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読解特急3
今日の昼間、書店に行ってきましたが、まだ特急シリーズ新刊は並んでいませんね、って明後日発売だから当たり前か。さて、今回の「読解特急3」について、著者二人のインタビューを独占入手しましたので、以下でご紹介します(前書きを編集しただけという噂もありますが)。

T:前作の発売後、「最近パート7が難しくなったので、上級者向けのトレーニング本を出して欲しい」という声を数多くいただきました。

神:ここ最近、公開テストのパート7では、本文を部分的に検索すれば解けるタイプの問題が減り、文書の広い範囲を読んで内容を理解しないと解けないタイプの問題が増えています。このような最新の難化傾向に対応できるよう、長めの記事問題(article)ばかりを20セット集めたのが本書です。

T:公開テストで出題されるシングルパッセージ(1つの文書を読んで解くタイプの問題)で最も長いものは、約300ワードですが、本書に掲載されている1つ1つの文書は、それよりも少し長い350ワード程度の長さです。しかも、メールや手紙と比べて苦手としている受験者が多い記事問題ばかりですからね。TOEIC 本番を意識した高地トレーニングと言えるでしょう。ところで、今回の「読解3」は、神崎さんのアイディアからスタートしましたよね。

神:はい。冒頭でも触れましたが、コンセプトは「高地トレーニング」です。本番より負荷の高い状態でトレーニングをして、本番を楽に乗り切ろう! ということです。そのコンセプトに基づいて、それぞれの文書の長さを約350ワードに、1題あたりの設問数も本番のTOEICで最大の5問で揃えたんです。

T:パート7では、「記事」以外に、「メール」や「手紙」といったタイプの文書も出題されますが、どうして全ての文書を「記事」にしようと考えたんですか?

神:その理由は2つあります。一つは、「メール」や「手紙」には「配送遅れのお知らせ」「求人への応募」「ホテルからの予約確認」といった定型パターンがあって、内容も親しみやすいものが多く、苦手にしている受験者が比較的少ないことです。

T:負荷が低くて高地トレーニングには不向きだ、ということですね。

神:はい。もう一つは、「メール」や「手紙」などのTOEICで使われるビジネス系の文書は、単純に内容がつまらないということです。ワンパターンなので、学習意欲をそそられませんし、どの対策書を読んでも同じような文書ばかりで、特に上級者は食傷気味だと思うんです。そんな中、TOEICの中でも「記事」は、けっこう読み応えがあります。わりと面白いんですよ。

T:単に自分が記事を読むのが好きだから、って気もしますが(笑)。もう1点。今回の文書はすべて、本番のTOEICとは違って、実際に存在する会社や人物を取り上げていますよね。「テキサスにある幽霊レストラン」のような、ビジネス以外のトピックの記事もあります。これはどうしてですか?

神:「 事実は小説より奇なり」と言いますが、事実のほうが読んでいて楽しいですよね。TOEICでは、試験の公平性の観点から、実在する人物や会社は登場しません。英語力以外の知識の有無がスコアに影響してしまいますからね。ですから、当然、読む側としても内容に興味や親しみが持てないわけです。

T:すべて架空のお話ですからね。

神:そうです。今回は、内容を面白くするために、「TOEICには実在の人物や企業名は出ない」「ビジネス以外のトピックは出ない」ということは承知の上で、事実に基づいたさまざまなトピックの「記事」を制作しました。読者の皆さんも読んでいて、思わず「へぇーボタン」を押したくなるはずです。

T:「 へぇーボタン」 って、古すぎですよ。とはいえ、設問はTOEIC形式ですし、記事には頻出単語が盛り込まれています。

神:あくまでTOEIC対策書ですからね。そこは外していませんから、ご安心を。もちろん、音声もついています!

以上、著者二人の白々しい掛け合いで本の内容はお分かりになったでしょうか。この本が、皆様の英文記事への抵抗感を減らし、本番で記事問題を見た瞬間の「うっ」という嫌な気分を少しでも和らげることができればいいなと、著者の一人として願っております。


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問題再構築
神田外語学院の2学期の授業はスタートしましたが、明海大学の授業が19日からなので、休みを利用して2学期の小テストづくりやデータ・書類整理に励んでいるTEX加藤です。先週末は、エッセンスの授業準備の合間に、過去に受験したパート5のリサイクル問題を色分けして整理するという超マニアックな作業を行いました。

私はこの3年間に、TOEICを35回(公開25回、IP10回)受験し、家に帰ってから、思い出した問題をエクセルに打ち込むという作業を続けています。こうして改めて整理してみると、たとえば、パート5はすべての回で9割以上の正解がデータとして残っているので、単純計算すると、40×35×0.9=1260問になります。

「どうやって答えを覚えているんですか」というご質問をたまに受けるのですが、特に秘密のノウハウはありません。作業の流れとしては、まず、試験中、全文読んで解答することでストーリーを大まかに頭に入れます。そうして、試験終了時間の15~20分前に解答を終え、残り時間で見直し作業をしつつ答えを覚えます(というか必死に覚えようとします)。

試験後は、駅まで歩きながら答えをノートに書き出し、帰りの車内でも思い出し作業を行います。この時点で毎回パート5であれば7~8割程度は思い出します。そうして帰宅後に、家にあるTOEICの参考書やネットの情報、自作の過去問リストを参考にして作業を続け、最終的には40問中36~40問の答えを再構築します。

正直、試験で疲れた後にはあまりやりたくない作業ですが、試験後のルーティンワークにして、何とか続けてきました。問題再構築に何より大切なのは、「覚えるぞ」「思い出すぞ」という試験の前後の気合です。「試験も終わったし、ぱぁーっと行くか」って気持ちになると、絶対に思い出すことはできません(その方が健全ですけどね)。

ちなみに、以前は正解をまとめたものをブログで解答速報として公開していたのですが、ある日運営委員会様からオレンジ色の封筒(レア物)に入った「試験規約並びに著作権違反だからやめてね。これ以上続けるともうあなたの好きなTOEICが受けられなくなるわよ」というお手紙が届いたので、それ以降は個人的な作業にとどめています。

最後に新刊情報(発売未定)です。
「TOEICテスト オニたん」(TEX加藤著・民明書房)
TOEICを毎回受験し、9割以上の問題を覚えているという「問題再構築の鬼」の著者が、受験時に鬼の形相で覚えた実際に出題された単語に、公式問題集のデータベースを加え、鬼例文にまとめあげた受験者にとっては「鬼に金棒」の一冊。レベル別に、赤鬼・青鬼・子鬼の3段階に分かれている。

え、こんな出る予定もない架空本の話じゃなくて、「読解特急3」のことを書けって? そ、そうですね。もう明後日発売だもんなあ・・・


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