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AMに異変?
現在寄せられている情報で正解数換算表ができたのですが、リスニングの問題数が、両フォームとも計算上85問しかありません。

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この表は何年も作り続けていますし、報告者が多数いらっしゃいますので、計算間違いの可能性はありません。数問ならまだしも、両フォームとも15問も採点対象外になるはずはないので、運営側のミスの可能性が高いと思います。

また、当ブログに寄せられたリスニングの正解数を換算すると以下の表の通りとなります。

4KIC2021.jpg

表をご覧になるとわかるとおり、以下の現象が複数個所で発生しています。

(1)正解数が同じなのにスコアが異なる
(2)正解数が異なるのにスコアが同じ
(3)正解数とスコアが逆転している

このうち、(2)は495では起きます(97問以上正解すれば495等)が、それ以下の490や475、430といったスコアレンジで起きたことはありません。また、(1)と(3)の現象はこれまで一度も起きていません(リーディングでは重複問題があるので、数字の見かけ上、こうした現象は起こり得ます)。

スコアや正解数の計算方法は公開されていませんが、TOEICでは、問題ごとに配点の差はなく、正解数のみでスコアが決まります。私もブログ読者や延べ数千名の学生のAMを分析してこの事実は確認済みです。ところが、今回のAMの数字ではその原則が崩れてしまっています。かなりのカオス状態です。広範囲で異常な数値が出ていますので、おそらくAMの数字の印字の際のプログラムエラー等の根本的な問題でしょう。

スコア自体に影響はないでしょうし、仮に運営委員会に問い合わせをしても、「問題ありません」「答えられません」といった回答が返ってきて、スルーされてしまうかもしれません。以前、一部の受験者のスコアシートにエラーが発生した時は希望者に再発行されました(リンク先参照)が、今回は何らかの対応があるのでしょうか。まあ、大多数の受験者にとって大事なのはスコアで、AMの数値はただの無意味な数字の羅列にすぎませんから、大勢に影響ないと言えば影響ありません。それに、全受験者のスコアシートを再発行したら莫大な費用がかかりますから、対応があったとしても「希望者は再発行」といった程度かもしれませんね。数値の計算方法が公式発表されていない以上、AMの数値自体が間違っていることを証明することもできませんし。

少なくとも私がスコア換算表を作り始めて以来、この5年間、こうした事態は一度もありませんでした。試験自体の信頼度に関わりますので、運営側には原因を究明して、再発防止に努めて頂きたいですね。

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