パート2空想記
「立川中華街の歴史に幕」というニュースに衝撃を受けたTEX加藤です。「オリオン書房→陳健一麻婆豆腐店」というコースが週に一度の楽しみだったのに・・・  

さて、気を取り直して、いきなりTOEICの話題へと話は進みます。TOEICの全パートの中でどれが好きか、と聞かれたら、これはなんといってもパート2です。ちなみに、ここでいう「好き」というのは、「得意か得意でないか」ということではありません。単なる「好き嫌い」です。

たとえば、パート6なんていうのは、「俺、パート5みたいな穴埋め単細胞とは違って、文脈とかも多少答えに絡んでくるんだよね。え、パート7? あいつは単なる“読解バカ”。今の時代、もっとスマートにならなきゃ」などと気取った感じがして嫌いです。

パート2の問題用紙には、パート1みたいな写真や、パート3・4のような質問文や選択肢は掲載されていません。ディレクションが終わったら「音と耳との一騎打ち」です。「穴埋めだけどちょっと読解もあり」といった軟弱なパート6とは男気が違います。「演歌一本の歌手」とか「押し相撲一本やりの力士」、「腕一本で生きてきた料理人」に通じる心意気があるわけです。

私が特にパート2に心を奪われるのは、「おおっ。そう来たか」と思わせる「返し」に遭遇した時です。たとえば、先日のIPではこんな問題がありました(原文は載せられないので雰囲気だけですが)。

Q:「東京の暑さが嫌いなのよね」
A:「僕は湿気の方が嫌だね」

問題製作者の苦労がしのばれる、横綱白鵬のような見事な切り替えしです。「パート2製作者の一日」なんていうドキュメンタリーを是非見てみたいものです。「この程度の切り返しじゃだめだ」などとPCの前で苦悩しつつ頭をかかえ、部屋には没になった応答を印刷した紙が散乱しているに違いありません。

ナレーションの録音風景も見てみたいですね。特に間違いの選択肢の録音に興味があります。「Have you heard the news about our merger?(うちの合併話聞いた)」に対しての誤答「Our manager?(マネージャーが)」の録音ではこんな会話が交わされているはずです。

「おい、ナンシー。そんなんじゃだめだよ。mergerとmanagerをひっかけるんだから、もっと強くmanagerを読まないと。語尾ももっと上げて。なんですって、私たちのマネージャーが、って驚きの感情をこめてくれないかな。じゃあ行くよ」
「わかったわ。テッド。これで15テイク目ね。次こそ決めるわ」

などとしょうもない妄想をしている場合ではありません。原稿執筆作業と明日の授業の準備に入るとします。あわわ。


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第160回TOEIC感想
受験された皆さん、お疲れ様でした。私は4HIC1でした。以下、個人的な感想です。

パート1:難(「しっかり固定する」「一輪車」「さざ波」とか単語もレベルが高かったですね。)
パート2:普通(標準レベルだったと思います。驚くような切り返しがなかったように思います)
パート3:普通(標準レベルだったと思います)
パート4:やや難(ちょっとシチュエーションがつかみづらいトークが2・3ありました)

パート5:普通(文法問題は素直でしたが、「欠点」「相互の」など語彙に難しいものがいくつかありました)
パート6:やや難(文脈型の問題が難しめでしたね。特に最後の3問は語彙レベルも高めでした)
パート7:普通(前半は比較的易しかったのですが、後半の特に最後の2つのDPはやや難しめだったと思います)


直接解答とは関係ないので書きますが、ちょっと気になったのが、最後から二つ目のダブルパッセージの日付です。上の手紙の日付が10月3日(水)になっていて、そこに「先週木曜日の会議でのプレゼンありがとうございました」と書かれていたので、この会議の日付は9/27(木)のはずです。で、下のメールを見ると、日付は10月9日(火)でした。ところが、上の手紙と同じ相手に送られているこのメールに、「先週のプレゼンよかったです」と書かれていたんです。「先々週」のはずなのに「先週」と書かれていたので、ひょっとして別のプレゼンが9/30-10/6の間に行われていたのかと思い、何度も読み返したのですが、どうしても見つけられませんでした。ちなみに、この手紙とメールの受取人が次回参加する予定のデザイン会議が行われるのは10/12(金)なので、この間には行われていません。この謎についておわかりの方、いらっしゃいましたらご一報ください。単に私の見落としでしょうかね。

今日のTOEICについてのご質問等がある方は、是非以下の番組にお寄せください。私は出演しませんが、エキスパートの方が出演されます。あ、私もここに質問すれば謎が解けるかもしれませんね。

Terry’s TOEILeaks January 2011

Date: January 30th
Time: 6 p.m.-9 p.m.
Host: Terry
Guests: Tom, HUMMER, Boo, and more
Special guest: Morite2(TOEIC満点&アメリカ移住ブログ)


放送用URL:http://std2.ladio.net:8180/TBR.m3u
放送時間にアクセスすると聞けます。   

BBS:
質問受付用スレッド :http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9131/1296267903/

ではでは、受験された方、お疲れさまでした。結果を楽しみに待ちましょう。


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第160回TOEIC神社
2011年最初のTOEIC公開テストがいよいよ明日に迫ってきました。新年最初のTOEICにかける皆さんの気合を、以下のテンプレートを使って示して頂けるとありがたいです。皆さんのポジティブな言葉が集まれば、ご利益があるかもしれません。「こいつは春から縁起がいいや」という結果が出せるよう、ベストを尽くしましょう。

【お名前】
【今回の目標スコア】
【過去最高点】
【コメント】

記入例
【お名前】 TOEIC花子
【今回の目標スコア】 500
【過去最高点】 450
【コメント】 今回は600取って、就活頑張ります!

上記のようなコメントを書いた後、ベストスコア祈願のクリックを、それぞれの思いを込めた気合の掛け声と共に下記バナーにてお願いします。皆さんのスコアアップと、私のブログランキングアップ(笑)の一挙両得をせこく狙っています。クリックとともにお寺の鐘の音が鳴るような技術は持ち合わせておりませんので、それぞれの頭の中でイメージしてください。では、皆さんのご健闘をお祈りしております!


↓ベストスコアを祈願するTOEIC神社です。祈願の鐘を鳴らしてください。
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読んでみたい本
今日は午前中から神田外語学院に出かけ、来期の授業についての説明を受けてきました。その際、担当していた2年生2クラスの12月のIPテストの結果を頂いたので、どきどきしつつ結果を見ると、どちらも5月からクラスの平均点が数十点UPしていました。

まあ頑張ったのは生徒で、私はもっぱら「いけるでー」「がんばってやー」と声をかけていただけなのですが、いくら楽しく授業していても結果が出ないのでは意味がありませんからね。ちょっとほっとしました。みんな頑張ってくれて嬉しいなあ。

ところで、さきほどアマゾンを見たら、イングリッシュ・モンスターさんの著書が、一般書に交じって20位台にランクインしていました。私はまだ実物は目にしていませんが、語学書としてはかなりのロケットスタートではないでしょうか。この勢いでどんどん売れるといいですね。これはワシも「イングリッシュ・ポケットモンスター」ってニックネームで本を書いたら売れるで。忘れんうちにさっそくS藤さんに提案しとかんとな(完全な二番煎じ)

本と言えば、今読んでみたいなあと思っている本があるんです。それは、「なべつぐのあすなろ数学」というシリーズで、今から30年ぐらい前に出版された受験参考書です。本の執筆の参考にと購入した「語りかける中学数学」(高橋一雄著・ベレ出版)という本の中で、著者と、当時数学の神様と言われていた渡辺次男先生(通称なべつぐ先生)とのエピソードが紹介されていて、「なべつぐ先生」の温かいお人柄にとても惹かれました。

で、さっそくネットで調べてみると、「数学が苦手だったのに、やさしく語りかけるような、なべつぐ先生のこのシリーズのおかげで数学が好きになった」という内容のブログ記事が多数ヒットするではありませんか。これはきっとTOEICの参考書を書く際の参考になるぞ、と思ってアマゾンで検索してみると、

「なべつぐのあすなろ数学 中古本6点 ¥79,994より」

8千円なら清水の舞台から飛び降りるつもり(おおげさ)で買いますが、8万円ですからね。さすがにしがない貧乏TOEIC講師の私には手が出ません。復刊の予定がないものかと復刊ドットコムをチェックすると、復刊を望む声が多数あったものの、残念ながら復刊にはいたらなかったようです。うーむ。残念。

このブログの読者には理系の方もいらっしゃると思いますから、「貸してやってもいいよ」という親切な方、いらっしゃいましたらご一報ください。御礼に3月発売予定の新著「入門特急」を贈呈させていただきます(と言いつつまだ原稿ができていませんが)。


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トーン
漫画喫茶で原稿を書こうとしたら、ワードのフォーマットが合わず、結局ブログを更新して家に帰る羽目になったTEX加藤です。USBを持ってきて差し込んだら、なにやらエラーが発生し、「ファイルが壊れました」との表示が\(驚)/ 仕方がないので、このブログ記事を更新したら家に帰って原稿を書くとしましょう。

さて、私が原稿を書く際に悩むことの一つが、トーンや文体をどうするかです。たとえば、パート6のポイント説明をするとして、以下のような書き方が考えられます。

中・上級者向けの参考書風
パート6で出題される12問のうち、7-8問が、パート5同様に、空所の入った一文だけを読めば解ける「独立型」で、残りの4-5問が、前後の文も読み、文脈に合ったものを選ぶ「文脈型」です。高得点を目指すには、この「文脈型」の攻略が不可欠となってきます。

やさしめの参考書風
パート6で出題される問題は全部で12問です。このうちの7-8問は、パート5と同じ普通の穴埋めですので、同じように解きましょう。残りの4-5問は、前後の文を読まないと解けないタイプの問題が出題されます。たとえば、Tex Kato ------- the meeting on January 30.と空所があって、選択肢にattendedとwill attendがあったら、前後の文や文書の日付を見て、この1月30日がいつの話なのかをチェックしないと解けません。こうした問題は比較的難しいので、時間に追われている場合は、空所の入った一文だけはがんばって読み、それでも解けない場合は、思い切ってその問題は勘でマークして次に進みましょう。

ガネーシャ風
「パート6は、ダンシャリやね」
「は? ダンシャリ、ですか」
「なんや自分、ダンシャリも知らんのかいな。今はやっとるがな。あ、まさかとは思うけど、赤毛のアンの主人公と勘違いしとるんとちゃうやろうな。あれは、アンシャーリー、わしが言いたいのはダンシャーリーやで」

ガネーシャは何かを訴えかけるかのようにじっと僕の目を見ているが、何も聞かなかったかのように僕は話を続けた。

「いえ、ダンシャリは知ってますよ。片付けの基本ですよね。余計なものが入ってくるのを断って、いらないものは捨てて、物への執着から離れる、その頭文字をとって断捨離、って言うんですよね。僕も興味があったんで何冊か本を買って読みました」
「なんや。ワシの990点レベルのギャグがわからんわりには¥3000食べ放題のしゃぶしゃぶの肉みたいなぺらっぺらの知識だけはあるようやな。まあええわ。ワシが言いたいのはやな、問題を見て、解けるか解けないかを即断して、解けない問題はすぱっと捨てて、捨てた問題からはさっさと離れる、その断捨離がパート6の肝、ってことなんや」

奥様のためのTOEIC講座風
パート6で悩ましいのが、前後の文も読まないと解けない問題の存在、でございます。このパートの文書はおおよそ100ワード。「あら、これくらいだったら私にも全部読めるわよ」とハイセンスな奥様ならきっとそう思われるでしょう。ところがです。中には解けそうで解けない、落ちそうで落ちない男のような問題が潜んでいるのでございます。これにはまってしまったらさあ大変。家庭崩壊、スコア崩壊の危機でございます。実らぬ恋はさっさと忘れて、新たなパート7との出会いに期待する、これがこのパートに対する賢明な奥様の正しいアプローチなのでございます。


と、締め切りに追われているのにこんなことを書いている場合ではないのであります。さっさと家に帰って原稿を書くとしましょう。

参考書の執筆者の方は皆さん苦労されていると思いますが、ターゲットにする読者によって、トーンや内容を変えないといけない、というのは当たり前のことですが、とても高いスキルが必要です。難しいんですよね。これが\(涙)/ 


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昨日で明海大学の後期の授業が終了しました。2月にはTOEICの特別対策講座がありますし、神田外語学院やエッセンスは普通に授業が続いているので、「終わった」という感じではありませんが、講師としての最初の年だったので、1年が終わったかと思うとちょっと感慨深いですね。

授業が終わり、新浦安駅の書店に立ち寄って帰宅しようと思ったら、駅前で、担当している生徒2人と出くわしました。「あ、テックスだ」「おーこんばんは」って挨拶を交わし、片方の子が、「みんなーテックスがいるよー」と誰かを呼びに行ったかと思ったら、同じクラスの子たち20人くらいが集まってきました。一年の授業納めだったので、皆で食事会をした後だったようです。

「テックス、なんでここにいるの」「コートあったかそうだね」などと次々に話しかけてくれるのは嬉しいのですが、駅前のコンコースで人だかりができると、通行人の方に申し訳ないですし、さすがにちょっと恥ずかしくなり、「そんじゃあね」と書店へと逃げるように移動しました(笑)。

帰りの武蔵野線に揺られながら思ったのは、こうして学生の笑顔に囲まれるのが、講師としての仕事のやりがいなんだろうな、ということです。講師としてはまだまだ未熟ながらも、自分なりに毎回の授業に全力で取り組んできて、その熱意が学生の側に少しでも伝わっていたのかな、と思うと、1年間頑張ってきてよかったなあと思います。

講師というのは、肉体的・精神的にもとても厳しい仕事だと感じていますが、生徒の笑顔がそういう辛さを忘れさせてくれます。幸せな仕事ですよね。

ということで、明海大学の授業が10日間ほどありませんから、入門特急の原稿頑張るとします。「パート5・7がヒマワリなら、パート6は人目につかないところでひっそりと咲く月見草や(ノムさん風)」という書き出しでパート6を始めるとしましょう。S藤さんにボツにされるかもしれませんが。


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朝から今日の授業の準備をして、Student Timesの原稿を仕上げ、この記事を書きつつ、入門特急の原稿には手を付けていないTex加藤です(S藤さん、すみません)。

さて、私はこの2年間、公開テストとIPを可能な限りすべて受験していますが、受けるたびに発見するのが「例外」です。最近では、「写真では表現が難しいので、パート1では出題されない」とされていた「He’s putting on his jacket.」がパート1で出題されたのは記憶に新しいですね(念のため、問題文は本番とは異なります)。

普段授業でTOEIC攻略のための「ルール」や「鉄則」を紹介すると、特に学生からは、「テックスぅ、それって絶対?」といった声が聞かれたりします。こうした「ルール」や「鉄則」というのは、参考書を書く際に著者が設定したもので、当然ほとんどのケースで「例外」はあります。先程の例でも、「彼は上着を着ようとしている」というのは普通にありえる状況ですから、写真になったとしても不思議はありません。

「ルール」や「鉄則」がおそらくもっとも多いのがパート2ですが、ここでも、「この問いかけに対してこの応答は100%ありえない」と断定できるケースは限られています。たとえば、実際の出題例としてこういう応答パターンがありました。

Q. Do you have some time now or Mr. Kato needs you?
A. Yes, I have some time now.

会話と考えればごく自然ですが、「選択疑問文に対してはYes/Noの答えは不正解」「質問文で聞こえた音と同じ音が聞こえた選択肢は不正解」と思考が硬直化してしまうと、これを正解として選べないことになってしまいます。典型的な「TOEIC病」の症状です。

とはいえ、参考書を書く際、ルールを示すごとに、いちいち、(例外はあります)とカッコ付で書くとわかりづらくなってしまいますし、「パート2はコミュニケーションです。どんな応答もありですから、自然な答えを選んでください」では参考書になりません。かといって、「例外」が本番で出題され、「このハゲオヤジ! 参考書にこう書いてあるけど、本番で出て間違ったじゃないのよ」と読者に追及されてしまうと、「すみません」と謝るしかないのがつらいところです。この落としどころはなかなか難しいですね。

それにしても、ETSにはきっと日本人や韓国人の方がいて、問題製作にかかわっているんでしょうね。「日本の参考書には、put onが100%パート1では間違いって書いてあります」「何だと。ETSの力を甘くみるなよ。総力を挙げて写真を撮るぞ。全米1のカメラマンをさっそく手配しろ。予算はいくらかけても構わん。今すぐにだ」といった会話が内部で交わされているのでしょうか。ウィキリークスから情報が流出したらそのあたりの事情がわかりますね(笑)


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Seize the day.
昨日は阪神淡路大震災から16年目の日でした。

私は当時、すでに東京のメーカーで仕事をしていたので、直接の被害は受けませんでしたが、大学時代の同級生や先生、親せきが多数被災しました。

自分が四年間通った大学のキャンパスは、仮設住宅や避難場所になり、友達と遊んだ場所は焼け野原や廃墟になりました。その映像をTVで見た時、あまりの衝撃でそれが現実だとは信じられず、ただ呆然としたのを今でも覚えています。私のHNの由来になった愛犬Texは、震災で飼い主の方とはぐれ、施設に引き取られた被災犬でした。

私たちはこうして普通に毎日を過ごしていますが、明日はどうなるかわかりません。

If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?

これはアップルの創業者のスティーブ・ジョブズが毎朝自分に向かって問いかけている言葉です。

普段なんとなく毎日が過ぎていきますが、実は、今生きていられることって本当にありがたいことなんだと、折に触れて思い出さないといけませんよね。

などと書きつつ、昨日は原稿を1行も書きませんでした。すみません。S藤さん。


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勝つためのメンタルトレーニング
この時期、進級や編入、就職といった条件にTOEICのスコアが影響する学生が増えてきます。もちろん、スコアアップのためには日ごろの努力が必要ですが、一定以上の点数を取らないと「進級できない」「編入できない」「履歴書に書けない」といった条件下で実力を発揮するには、本番で自分の実力を発揮するメンタル面での強さも必要です。

私には、プレッシャーに負けた苦い経験があります。大学一年生の秋のテニスの公式戦で、実力でははるかに勝っていた相手に、メンタル面の弱さが原因で実力をまったく出せずに負けてしまったのです。一セット目は楽勝で取ったものの、自分の凡ミスを嘆いたり、相手の粘りに焦りを覚えたりしているうちに、全身に冷や汗が流れ出し、頭は真っ白になり、腕は震え、身体がまったく動かなくなってしまい、結局ファイナルセットタイブレークで負けてしまいました。プレッシャーに完全に押しつぶされてしまったわけです。

そんな私を変えてくれたのが、「勝つためのメンタルトレーニング」(ジム・E.レアー著 テニスジャーナル編集部)という一冊の本でした。その本に書かれていたことを毎日の練習で実践し、本番の試合でも試してみたところ、集中力UPや「びびり」の克服に劇的な効果があったのです。

この本の中で、私がもっとも効果を実感したのが、「否定的な独り言を言わない」というアドバイスです。人間が無意識に口から発する言葉は身体に影響を与えます。私が負けてしまった試合でも、「ひどいプレーだ」「こんなミスするなんて信じられない」「最低だ」「もうだめだ」「負けたらどうしよう」などといったネガティブな言葉を連発しているうちに、身体が動かなくなってしまいました。

本を読んでからは、普段の練習時から、「ネガティブな独り言」を意識的に避けるようにしました。凡ミスをしたり相手にポイント取られたりしたときも、「ドンマイ。次頑張ろう」「とにかく1ポイントに集中だ」「相手もやるなあ。俺も負けないぞ」といったポジティブな言葉を発するようにしたのです。そうしたところ、ゲーム中に力を全く出しきれない、という事態はなくなりました。

これをTOEICにあてはめると、「だめだ」「問題が難しすぎるよ」「どうしよう。全然わからないよ」「600点取れなかったらどうしよう」「隣のオヤジうざい」といった言葉を頭に思い浮かべたり、つぶやいたりしていると、間違いなくパフォーマンスは低下します。その逆に、解けない問題があっても、「ドンマイ。次だよ」「とにかく全力を出し切ろう」「1問1問に集中だぞ」「気にしない。次集中」といったポジティブな言葉を自分にかければ、精神面での大崩れはしなくなるはずです。もちろん、問題が解けたら、「いいぞ」「これがわかるなんて私って天才」「よしいけるぞ」といった言葉で自分を鼓舞すれば効果倍増です。

テニスでもTOEICでも、良い結果を残すには、普段のトレーニングや本番での戦術が大切であることは言うまでもありませんが、「私はどうもメンタル面が弱いな」と思われる方は、「消極的な独り言は言わない」ことを普段から意識されると、壁を打ち破るきっかけになるかもしれません。


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セミナーのお知らせ
今日はセミナーを2つお知らせさせていただきます。まず、1つ目は、私とヒロ前田さん、BEYONDの共著者のロスの3人で行うGWのセミナーです。

超上級セミナー
めざせ! TOEICテスト990点
ハードな高地トレーニングで「1200点」の実力を身に付ける

日時:2011年5月21日(土)、22日(日) 両日とも10:30~18:00
会場:アルク本社地階 イベントホール
定員:80名
料金:20,000円(税込/テキストをお持ちの方は18,000円)

試験テクニックの指導ではなく、音読やグループワークといったアクティビティが中心になります。まだえらく先の話ですが、ご興味のある方はこちらをご覧ください。またイベントが近づいて残席に余裕があれば詳細を追加でお知らせします。


もう1つのセミナーは、私が明海大学でお世話になっている白野伊都夫先生によるTOEIC SW TEST対策セミナーです。

脱・受身英語のための
3時間集中! 英語スピーキング&ライティング力アップセミナー
~今、話題のTOEIC SWテストを使って英語の総合力をアップさせる!~

日時:2011年2月5日(土) 13:00~16:30
会場:アルク地階イベントホール
定員:100名
料金:6,000円(税込)

白野先生は、普段明海大学でTeam Teachingでご一緒させていただく機会もあるのですが、熱く楽しい授業を展開される「熱血指導のエンターテイナー」です。私も横で授業を拝見しながら、「ああいう風に生徒を引き付ける授業ができればいいなあ」といつも思っています。きっと楽しくモチベーションUPにつながるセミナーになると思いますので、SWテストにご興味のある方や、SWの力を伸ばしたいと思っている方は、こちらから詳細をご確認ください。


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成人式
今日は成人式でしたね。こんな私にも、今を去ること二十数年前、まだ紅顔の美少年だった頃、成人式を迎えた日がありました。その日に何をしていたかははっきりと覚えていて、成人式には出ませんでした。その日は、当時講師のアルバイトをしていた塾の生徒たち5人と、「宝塚ファミリーランド」という遊園地(今はなくなってしまいました)に出かけていたんです。まあ早い話が引率ですね。

今にして思えば、あの塾でのアルバイトが、私の講師デビューでした。塾とはいっても、マンションの一室を借りて、5人の生徒を相手に週に1度、数学と英語を教える、といったこじんまりとしたものでした。

そのアルバイトは、確か大学の先輩からの紹介だったと思います。その塾に通うのは、学校や他の塾での勉強についていけない子たちばかりだとあらかじめ聞いてはいたのですが、成績表を見せてもらった時には本当にびっくりしました。5人とも、5段階で4以上の数字は一つもなく、ほとんどが1と2、体育や音楽といった科目でたまに3がある、といった状態です。

中でも一番成績が悪かったのが、下津(しもつ)クンという子でした。おとなしそうな子で、授業中も無表情でほとんど口を開かず、私が担当し始めて最初に受けた学校のテストの成績はすべて100点満点で20点以下、数学は7点(衝撃だったので今でも覚えています)で、当然成績も1でした。

指導経験ゼロの学生アルバイト講師だった私は、どうしたものかなあと途方に暮れたりもしたのですが、5人の中学生たちとアホな話をしつつ、毎週授業をしているうちに、下津クンも次第に授業中にボソっと冗談などを言うようになり、教室の雰囲気自体は明るくなりました。

そうして月日は流れ、1年納めの学校の期末試験。下津クンが鞄の中から取り出して見せてくれた数学の点数はなんと52点でした。「先生、俺、学校の数学のテストで50点以上取ったの初めて」と嬉しそうに話してくれた彼の顔は今でも覚えています(その学期、彼の通知表の数学の欄に初めて3という数字が記されました)。

「成人式」の日、何をしてたかなあと思い出してみて、すっかり記憶の彼方に消え去っていたあの塾講師の時代の記憶がよみがえったのですが、それが今の講師生活にどこかでつながっていたのかもしれない、と思うとちょっと感慨深いです。

などと書きつつ、たまにはTOEICのスコアアップに役立つ記事を書かないとなあと思う今日この頃です。


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マークシート
「芥川賞・直木賞候補作決まる」との記事に、「もしかして読解特急が」と思ったりはしなかったTEX加藤です。

正月休みに実家で伊坂幸太郎さんの小説を始めて読んだのですが、やっぱりプロの作家さんってすごいですね。あんな風にスラスラ読めて内容にぐいぐいと引き込まれるようなTOEICの参考書があったらバカ売れするでしょうね。私にも作家さん並みの筆力があればなあ。「ドラえもーん(完全な他力本願寺)」

そういえば、以前から疑問に思っていたのが、「TOEICのマークシートはどの程度まで読み取るのか」ということです。講師仲間の実験(名前の部分にいろいろな形でマークしてみる)によると、縦にさっと線を引く程度でも十分読み取るとのことですが、私はきれいにマークして、200問解き終わった後に解答用紙を眺め、「フフ、美しいわ」とにやけるのが楽しみ(変態)なので、残念ながら実験したことがありません。

で、他にこういう実験をした人がいるのでは、と思ってインターネットで検索してみると、「マークシートは本当にボールペンを読まないのか?」と題して詳細な実験を行った人がいるではありませんか(その貴重な実験の模様はこちら)。

この実験によると、縦線は問題なく読み取っていますね。ゲルインクボールペンの読み取り精度が高いのは驚きです。

お金持ちのETSはきっと最新の最高級読み取り機を使用していることでしょうから、先を丸めた鉛筆とか、マークシート用のシャープペンシルで縦にさっとマークすれば確実に読み取りそうです。それならマーク時間の短縮になりますね。念のため今度ヒロ前田さんに実験してもらいましょう(ここでも人頼み)。

ということで、ブログ記事で気分転換するのはここまでにして、本の執筆作業に戻るとします。伊坂さんもそうですが、作家の方は乗ってくると我を忘れて作品の世界に没頭するそうです。それくらい楽しくかつ精魂込めて執筆せんかい、と自分を叱咤激励して作業を進めます。「あードラえもんがいてくれたらなあ(←しつこい)」


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謹賀新年
皆さん、あけましておめでとうございます。

私は実家に帰り、たこ焼きをたらふく食べてすっかり充電してきました。

さて今年は、

TOEIC講師としてのスキルアップに励む
TOEICの参考書で10万部売れるものを書く
セミナーの回数を増やす(2010年度実績4回)

といったところを仕事上の目標にしたいと思います。

新年最初のニュースとしましては、一部の読者の間でカルト的人気(?)だった企画「奥様のためのTOEIC講座」が3月より某英語関連雑誌にて連載の運びとなりました(原稿がボツにならなければ)。詳細決定次第また報告させていただきますが、あのようなマニアックな企画が雑誌に掲載されるとは、私としても嬉しい限りです(読者の反応が怖くもありますが)。

もちろん、当ブログもぼちぼちと更新していきたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。


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