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金のフレーズ
今日は閑話休題です。金のフレーズの改訂版が累計発行部数100万部に到達したので、ちょっと振り返ってみます。問題演習を楽しみにしている方がいらっしゃったらすみません。

金フレを書くきっかけになったのは、このブログです。2008年、サラリーマンをしながら、ブログがはやっているみたいなので、自分も好きなTOEICのことをあれこれ書いてみようかな、と思って始めました。

そのブログの反響が思っていた以上に大きく、神崎正哉さんのTBRというネットラジオの番組に呼ばれることになりました。2008年11月の公開テスト後の放送です。僕以外のゲストは、Morite2さん、Tommyさん、常野さんだったようです。場所がどこだったかは覚えていません(Morite2さんの自宅だったかな)。

その放送以降、番組に何度か呼んでいただいて、同い年ということもあり、神崎さんと仲良くなりました。その縁で、2009年9月の特急シリーズ創刊時に、読解特急を神崎さん、Danと共著で出すことができました。同時期に、僕は20年以上続けたサラリーマンを辞めて、TOEIC講師に転身しました。

幸い特急シリーズが読者の好評を得て、編集者のSさんに、「TOEICに出るフレーズを集めた本を出したいんですけど」と言ったら、「やりましょう」と即決してくれて、始まったのが金フレです。金フレの前に、読解特急シリーズや入門特急などでも仕事をしていたので、ある程度の筆力があると認めてくれていたのかもしれません。

僕の場合、あれこれ指示されると力が発揮できないのですが、S藤さんが担当編集者だったのは本当にラッキーでした。とにかく書きたいように自由に楽しく(もちろんしんどかったですが)書かせてもらいました。ときどき隙間風が入ってくる暖房のない寒い小平のアパートで、テニスのベンチコートを着て、授業のない日は一日中PCに向かっていたことを思い出します。

本の内容や形式は私が考えましたが、金のフレーズというタイトルを考えたのはS藤さんです。僕は正直いまいちだな、と当時は思っていたのですが、今となっては素晴らしいタイトルだったと脱帽しています。

締め切り間際に、空いているスペースがもったいなかったのと、読者の息抜きになればと思って入れたのが、「TOEICの世界では」です。まじめな英語学習書に、くだけた内容のコンテンツを入れることができたのも、特急シリーズならではですね。まさかSNSで大きな話題になるとは思ってもいませんでしたが。

こうして2012年3月に発売になったのが、旧版の金フレです。初年度の発行部数は2.3万部と、最初から爆発的に売れたわけではありません。ですが、口コミ効果で次第に売れ行きが伸び、発売後5年で40万部を突破しました。

その間、TOEIC指導を本業とする中で、改定したい部分が多々出てきたので、S藤さんに頼み、2017年に改訂版を出すことになりました。改訂版を出すと売り上げが下がる可能性もある中(映画の第二弾と同じです)、出版社がリスクを取ってくれたのはありがたかったです。

改訂版は、自分の持てる限りの力をすべて注ぎ込んで書きました。改訂版ではなく、まったく新しい本を書いた印象です。売り上げのことは頭にありませんでしたが、旧版より売り上げが下がると出版社に迷惑が掛かるので、そうならないといいなとは思っていました。

2017年1月に発売になった改訂版の金フレは、僕の想像以上に読者の支持を得て、4年で100万部に到達しました。今の時代、「これいいよ」と人に勧めたくなるような本を書けば、SNSや口コミを通じて、自然発生的に広がっていくのだと実感しています。その輪の中に入っていただけたすべての方に感謝しています。

本が売れると、読者はもちろん、書店や出版社、製作にかかわった人、講師など、さまざまな人を笑顔にできます。その笑顔が、僕にとっては執筆の最大のモチベーションです。またそういう本が書けるようがんばります。

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