将棋とTOEICにはいくつか共通点があると私は感じています。その一つが、この「直感力」です。羽生さんはこの本の中でこう書かれています。
もがき、努力したすべての経験をいわば土壌として、そこからある瞬間、生み出されるものが直感なのだ。
これはTOEICでも同じですね。たとえば、私は、先日、「新公式問題集Vol.5」が発売になった際、自分の「直感力」を試すため、Part5の40問を5分で解いてみました(あまり意味のないことなので皆さんにはお勧めしません)。結果は1問ミス。仕事柄、「TOEICで正解になりそうな答え」が直感でわかるようになっているということでしょう。まあ年中TOEICばっかりやってるわけですから、当然と言えば当然ですが。
セミナー等で拝見していると、特に上級者の方は、「直感で選んだ答えを変えて間違う」ケースが多いように感じます。直感で答えを選んだものの、後付けで理由を考え答えを変えてしまい、結果的に間違ってしまうわけです。
普段しっかり英語学習やTOEIC対策に取り組まれている方は、本試験で答えに迷ったら、直感を信じた方がよいかもしれません。仮にそれで間違っても、答えを変えて間違った時よりダメージも少ないはずです。羽生さんはこの点についてこう書かれています。
それ(直感)に基づいた選択がベストでなかったとしても、少なくとも自分のスタイルには合っているはずだ。だから、次にミスをする可能性も小さいし、ある種の心地よさも内包している。
教室では、「変えなきゃよかった」という声はよく聞きますが、「変えればよかった」という声はほとんど聞きません。それだけ人間の「直感力」は侮れないということでしょうね。私も「迷った時は直感」を意識するようにしています。先日間違ったと書いたPart7の同義語問題も、直感で選んだものが合っていたようです。答えを変えなくてよかったです。
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正答数の計算方法ですが、リスニングは、それぞれの項目別の誤答数を合計し、100からマイナスすると合計正答数になります。注意点として、パート6の文脈タイプの問題とパート7DPの両文書参照型の問題は、2つの項目で二重計上されるため(点数に与える影響はほかの問題と同じです)、リーディングパートについては正確な正答数を出すことはできません。
なお、初めて表をご覧になる場合の表の見方につきましては、こちらの記事をご参照ください。AMの項目の内容につきましては、こちらの記事をご覧ください。
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以下今日のテストのパート別の個人的な感想です。
パート1:やや難(タイヤとカートが3回目の登場でした。初見の方には難しかったと思います)
パート2:やや難(一人聞きづらい女性の方が登場し、難しく感じました)
パート3:普通(標準レベルだったと思います)
パート4:普通(標準レベルだったと思います)
パート5:普通(文法はかなり易しめでしたが、語彙問題は難しめのものがありました)
パート6:やや難(文脈時制・語彙問題がやや難しめでした)
パート7:普通(長文は読みやすかったと思いますが、同義語が難しめでした)
リスニングパートに出てきた女性の方の声がかすれ気味でかなり聞きづらかったですね。前からいらっしゃったのでしょうか。この方が出た来た設問は聴くことに集中するように意識してなんとかしのぎましたが、豪州の早口の男性に続いて、特に初中級の方には嫌がられそうです。
試験が終わってから、パート7の同義語で間違ったことに気づきました。試験が終わった直後に間違いに気づくというのは、プロの棋士が指した瞬間に悪手に気づくのと同じ感覚でしょうか。不思議です。
ではでは、受験された方、お疲れさまでした。結果を楽しみに待ちましょう。
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【お名前】
【今回の目標スコア】
【過去最高点】
【コメント】
記入例
【お名前】 戸育花子
【今回の目標スコア】 600
【過去最高点】 550
【コメント】 600取るわよ!
上記のようなコメントを書いた後、ベストスコア祈願のクリックを、それぞれの思いを込めた気合の掛け声と共に下記バナーにてお願いします。皆さんのスコアアップと、私のブログランキングアップ(笑)の一挙両得をせこく狙っています。ご自身の成功イメージを描いてクリックしてください。皆さんのご健闘をお祈りしております!
PS:今回は府中のセミナーハウスで受験します。前回は階上のレストランでの作業で雑音が断続的に入るというアクシデントがありましたが、今回は仮にアクシデントがあってもわからないぐらいの集中力で試験に臨みたいと思います。
↓ベストスコアを祈願するTOEIC神社です。祈願の鐘を鳴らしてください。



<記入例>
【お名前】国際花子
【フォーム】4IIC21
【スコア】L330 R270 T600
【LAM】86 59 72 60
【RAM】50 67 38 50 73
ご報告の際は、以下あらかじめご確認ください。
(1)フォーム、スコアと数字は念のため、送信前に再度ご確認ください。
(2)この分析は私が勝手に個人で行っているものなので、公式のものではありません。
(3)コメント欄にはご返事はしませんが、結果をまとめたものを記事で報告させていただきます
ご協力よろしくお願いします。
PS:リスニングで集中力を欠き、あやふやな問題が5-6問あったものの、何とか9月の公開テストも990で、横綱日馬富士と並ぶ本場所で15連勝を達成することができました。TOEICは15日制ではないので、まだまだ続きますが、毎回受験できることに感謝しつつ、全力投球を続けたいと思っています。もちろん明日もTry my bestです。
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【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【感想】
記入例
【お名前】 国際花子
【スコア】 L320 R200 T520
【過去最高点】 450
【感想】500点越えました! 嬉しいです。 次は600点目指して頑張ります!
上記のようなコメントを書いた後、結果が期待通りだった方は喜びの気持ちを込めて、期待に達しなかった方はお祓いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、お賽銭代わりに下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしていただけるとご利益があるかもしれません。
PS:久々にリスニングが不調だったので、結果にややビビっています。何とか990が継続できれば、公開テストで横綱・日馬富士と同じ15連勝になるのですが。「全勝の横綱千秋楽に土」にならないことを願っています。



「大きく、しぶとく、考え抜く」(原田泳幸著・日本経済新聞社)
原田さんは、アップルジャパンの社長からマクドナルドのCEOに就任し、7期連続マイナスだった既存店売上高を、一転8期連続のプラスにして、同社をV字回復させた方です。100円マック、24時間営業、メガマック、クォーターパウンダー、と次々に革新的なマーケティング戦略や商品を投入したことでも知られています。この本からは、原田さんのマーケティングや組織運営のノウハウの一端を知ることができて、とても興味深い内容でした。
「マーケティングに教科書はない」は私も実感していることです。教科書を読んで世の中を驚かせるような企画やマーケティング戦略が出てくれば苦労はないわけですが、そんな例はゼロでしょう。結局は自分で考え抜く以外に方法はありません。講師の仕事でも、教科書で「理論」を学ぶことは有意義だと思いますが、それ以上に、「どうやったら生徒に喜んでもらえるか」を自分で考えて、現場で試行錯誤することの方がはるかに大切だと思っています。
原田さんは、スティーブ・ジョブズとも英語で意見をぶつけ合い、やりあった経験を持っている方ですが、この本の中でも一か所、英語について言及されていますので、以下でご紹介します。
英語は必要です。ただやはり、日本人がグローバル企業で成功を収めるには、世界の文化を学ぶことも大切ですが、その前にまず、日本文化を知ることです。そして、英語で考えて英語でしゃべる、日本語で考えて日本語でしゃべるということです。グローバル企業のリーダーのミッションの1つは通訳で、異文化や思考の違いの中で分かり合うために、誤解を招くことなく双方の意見を伝えるブリッジ役なのです。
個人的には私も、英語よりまず日本語でしっかり考えられる力が大切だと思います。普段の授業でも、特に学生にはTOEICを通じて、英語の基礎力を養うことに加え、論理的に考える力や、困難に立ち向かう力、計画を立てて目標を達成する力を身に付けてほしいと願っています。それはどんな仕事に就いても役に立つ普遍的な価値を持つ力ですから。
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