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伝える技術
花粉症で鼻が止まらないTEX加藤です。今日の昼食時に1時間くらいマスクなしで過ごしたのがまずかったのでしょうか。ティッシュの消費量が尋常ではありません。編集者のS藤さんに教えたもらった秘密兵器「ナザール」と、普段愛用している漢方薬を投入しても止まりません。鼻の調子が悪いと、夜寝苦しいんですよね。シャワーで洗い流して、寝る前に再度「ナザール+漢方薬」のコンボで戦うとします。

『プロアナウンサーの「伝える技術」』(石川顕著・PHP新書)

昨日読んだ本です。書店でタイトルに惹かれ、中身をパラパラと立ち読みしていて思い出したのですが、この方は、私が子供のころ野球中継でよくその声を耳にした実況アナウンサーでした。当時は、TVの野球中継が時間切れになると、ラジオの野球中継に切り替えていたのですが、放送局がTBSラジオだと、「実況石川顕(あきら)でお送りしています」という声が中継中にたびたび流れていたんです。お名前を拝見した途端、扇風機を回しながら、スイカを食べつつラジオを家族全員で聞いていた少年時代の夏の夜の記憶が鮮やかに蘇りました。

この本のタイトルにもありますが、連日の震災の報道を見ていると、「伝える技術」の大切さを強く感じます。伝える側のスキルの違いによって、聞く側はいらいらしたり、安心したりしますよね。この本の中では、石川さんが長年現場で培われた実用的な「伝える技術」がたくさん盛り込まれていて、とても参考になりました。以下でいくつか印象的な部分をご紹介します。

いい声を出す基本は「姿勢」です。

まず大切なポイントは、話すスピードです。(中略) 早くてよいことは一つもありません。

話術は「間術」です。“間”のとれない話し手を、プロは「間抜け」と言います(笑)。

言いにくい言葉は、思いきって単語を区切って、“間”をとれば大丈夫。プレゼンテーションやスピーチなどの本番で、焦らず、とちらないためのテクニックです。

プレゼンテーションは聞き手が主役。事前に相手のニーズや情報を知ることが大切です。自分の主張だけでは真の意味で「伝える」ことにはなりません。

お笑い芸人と同じやり方でウケをねらう必要はありません。(中略)みんなに笑ってもらおうという意識自体が大切なのです。

「しゃべりは人なり、言葉は人なり」と私は思っています。つまり、人間性がすべてなのです。精神論と技術論、どちらが重要かと聞かれたら、私はきっぱり精神論と断言します。

究極の「伝える技術」は、その人の人間力そのものなのです。(中略)五十年近くスポーツアナウンサーを続けてわかったことは、まさにこれなんです。


この本を読み進めながら、自分にはこれが足りない、これも足りない、と反省点ばかりだったのですが、最後の部分で救われた気がしました。もちろん「伝える技術」を向上させる努力は怠ってはいけませんが、最も大切なのは伝える側の気持ちですよね。これは私が普段講師の仕事をしていて感じていることでもあります。

今日は千葉大で新入生へのTOEICガイダンスでした。明日はエッセンスの新タームの授業初日で、明海大学と神田外語学院の新学期の授業ももうすぐ始まります。気持ちも新たに生徒のモチベーションUPにつながる授業ができるよう頑張りたいです。


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