歩いたけど完走
今年のTOEIC公開テストが終わりました。いつも感じるのですが、公開テストが終わり、駅へと向かう人並みにまぎれていると、コンサートの後のような、何ともいえない寂しさがあります。普段の生活では交わることのない人たちが、TOEICという一つの目的のために、ある日曜日の午後、ある場所に集まって一緒に試験を受け、試験後はまたお互いの場所に帰っていく。これってちょっと不思議な体験です。

受験の翌日、営業回りで立ち寄った得意先で話をしていたら、相手の担当者がたまたま同じ会場で受験していたことが判明し、とんとん拍子に大口の契約が決まった、なんてことがこの広い日本のどこかであったりするかもしれません。あるいは、テスト会場でたまたま言葉を交わした男女が、試験の翌日にばったり出くわして、それがきっかけで恋に落ちる、なんてバブル時代のドラマのような展開は、まあないかな。

TOEIC講師に転身する前に受験した3回も含めると、この12月の公開テストが70回目の受験でした。「TOEICを受験しなさい」と会社に強制されたわけではなく、「TOEICを受験してください」と誰かにお願いされたわけでもありません。TOEICを受験するのが好きで受け続けているうちに、いつの間にか回を重ねてきました。毎回受験後は、「ふぅ。これで当分しんどい目をしなくてすむな」とほっとするのですが、気付くとまた一か月後に試験を受けている自分がいます。このあたりの心理状況は、毎回受験している方にしかわからないでしょうね。マラソンをしない人にマラソンランナーの気持ちがわからないように。

僕がTOEICを本格的に受験し始めたのは2008年の6月です。最初からTOEICが好きだったわけではもちろんありません。新商品展示会に来場した外国人の接客で自分の英語力の衰えを痛感し、英語の勉強を再開しよう、と思ったとき、勉強のペースメーカーとして選んだのがたまたまTOEICだったんです。試験が年8回(当時)あって、2時間で終わりますからね。サラリーマンにとっては最も手軽に受験できる試験です。まさかそれから6年間ほぼ毎回受験し、TOEIC講師や著者に転身するとは想像もしていませんでしたが。

今年一年を振り返ると、1月で連続990がとだえ、学校行事で受験できない回もありましたが、最後まで受験を続けられました。マラソンに例えれば、途中で少し歩いたけど、なんとか完走した感じでしょうか。つい先日、耳の不調で耳鼻咽喉科に行ったところ、左耳の中耳炎で、右耳もその影響か聴力が低下していました。どうりで公開テストのリスニングの音が小さかったわけです。幸い重症ではなく、左耳の水を抜いて、だいぶ楽になりました。あと数回通院すれば全快するでしょう。年を取ると肉体的な衰えは避けられないので、来年もぼちぼちがんばろうと思います。もちろん、僕はプロ講師なので、受験できる回は毎回オールアウトで全力で試験に臨みます。Part5の新刊も何とか3月には出せるようがんばらねば。

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Part5の新刊が待ち遠しいです。
TEX加藤さんのブログはいつも勇気づけられます。
金のフレーズをバイブルとしているものですが、できる人(奥様)/できない人(奥様)も楽しく読ませていただきました。
Part5の新刊が楽しみです。TAK
TAK | URL | 2014/12/25/Thu 12:52 [EDIT]
TAKさん
コメントありがとうございます。今回の新刊は、前作の奥様本とは対極にある量を重視した問題集です。金フレで語彙のノウハウを出し尽くしたように、過去の受験で得た文法のエッセンスをすべて詰め込みたいと考えています。なんとか3月に出せるようがんばります。
TEX加藤 | URL | 2014/12/25/Thu 14:15 [EDIT]
2012年6月に理科大でお世話になりました"O"です。(バンドル名は避けます。)
その後、私は、滅茶苦茶に多忙の中で、本業のリスクヘッジもあり別試験(後述)に移り、それは2年掛けて遅まきながら達成しました。現在は海外からの親分と仕事をする上で、会話スキルを上げるために期間限定で試験を受けています。

最近Part.7で我流の解き方を試しています。

カテゴリ→本文タイトル→問題文の単語拾い読み→[本文→選択肢の単語拾い読み→回答]

どうも、この方法が自分にはしっくり来るような感じで、結果として経過時間(D)、時間効率(C)と正答率(Q)とも(満点で無いけれども)均衡している感じがあります。もう少し試してみて、それが本当に正しいのかは、1/11に用いてみて実証したいと考えています。

QCDはいわゆる{品質、コスト、納期}です。もちろんQとCとDでトレードオフがあります、全てを満たすことは不可能で、制約下で均衡を目指せば良いです。現在の練習では新公式問題集Vol.6 Part.7 Singleが24分で正答24~26/28、まぁこれで良いのかなと。場合によってはD>Qで「あてもの」=スキャンであって読解に非ず」も、やむを得ず。

私の受けていた試験の1つに、ケーススタディに対する設問を短文論述するというものです。つまり「現代国語」(国語現代文)の問題です。しかしこの訓練で、英語長文の読解力が(単語や文法を除くと)上がったと思っています。

あたりまえかもしれませんが、国語力=読解力+探索力+推論+要約力は、言語の差は関係なく共通なんでしょうね。

この2年、無勉でも750はキープできていて、11月は780でした。もう一度800に戻し、最終的には860~900を目指して、そこで卒業したいと思っています。

今後の加藤先生のご活躍を期待致します。
| URL | 2014/12/26/Fri 23:54 [EDIT]
Oさん
こんにちは。理科大の授業、今となっては懐かしさも感じます。さすが理系、という感じのロジカルな学習法を続けていらっしゃるようですね。是非近いうちにTOEIC900を取ってください。陰ながら応援しています。
TEX加藤 | URL | 2014/12/27/Sat 11:00 [EDIT]

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