辺重信という日本人です。

「タネモシカケモ、チョトアルヨ」

などの怪しげな語り口は、彼の所属事務所の隣が
中国料理店で、そこの店員の喋り方を真似たものです。

私も怪しい中国人だど子供心に思っておりましたが
彼の手品は、わかりやすくて面白かったです。

実は、ゼンジーさんは、ひどい上がり症だったのですが、
この中国人風に話すことで、人格を変えることが出来て
見事上がり症を克服した努力の人でもあります。

白うさぎ | URL | 2009/02/07/Sat 23:27 [EDIT]
感慨深いですね
かつての私みたいな英語の落ちこぼれをなくすためにも、必要なのはまず教科書革命ですね!

いぃなあ・・・私も同窓会行ってみたい~。田舎なので、時々ばったり会うことはあるんですけどね。見た感じは割とみんな一緒ですね。すぐ分かる。保育園の同窓会とかだと、さすがに誰が誰だか、訳分からないかもしれませんが(笑)。ただやっぱり、中高の友達にしても、大学の友達にしても、卒業後は、環境や立場が変わっていくから、話が合わなくなったりするさびしさはあります。特に向こうが子育てに夢中だったりすると、全然噛み合わない(笑)。まあ、それはそれでまた人生の喜びの隠し味だったりするんでしょうけど。

>Our paths really diverged after graduation.

Yeah, and that makes the time we shared precious. Bitterness and joy must be brought to us together, ... don't you think? (^-^)
ころりん | URL | 2009/02/08/Sun 00:04 [EDIT]
白うさぎさん
お久しぶりです。

やはりそうでしたか。先日飲み会の席で、「ゼンジー北京」はどこの人だって話題になったのですが、日本人でしたかあ。貴重な情報ありがとうございます。あの中国語風の日本語の裏にはそんなストーリーがあったんですね。ちょっとじーんとしました。あ、ということは私が小学生の時に目撃した外国人は、「ザ・デストロイヤー」ぐらいしかいないことに!

ブログにはひそかにお邪魔して、読書量と内容の真面目さに圧倒されています。たまの癒しグッズの紹介が楽しみなので、今後ともよろしくお願いします。
TEX加藤 | URL | 2009/02/08/Sun 11:14 [EDIT]
ころりんさん
徐々に、野球選手のストーリーなどを入れて改革はしているようですけどね。内容がつまらないのであれば、先生が無理やりCDやネットを活用して音読500回をさせたらいいのではと思います。その時は嫌でも、将来絶対役立ちますから。

同窓会は、たまたまネットで同級生を見つけたんで、メールを送ったんです。彼が前期学級委員長で私が後期学級委員長だったっていう思い出がよみがえりました。同窓会は6人で行ったのですが、皆見た目は同じでしたね。

Yes, those school days are precious and bright. The brightness just reminds me of a lighthouse. We are like a ship out at sea of life sailing in different directions at a different pace. As you said, the sea of life sometimes stays calm and sometimes goes wild with bitterness and joy. A beam of light from the lighthouse may show us where we were, where we are, and where we should go from here.
TEX加藤 | URL | 2009/02/08/Sun 11:41 [EDIT]
ニーズありありです!
>先生もダジャレを飛ばすより、もっと何十回もテープを聞かせて音読する作業を強制してくれればよかったのに、と思います。

昔は教員採用試験では英会話の試験がなかったんですかね(笑)そもそも採用する側が正確な発音を知らなかったのかもしれません。そのようなテキトーな発音をする先生に教えてもらった生徒はいい迷惑ですが(笑)やはり当時は統計的に音読が言語習得の最短距離だと証明されていなかったのかもしれません。ただシュリーマンの自伝には毎晩近所からクレームがあるくらい大きな声で音読し、隙間時間をつかって暗唱したと書いてあります。いずれにせよ、今の生徒は幸せですよ。パソコンルームで各自一人一台のパソコンで英会話を見ながら、ディクテーションができる時代になりました。便利になれど英語力は昔とさほど変わらないかもしれませんが。いやむしろ昔の方が語彙が豊富だったので脳は鍛えられたかもしれません。

それでもてると思い誰もいないところで必死に練習した姿がかっこいいんですけどね。女の子の見る目が甘かったですね。

k2 | URL | 2009/02/08/Sun 11:57 [EDIT]
k2さん
まあ30年前ですからね。英語を話せる先生自体が非常に少なかったと思います。「テープが擦り切れるくらい聴いた」ももはや死語ですよね。その分、必死に試行錯誤しながら勉強したのが自分にとっては良かったのだと思いますが。確かに、英語学習の環境は当時とは比較にならないぐらい良くなったのに、日本人の英語力が伸びている感じはありませんね。そのうちTOEFLの平均点が欧米諸国並みになる日がくるのでしょうかね。
TEX加藤 | URL | 2009/02/08/Sun 12:16 [EDIT]
The lighthouse
>A beam of light from the lighthouse may show us where we were, where we are, and where we should go from here.

You're right, it does...
Sometimes I find my true self in old friends' words. They remind me of who I am, and tell me what to do when I'm drowning in the raging sea. In a sense, we are still together cheering up each other... probably forever, in our hearts.

学級委員長?!すごい、学級委員長なんて、人気もんじゃないですか!!(^o^) 私は皆に、どんな子として覚えられてるんだろう・・?「あのキャッキャーうるさいテニス部の子」かな?(ガッカリorz(笑))
ころりん | URL | 2009/02/08/Sun 15:35 [EDIT]
ころりんさん
学級委員長は、人気があったというよりも、誰もやりたくないポジションを押し付けられる印象ですよ(笑) まあ成績が良くて真面目だったからでしょうね。高校でも何回かやりました。私はあまり目立たない生徒でしたが、ころりんさんはきっと目立っていたのでしょうね。印象が強いだけいいのではないでしょうか。
TEX加藤 | URL | 2009/02/08/Sun 17:32 [EDIT]
いや・・・私は成績は悪い上に、目立たない子でしたよ。この前なんか耳鼻科行ったら、お医者さんが同級生の男の子だったんです。びっくりして「〇〇君、同じクラスになったことないけど、高校一緒やったの覚えてる?」って言ったら、「え?」ってカルテみて、「旧姓誰やったっけ?」って言われましたもん。orz(一緒やっちゅうのに!(笑))

・・って、こんなことだけ言いにくる私も私だと思いますが・・。(笑)f(-_-;)

あの、英語の縦読みのやつ・・おもしろいですね!日本の掲示板とかにそんなのあるのも、知りませんでした。
ころりん | URL | 2009/02/08/Sun 20:34 [EDIT]
ころりんさん
そうでしたか。私も偶然テニスの試合で高校一年生の時のクラスメートと対戦したことがありますよ。向こうは全然覚えていませんでしたが(笑) 英語の縦読みの例文はあまりに見事で笑ってしまいました。きっとこういうのが結構あるんでしょうね。そういうの集めた本があったら読んでみたいですね。
TEX加藤 | URL | 2009/02/08/Sun 21:23 [EDIT]

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