勝ち続ける意志力
「世界一のプロ・ゲーマー」梅原大吾さんの著書「勝ち続ける意志力」(小学館101新書)を読みました。さすがにゲームの世界を極めた方だけあって、言葉の一つ一つに深みがありますね。TOEICはある種ゲーム的なところもあるので、参考になる部分が多々ありました。この本の中から、特に印象に残った言葉をいくつかご紹介します。

勝ちを続けるためには、ひとつの問題に対して深く考えなければならない。既成概念を捨てて、視点や角度を変えながら徹底的に原因を究明する。

たとえば、パート5の問題を間違ったとして、「あ、Aが正解だったんだ」で終わる人と、「Aが正解なのはこういう理由なのか」と正解の理由を調べる人と、「Aが正解でBが不正解ということは、こういう仮説が成り立つのではないか。よし、文法書で調べてみよう」と突っ込んで考える人がいます。「問題集の解説を読む」という受け身の姿勢ではなく、「自分で考える」という能動的な姿勢が次のレベルへの進歩を生みます。

手っ取り早い方法や人の真似、安易な近道を選んだ人は、どれだけ頑張っても最大で10の強さしか手に入れることができない。しかし、自分だけの道を切り拓いて進んでいった者は、11、12、13の強さを手にできるはずだ。

TOEICでも、一定期間試験対策に取り組めば一定以上の点数は取れます。ですが、もし、それ以上の点数を取りたいと思ったら、地道な英語の勉強を継続するしかありません。これは何もTOEICに限ったことではなく、どんな仕事でも同じでしょう。他人より抜きんでるためには、自分なりに試行錯誤しながら日々努力を継続するしかないのではと思います。

10の強さを手にする方法は簡単に教えられる。だが、11、12、13の強さを手にする方法は言葉では教えられない。それでも口に出して言うとすれば、「すべての可能性を試した果てにあるもの」ということになるだろう。

「どうやったらそんなに990が取れるんですか」という質問を受けることがたまにあるのですが、正直答えようがありません。方法論は一つではなく、正解はないからです。あえて言うなら、一定レベル以上の英語力を身に付けた上で、TOEICの試験スキルを高め、試験に対して真摯に向き合うしかないと思います。連続受験でモチベーションが下がったり、体調が万全でなかったり、会場の環境がよくなかったり、といったマイナス要素に対するメンタルの強さも必要です。念のため断っておきますが、大半の人にとって、連続して990を取ることに意味はなく、もし、そうなりたいと思ったとしたら、という前提での話です。

「TOEIC界の梅原大吾」は神崎正哉さんや長谷川剛さんでしょうね。かつてのゲーム界でいえば、高橋名人や毛利名人でしょうか。このお二方の記録は本当にすごいです。


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