この数か月、主に週末や夏休みを利用して執筆作業を続け、先日原稿を出版社に送りました。来月から年末にかけて校正作業に入り、来年初旬には店頭に並ぶ予定です。TOEIC300-500点台の方が対象の金フレのベーシック版ですので、このブログのほとんどの読者には不要ですね(すみません)。半分程度の単語が金フレと同じですが、すべて新フレーズなので、金フレの復習にはよいかもしれません。詳細が決まったら、またご報告します。
金フレの執筆に際し、私は、「見出し語より難しい単語を同じ例文やフレーズに入れない」「すべてのフレーズを7語以下にする」といったルールをいくつか決めました。たとえば、金フレの1番の見出し語はanywayで、例文はLet’s try anyway.(3語)、アルクの語彙レベル(SVL)では、anywayはレベル2、letとtryはレベル1です。読者への応援の気持ちもフレーズに込めました。
このフレーズが、もし、By preaching the merits of downsizing, they have provided bosses with arguments for measures that tough economic times have required anyway.(出典:Longman Dictionary of Contemporary English Online)という例文だったらどうでしょう。見出し語より難しい単語がいくつも入っていて、構文も複雑で、例文が長いですよね。単語本でこれが延々と続いたら、私ならきっと途中で投げ出してしまいます。
できるだけ読者が挫折しないよう、単語本の執筆に当たっては、エクセルでデータを管理し、「この単語は528の見出し語だから、451のフレーズに入れたらまずいな」「このフレーズだと8語だからだめだ」「この単語は332の見出し語だから、339のフレーズに入れたら復習になるな」などとつぶやきつつ、地道な作業を行っています。こういう作業は自分にしかできないので、見出し語の順番やフレーズを自分ですべて考えてまとめてから、ネイティブに校正をお願いしています。
こうした作業は表面には現れませんが、「わかりやすさ」や「覚えやすさ」、「進めやすさ」といった目に見えない形で読者に伝わり、結果として金フレのヒットにつながったのではないかと思います。これからも執筆の際は、小説家の村上春樹さんの言葉を借りれば、「読者への親切心」を大切にしたいですね。それがないと良い本が書けない気がするので。
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私は都内の大学で受験し、リスニングが47分間のフォームでした。
以下、感想です。
Part1 普通(年配の方が仲良く携帯を見ている写真に時代を感じました)
Part2 難(難しかったですね。Cまで聞いて答えが一瞬わからず、あ、そっか、さっきのBが正解だ、と考え直した問題もありました。いきなりIfで始まる問いかけもあり、難易度が高かったと思います。このパートはとにかく、場面の想像力が必要です)
Part3 普通(Part2が難しかった分、易しく感じましたが、標準的な内容だったと思います)
Part4 やや易(易しめだったのではないでしょうか。先読みのリズムを崩さなければ解きやすい問題が多かったように感じました)
Part5 普通(品詞問題が多かったのが印象的です。標準レベルだったと思います)
Part6 やや易(文挿入も文脈問題も易しめだったと思います)
Part7 普通(序盤のSPが易しめで、DPの2つ目からやや難易度が上がりました。標準的な内容だったと思います)
試験前はやや疲れ気味だったのに、試験後はむしろリフレッシュした感じです。普通は逆になるはずですが。TOEIC公開テストの受験は、私にとっての健康法の一つなのかもしれません。などと書きつつ、試験後に調べたところ、Part5でどうも1ミスしたようです。まだまだ修行が足りませんね。ふぅ。
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【お名前】
【今回の目標スコア】
【過去最高点】
【コメント】
記入例
【お名前】国際花子
【今回の目標スコア】 900
【過去最高点】 850
【ひとこと】900取って会社から報奨金をGetします!
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PS:8月は公開テストがないので、夏休み明けに学校に行くような感じがしますね。私は、学校主催の夏期TOEIC合宿に参加し、すでに学校では2学期の授業が始まっています。専門学校は大学と違って、時間の流れが速く感じます。執筆もボチボチと進めています。発売が決まりましたら、またブログで告知させていただきます。
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