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楽しくすることを恐れない
直木賞受賞作の「下町ロケット」、いい小説ですね。この小説の主人公のようにロケットの部品を作るのとはスケールが違いますが、「家庭用プラネタリウム」や「脳トレ」といったモノづくりに燃えていたサラリーマン時代を懐かしく思い出して感動しました。

それにしても、明海大学→神田外語学院と、約10日間にわたるTOEIC漬けの日々が終わって見た映画が寅さんDVDマガジン最新作、読んだ本が「いねむり先生」や「下町ロケット」ですから、自分は本当に英語講師なのだろうか、と思ってしまいます。でも、案外こうした英語学習以外の部分から吸収するものが講師にとって大切な気がするんですよね。

神田外語学院の1日12時間・計10日間の「TOEIC合宿 in 福島」では、担当していたクラスが一定の成果を挙げたようです。この結果には、①前半5日間の授業を担当された先生が素晴らしかった ②生徒のほとんどが400点台とスコアを上げやすいレンジだった ③元々の生徒のポテンシャルが高かった、といった要因があると思います。ですが、スコアアップの最大の要因は、「楽しくかつ真剣な雰囲気」にあったのではないかと私は感じています。

約30人のクラスの大多数が面識のない生徒で、初日はさすがに堅い雰囲気でしたが、三日目には私の似顔絵がホワイトボードに描かれ、四日目には似顔絵がさらに増えました。その一方で、1日数時間の音読・シャドーイング、パート5の品詞問題を1問20秒弱のペースで数百問解くといったトレーニングにも皆真剣に取り組んでくれて、クラス全体に「楽しく真剣な雰囲気」ができあがっていたと思います。前半の5日間を担当された先生が非常に素晴らしい先生で、私が担当した時にはよい雰囲気の下地がすでに出来上がっていたのもラッキーでした。授業アンケートで、「K先生、TEXありがとうございました」と、ほぼ全員、私の方だけ呼び捨てだったのには笑ってしまいましたが。

「下町ロケット」の会社や、私が「家庭用プラネタリウム」を作った時のチームもそうでしたが、集団の雰囲気が良いと、不可能に思えることも可能になる気がします。共通の目標に向かって全員一丸で楽しく集中して作業に取り組むと、いわゆる「ゾーン」に入って、普段以上の力が出るのかもしれませんね。

「楽しくすることを恐れない」とは、NHKの「仕事の流儀」にも出演された英語講師・田尻悟郎先生の言葉ですが、その言葉の重みを感じた今回の結果でした。明日からの新学期の授業も、自分なりに力を尽くして、「楽しく真剣な」雰囲気の授業を展開したいですね(とはいえ、難しいんだな、これが)。


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