会場にはいつも12時10分頃入り、必要事項の記入を済ませ、外に出て軽く体操をしてから12時半少し前に教室に戻ります。昨日は、家を出てから忘れ物に気付いて戻ったので、会場入りが12時20分頃でした。会場も体操をするスペースがなかったので、必要事項を記入してからは、村上春樹の本を読んでいました(試験前は、「ノルウェイの森」の英語版を読むことが多いです)。
会場では、数席右隣の方が「銀のフレーズ」で勉強しているのが目に入ったので、「がんばってください」と心の中で応援。試験前の会場では、金フレやでる1000を読んでいる方はよく見かけるのですが、銀フレは初めてでした。
開始前に気になるのは、周囲の受験者と音量ですね。たとえば右隣の方の様子が気になる場合は、時計や筆記用具、解答用紙を左側に配置し、右側が目に入らないようにすると集中力が乱されません。試験前の「ただいまより試験に関する~」と流れる音量が小さいと、少し不安になりますよね。昨日の音量は適度でした。
試験前、試験管の方が誤ってCDを操作し、「間もなく、リスニングテストが始まります」という音声が2度流れてしまい、「大丈夫かな」と思いましたが、その他は問題なく、比較的スムーズに試験開始となりました。
Part1のディレクション中は、パラパラと写真を見たり、Part3/4の図表を見たりしています。「Now, listen to the four statements. (A)~」と問題例が流れるころ、Part1のQ1に戻り、深呼吸をして、集中力を高めます。
Part1では、「冷静さ」と「消去法」が大切です。聞き取れない選択肢があっても、ほかの選択肢を冷静に聞き、消去法を駆使すれば、大崩れすることはありません。ちなみに、私は過去に、Part1で1問ミスして、他の199問はすべて正解だったことがあります。Part1でミスしても、ほかのパートでカバーすればいいだけの話です。とはいえ、単語集等を活用して、Part1特有の単語だけは頭に入れておきましょう。wheelbarrow(手押し車)やrake(熊手)、dock(埠頭)とか。日本語でもあまり普段使わない単語ですが。
Part2は、私も一番緊張するパートです。何せ最初の一語を聞き逃すと、それだけで答えがわからなくなってしまう問題もあるので。このパートでは、「シーンを生き生きとイメージする」「質問を脳内リピートする」「だめなら消去法を使う」が有効です。まず、質問が流れたら、相手が話しているシーンを生き生きとイメージします。それさえできれば、ひねった答えにも柔軟に対応できます。普段から、Part2の正解の応答を、会話のシーンをイメージしながら音読しましょう。次に、シーンの残像を脳内に残しつつ、質問を脳内リピートします。質問を忘れないようにするためです。私の場合、質問文の長さや難易度によって、英語でリピートしたり、日本語で要約したり、適当に脳内で処理しています。ここまでしっかりできたら、正解に近づけますが、それでも答えが分からなければ、消去法を使いましょう。割り切りも大切です。わからない問題を引きずると、次の問題にも影響が出ますから。といいつつ、私もたまに「さっきの26はやっぱりCかなあ」などと考えてしまうことはありますが。「迷った時は答えを変えない」も大切な鉄則です。特に上級者の場合、直感が正しいことが多いですし、答えを変えて間違えると後悔しますから。
予想以上に長文になったので、以下続く(日に日にテストの記憶は薄れるので、続かなかったらすみません)。
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Part1 普通 最後の問題がやや難でしたが、それ以外は易しかったと思います。
Part2 普通 今回は答えに迷う問題がありませんでした。話しかけられたシーンをイメージし、脳内で質問をリピート、自信がなければ消去法という対策が有効です。
Part3/4 やや易 マラソン大会のスタート前の挨拶、といった変わったシチュエーションの問題もありましたが、比較的易しめだったと思います。
Part5 難 文法・語彙ともハイレベルだったと思います。1問答えに迷った問題がありました。
Part6 普通 文挿入は易しめでした。文脈語彙問題がやや難し目だった印象です。
Part7 普通 序盤のSPは、内容がややつかみづらい問題が散見されましたが、途中からは易しかったと思います。DP/TPも素直な問題が多く、最初に本文を全文読み切ると、比較的簡単に答えが見つかりました。
今回は15分前に解答を終了し、見直しと問題研究に時間を割きました。Part5で1問ミスをしたかもしれませんが、難易度が高めだったので、1ミスなら990だろうと楽観的に考えています。
ではでは。受験された皆さん、お疲れ様でした。また来月がんばりましょう。
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【お名前】
【今回の目標スコア】
【過去最高点】
【コメント】
記入例
【お名前】国際花子
【今回の目標スコア】 600
【過去最高点】 550
【ひとこと】600取って内定をGetします!
上記のようなコメントを書いた後、目標スコアを達成したご自身の成功イメージを頭に描いて、下の神社のバナーをクリックしてください。
PS:私がTOEICを継続受験し始めて、今回で丸十年です。十年前はまだサラリーマンで、TOEICも、英語の勉強の励みにするための受験でした。まさか十年たって、それを仕事にすることになるとは。人生分からないものです。
↓ベストスコアを祈願するTOEIC神社です。祈願の鐘を鳴らしてください。

リスニングの平均値(▲の数字)
フォーム1 61/66/74/63/53
フォーム2 61/68/73/63/53
フォーム3 68/71/72/67/58
リスニングは、L1・2・3・4の合計の誤答数を100から引くと正解数になります。最初にご報告いただいた「GT」さんのAMを例にとるとこうなります。
【お名前】GT
【フォーム】1
【LAM】 63 83 67 52 36
表から計算したL1-L4の誤答数:6+3+5+24=38
リスニングの正解数:100-38= 62(L300)
なお、リーディングの正解数は、重複問題を特定することができないため、表から単純計算することはできません。
以下が換算表です。クリックで拡大します。



PS:私の家にはまだスコアシートが届いていません。1・3・4月の公開テストの総受験者数は前年比97%と微減でした。5月の受験者数が10万人を超えないと、前年割れが続きます。受験者数を増やすための、運営側のマーケティング施策に期待したいですね。受験会場を少しずつ増やしたり、チラシを配ったりといった対策だと、減少傾向は変わらない気もします。
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<コメント例>
【お名前】国際太郎
【L平均】67/67/71/65/54
【スコア】L415 R380 T795
【LAM】67 78 94 88 40
【RAM】67 76 75 78 76
【L平均】には、リスニングの▲の数字をご記入ください。
【LAM】【RAM】には、ご自身の数字をご記入ください。
なお、ご報告の際は、あらかじめ以下の事項をご確認ください。
(1)スコアと数字は念のため、送信前に再度ご確認ください。
(2)この分析は私個人が行っているもので、公式のものではありません。
(3)コメント欄にはご返事はしませんが、正解数換算表を後日UPさせていただきます。
ご協力よろしくお願いします。
PS:今日の授業で、「明後日の公開テストを受ける人、がんばってや」と言ったら、「先生、来週末ですよ」と学生たちに訂正されました。一週間、勘違いしていて、危うく、誰もいない会場に向かうところでした。
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【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【感想】
記入例
【お名前】 国際花子
【スコア】 L320 R200 T520
【過去最高点】 450
【感想】500点越えました! 嬉しいです。 次は600点目指して頑張ります!
上記のようなコメントを書いた後、結果が期待通りだった方は喜びの気持ちを込めて、期待に達しなかった方はお祓いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、お賽銭代わりにページ下部のTOEIC神社のバナーをクリックしていただけるとご利益があるかもしれません。
PS:5月の公開テストでは、Part2で1問、Part4で1問、自信のない問題がありました。それ以外が正解できているといいのですが。7月発売の日経トレンディで、TOEICの参考書が取り上げられるいう風の噂を耳にしました。僕の参考書が酷評されないことを願うばかりです。最近は、セコセコと新刊を書き進めています。今日は、During the exam, you will encounter questions about flight delays, inclement weather, mechanical malfunctions, and any number of other problems. などという例文を作りました。ネイティブには、「これは航空管制官か何かの試験のことか?」と聞かれたのですが、もちろんTOEICです(笑)
↓TOEIC神社です。祈願成就の鐘を鳴らしてください。

今の仕事を始めてからは、TOEIC指導とTOEIC本の執筆に専念してきました。好きなことだけを10年続けていれば、何とかなるものですね。
私の知人のTOEICの先生方が総力を結集した「TOEIC L&Rテスト 基本単語帳」が、研究社から今月発売になります。装丁も内容も、本格派の研究社さんらしいですね。私も読むのが楽しみです。
先日、アマゾンの2018年度上半期のランキングが発表され、金フレが、和書全体で8位、英語学習書部門で1位になりました。読者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
2月に発売になった銀のフレーズも、おかげさまで販売好調のようです。銀フレが出たら、しばらくのんびりしようと思っていたのですが、急に執筆意欲が湧いたので、新刊を書き進めています。TOEICという小宇宙を凝縮した一冊にしたいなと思っています。
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