『職業としての小説家』(村上春樹著・スイッチ・パブリッシング)
本を書く時は、当然読者のことを考えて、一冊の中にもてる限りの力を注ぎます。書き終ったときは、「もう二度と書きたくない」と思うくらいボロボロになります。でも、人にはそれぞれ好みがありますから、全員を満足させることはできません。アマゾンでネガティブなレビューも付きます。そんなとき、自分が楽しんで全力で書いた本なら、「まあ、しょうがない」といい意味で開き直れます。
僕の著作はそれほど多くありませんが、著者ってしんどい仕事だとつくづく感じます。それでも何とか著作を出し続けられているのは、支持してくださる読者のおかげです。試験会場や学校、電車の中で自分の著作を読んでいる読者を見かけると、本を書いてよかったなと心から思います。
今は、5月からの新形式導入に合わせ、『入門特急』の増補改訂作業を行っています。来月初旬から中旬には出る予定です。『金フレ』の改定作業も進めていますが、実際に試験を何度か受けて新形式の出題内容を分析したいので、改訂版が出るのはまだ先になりそうです。長文読解の問題集(『読解特急』とは別に)を書きたいなとも思っていますが、これはまだ構想段階です。
3月の公開テスト、試験後の感想を見ていると、メジャーフォームが難しかったようですね。となると、4月のテストや、新形式になる5月以降のテストに向けて不安な気持ちにもなりますが、まあやるしかありません。僕だって990を取り続けられるかはわかりません。だめなら実力が足りないだけですから、仕方ありません。「まあ、いいじゃないか。少なくとも全力は出し切ったんだから」と思って、次に向けてがんばればいいだけの話でしょう。
「先生、たまにはブログの記事を更新してください」と学生に言われたからではありませんが、久しぶり(いつ以来だろう)にまともなブログ記事を書きました。毎日更新しているRabbitさんはすごいなあ。
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