そういう意味で、私から皆さんにお勧めしたい学習法は、「一人解説」です。これは特にパート5においてはスコアアップに絶大な効果があると思います。要は、自分が先生になったつもりで以下のように問題解説をしてみるのです。
はい、では101番。この問題は、選択肢を見ると代名詞の格の問題です。空所の後ろに何がありますか。“efforts”って単語がありますね。これは何詞ですか。そう。名詞ですね。ということは、ここは名詞の前に置いて「彼らの努力」って言いたいわけです。そういう時に使われるのはどれでしょう? はい。そうです。(B)のtheirですね。これは、their carsやtheir housesのように、名詞の前に置いてその人の持ち物であることを示すので、“所有格”と呼ばれます。ここでは「彼らの努力」という意味ですね。では、問題文の意味をざっと見てみましょう・・・ 最後に、他の選択肢の用法の確認です。まず、(A)theyは・・・
といった感じです。「先生、なぜCは間違いなんですか」「Dはどういう風に使われるんですか」といった質問が出ることを想定して、どんな質問が出ても答えられるようにするのです。そのためには、1問1問を突き詰めて考えなければいけないので、とてもよいトレーニングになります。
一例として、HUMMERさんは今年7回の公開テストのうち6回で990を取ったとのことですが、以前ブログの記事で、問題を解いた後で、「全問解説できるようにした」と書かれていました。あくまで私見ですが、これがレベルアップされた大きな要因の一つだと思います。私も同じです。普段の授業の準備の際、生徒からの質問を想定して、1問1問を突き詰めて考えることを繰り返してきたので、その積み重ねが安定して990を取れるようになった最大の要因です。
この冬休み、是非「一人解説」に挑戦してみてください。楽しく学習できてレベルアップできるので一石二鳥ですよ。
今年一年、受験した7回の公開テストですべて990を取ることができました。継続受験をすると、どうしてもモチベーションの維持が難しくなりますが、集中して受験することができたのは生徒やブログ読者、単行本の読者の皆さんのおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。皆さん、よい年末年始をお過ごしください。
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正答数の計算方法ですが、リスニングは、それぞれの項目別の誤答数を合計し、100からマイナスすると合計正答数になります。注意点として、リーディングのパート6の文脈で解くタイプの問題とDPの両文書参照型の問題は、2つの項目でダブルカウントされるため(点数に与える影響はほかの問題と同じです)、リーディングパートについては正確な正答数を出すことはできません。
なお、初めて表をご覧になる場合の表の見方につきましては、こちらの記事をご参照ください。AMの項目の内容につきましては、こちらの記事をご覧ください。
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以下の記入例にしたがってご報告を頂けると助かります。なお、フォームが違うとAMも異なりますので、必ずフォーム(今回はメジャーが4HIC27、マイナーが4HIC28)を明記ください。フォームをお忘れになった方は、リスニングの平均の数字が上から67・67・74・64だったら4HIC28です。私はパート3か4で1問ミスでした。
<記入例>
【お名前】国際花子
【フォーム】4HIC27
【スコア】L330 R270 T600
【LAM】86 59 72 60
【RAM】50 67 38 50 73
ご報告の際は、以下あらかじめご確認ください。
(1)フォーム、スコアと数字は念のため、送信前に再度ご確認ください。
(2)この分析は私が勝手に個人で行っているものなので、公式のものではありません。
(3)コメント欄にはご返事はしませんが、途中経過や結果をまとめたものを記事で報告させていただきます
ご協力よろしくお願いします。
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よろしければ、以下のテンプレートを使って結果のご報告を頂けると嬉しいです。他のブログ読者にベストスコアの喜びを伝えたり、次回への決意を言葉にして、明日の自分につなげましょう。私は今年の公開テストの完全制覇がかかっているので、985以下だった場合は虚偽報告する予定です。
結果のご報告は、以下のテンプレートを使って頂けると助かります。
【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【感想】
記入例
【お名前】 国際花子
【スコア】 L320 R200 T520
【過去最高点】 450
【感想】500点越えました! 嬉しいです。 次は600点目指して頑張ります!
上記のようなコメントを書いた後、結果が期待通りだった方は喜びの気持ちを込めて、期待に達しなかった方はお祓いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、お賽銭代わりに下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしていただけるとご利益があるかもしれません。



1. 公式教材
神崎さんの「デルボ」のように、公式問題集に出ている単語を分析して、頻度の高いものを収録する、というタイプです。
2. 筆者の受験経験
中村澄子さんの著書や、森鉄さんの「単語特急」、アルクの「スーパー英単語」、韓流の単語本などはこのタイプですね。受験経験豊富な著者が自らの経験をベースにして単語を選んでいます。
3. 公式+市販の模試
「出る順」「30万語のデータベース」などと書いてある単語集は大抵このタイプだと思います。それにさらにコーパスデータを加えたものもあります。
4. 自社のデータベース
自社制作の模試や教材から選ぶタイプです。
5. 公式教材+受験経験
Jayさんの「出る語句」はこのタイプです。公式教材にプラスして最新の受験傾向を反映させています。
6. 謎
「TOEICの頻出単語」「TOEICに出る単語」などと謳っているものの、ベースにしているデータが不明なものです。
受験参考書の世界では、入試問題が公開されているので、「過去5年間に出題された単語」等、単語集に掲載する単語の選定基準は明確です。それに対し、TOEICは問題が非公開ですから、どうしてもあいまいな部分が残ります。とはいえ、店頭で手に取る単語集の中に、上記の6のタイプが意外と多いのにはちょっと驚きました。「TOEICキング」キム・デギュンさんは、ベストセラー『TOEIC TEST「正解」が見える』(講談社インターナショナル)の序文でこう書いています。
ほかの方々の著書を批判するつもりはありませんが、一つだけ指摘しておこうと思います。はたしてTOEICの本の著者の方々は実際に試験を受けた上で本を作っているのだろうか? もし受けたなら、何回受けたのか? TOEICの試験について、どのくらい分析して本を作っているのだろうか? (中略) 筆者は能力の及ぶ限り、これまでの受験経験と講義経験をもとに簡潔明瞭なTOEIC入門書を作ろうと夢見てきました。それを結実させたのが本書です。
さすが、受験回数世界一の方の言葉だけに重みがありますね。私もこの言葉を胸に刻んで単語本作りに全力投球します。もちろん、完璧な単語集などあり得ませんが、読者のスコアアップにつながる一冊にしたいですね。
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これは、「人生で本当に大切なこと」(王貞治・岡田武史著・幻冬舎新書)の中に出てくる王さんのセリフです。今の温厚な王さんの姿からは想像もできませんが、一流選手になってからも、チャンスで凡退した悔しさで、バットをグラウンドに投げつけることもあったそうです。
世界のホームラン王の言葉を借りるのは恐縮ですが、これは、TOEICにも通じる部分があるのではと思います。「もっと点数を伸ばしたい」という向上心や、「今度同じ問題が出たら絶対に間違わないぞ」という闘争心がある人ほど、結果を出しやすい気がします。
私も生徒から、「TEXって腹を立てることとかあるの」と言われたりもしますが、TOEICを受験して、試験後に間違いに気づいたときは、かなり悔しい気持ちになります。バットがあったら叩き折っているかもしれません(笑) まあそれは冗談としても、「くそー同じ問題が出たら二度と間違わないぞ」という闘争心や、「もっと英語力を高めたい」という向上心をなくしてはいけないと思うんです。
もちろん、済んだことは振り返っても仕方ないので、悔しさを噛みしめたらスパッと気持ちを切り替えて、次に目を向けなければいけません。前述の本の中で、王さんは次のようにおっしゃってします。
僕は済んだことは振り返らないんです。「ああすればよかった、こうすればよかった」なんて、ほとんど口にしません。(中略)打ち損じても、しばらくしたら気にしない。考えるのは、次の打席でどうやったらホームランを打てるかということだけです。
11月の公開テストの結果を楽しみに待ちつつも、1月の公開テストに向け、今から闘争心の火種を燃やしておきましょう。試験前に燃え尽きて灰になってしまってはいけませんが(笑)「ファイヤー!(大仁田厚風)」
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