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指導力
「やればできる!を味わえば子どもは伸びる」(下野六太著・PHP研究所)

この本の著者の下野さんは、福岡県の春日南中学校の体育の先生です。NHKに出演された際の放送をご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、下野先生のクラスの三年生は、バック転やバック宙を決めたり、クロールで全員が1km泳げたりするんです。もちろん、入学時はごく普通の生徒たちで、まともに後転すらできない子や、10m程度しか泳げない子もいるわけですから、すごいなあと思って私もTVを見ていました。

そんな下野先生の指導のノウハウが詰まったこの本は、単に体育を教える人だけでなく、教える立場にある人であれば誰でも参考になる一冊だと思います。もちろん、私も学ぶべき点や共感できる点が多々ありました。いくつか印象に残った部分を以下でご紹介します。

子どもに必要なのは達成感

これはTOEICでも同じです。「聞き取れた!」「単語の意味が分かった!」「スコアが上がった!」という達成感こそがスコアアップの最大の原動力ですし、それを味わえるようにするのが我々講師の役割だと思います。達成感さえ感じられれば、我々が何もしなくても勝手に生徒は成長していきますから。

要するに教師は“できる”人。(中略)だから、“できない”人の気持ちがわからない。体育の先生に必要なのは運動能力より、まず体の動きを言葉に置き換える言語化能力なのです。

下野先生ご自身は、スポーツの世界で実績のある方ではありませんが、それでも生徒は素晴らしい成長を遂げています。これは我々の世界でもある意味同じで、英語力と指導力は全く別物です。英語のスキルだけでなく、生徒の気持ちになって、できる限りわかりやすく説明するスキルを磨く必要があります。これはとても難しいことで、私も反省と試行錯誤の毎日です。

何気なく発した一言、思わず出た行動。ほんのちょっとしたことを、子供たちは見ていないようで見ています。彼らは大人が思う以上に敏感なのです。

これは本当に私も痛感していることです。教える側が生徒との距離を置こうとしたり、生徒に遠慮したり、うかつな一言を発したり、思ってもいないのに褒めたりすると、生徒はそれに気づきます。私もそれで失敗したことがあります。逆に、こちらが心から生徒と一緒に喜んだり楽しんだりすると、生徒は共感してくれます。

下野先生の指導法を詳しく知りたい方は是非本書をご一読ください。


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