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不公平
よく考えてみると、やっぱりTOEICの問題が2種類あるというのは不公平じゃないのか、と思う今日この頃です。

たとえば、「はぁー私もOL辞めてTOEIC講師になりたいわ。エッセンスってとこで教えることができたら、有名な学校みたいだし、キャリアアップになるんじゃないかしら。素敵なTEX加藤さんともお知り合いになれそうだし。フフ。でも、ここで教えるには990点取らなきゃダメなのよね。この前受けたときが960点だったから、ちょっと頑張ればなんとかなるかも。よし、これから毎回受けて990点取ってやる象。パォーン」と、昼休みに会社のPCに向かいつつ、ひそかに心の中で雄たけびをあげたOLさんがここに2人いたとします。そんなOLが2人もいるわけないじゃんか、とおっしゃる方は想像力が欠如されているようなので、ちょっとあっちに行っててください。

で、この2人がTOEICを受験したとき、A子さんが東京在住でメジャーフォーム、B子さんが名古屋在住でマイナーフォームだったとします。だいたい900点台後半になると、Lは毎回495で、Rさえ495なら990という状況になりますが、この二人もRで失点して、残念ながらあと一歩で990が取れなかったとします。このレベルだと、Rで気になった問題は試験後に自分で調べて、合っていたか間違っていたかは確認できるはずです。特にパート5・6の問題は、迷った問題は覚えているはずですから、仮に間違いが発覚したら、「やられたわ。でも、もう二度と間違えないわよ」とリベンジに燃える28歳の春、という状況になるわけです(別に28歳じゃなくてもいいんだけど)。

月日は流れ、二人とも毎回受験するものの、もう少しで990を逃し続けてしまいます。「あたし、もうだめかも。しょうがない。1年頑張ってだめならあきらめもつくわ。これでTOEIC挑戦は最後よ。20代最後の春。TEX加藤さん、TOEIC神社にお参りするから、私に力をください」と2人が気合を入れて1年後に最後の試験に臨んだとします。

試験が始まり、いつも通りLの関門は無難にクリアした2人でしたが、ここで、2人の人生を大きく左右する出来事が起こるのであります。パート5の問題を解いていた東京在住のA子さんの目に飛び込んできたのは、そう、忘れもしない、1年前に引っかかってしまったのと同じ問題だったのです。当然A子さんは正解します。メジャーフォームの問題は一部がリサイクルされるので、その問題に遭遇したわけです。ところが、名古屋在住で毎回マイナーフォームのB子さんにとっては初めて見る問題ですから、1年前のA子さん同様、同じ問題でひっかけにはまって不正解を選んでしまいます。

そうして運命のスコア発表の日、この1問の差で、A子さんは見事990を達成して感涙、B子さんは985で落涙、という状況だってあり得るわけです。まあそれでA子さんがOLを辞めてTOEIC講師になってハッピーになるかどうかは別問題として、900点台後半の方が990を何らかの理由で取りたいとしたら、メジャーフォームにあたる確率の高い東京で継続受験した方が有利ではないかと思うのです。

こうした不公平を是正するには、韓国同様問題を一種類にするしかありませんが、おそらくETS側のマンパワーの問題があるのでしょう。200問の新作問題を、韓国で年14セット、日本で年9セット作るのは膨大な作業でしょうから。もしそうであれば、以前のように日韓統一フォームにして、試験開始時刻も同じにする、という手もあるのではないでしょうか。かつては、韓国の試験が終わってから日本の試験が始まったため、問題漏えいの恐れがあったのですが、試験開始時刻を同じにすればそうした問題は発生しないでしょう。

いずれにせよ、日本も韓国同様統一フォームでリサイクルなし、という方向に徐々にでも移行してほしい、ETSさん、たのんまっせ、と私は思っているのであります。


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