今年も残すところあと2日。早いものです。
去年の今頃はといいますと、エッセンスで月に数回講師のお仕事をいただいていたものの、その他の定職にはついておらず、2010年に向けての生活の不安が募る日々でしたが、その後、明海大学や神田外語学院の講師のお仕事や、出版のお仕事をいただけて、なんとか無事1年を乗り切ることができました。日々地道に前向きに全力で頑張っていれば、人生なんとかなるものだなあと実感しています。
20年間のサラリーマン生活から、TOEIC講師という未知の世界に飛び込んだ1年でしたが、新しいことにチャレンジして本当によかったなあと思っています。私にとって、2010年は、本当に実りのある1年でした。
このブログがもしなければ、TOEIC関連のお仕事をすることもできませんでした。読者の皆様のサポートには心から感謝しています。
読者の皆様、今年一年ほんとうにお世話になりました。よい年末年始をお過ごしください。
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彼女は、入学時に受験したIPテストの点数が320点でした。これは不当に低い点数ではなく、その後受験した公開テストでもほぼ同じ点数でした。中学高校と英語が苦手で、ゼロからのスタートです。推薦入試だったので、受験勉強もしていません。中学英文法の基礎ができておらず、基本単語も知らない状態です。
そんな彼女は、放課後に行われるTOEIC対策講座(1.5時間×2コマ)に入学時からほとんど休まずに毎日出席し続け、目標を達成したのです。一日3時間の勉強を7か月も続けるというのはなかなかできることではありません。
これは現場で指導してみての実感ですが、TOEICで300点から500点にスコアを伸ばすためには、英語力以上に人間力が問われます。定められた目標に向かい、単純作業に毎日コツコツと取り組んで、なかなか結果が出なくても絶えず努力を続け、試験本番でも最後まであきらめずに集中して頑張り抜き、その結果として目標を達成する。それには生徒本人の人間力が必要ですし、そこを伸ばしてあげるのも講師の役目である気がします(難しいことではありますが)。
TOEICを通じて、こうした目標達成プロセスを経験することは、きっと学生の将来にとって大きな財産になるでしょう。社会に出てからの仕事でも同じプロセスが必要だからです。学生にとっては、TOEICを通じて得られる英語力よりも、私はむしろこうした成功体験の方が大切ではないかと感じています。将来どんな仕事に就いたとしてもその経験は必ず生きます。
冒頭で紹介したSさんは、常に前向きで明るく素直で努力を怠らず、まさに他の学生にとってのロールモデルでした。その彼女が目標を達成したことで、TOEIC講師として、小手先の試験テクニックを教えることではなく、生徒をやる気にさせることの方がはるかに大切であると改めて感じます。
きっと、こうして生徒の成長の場にリアルタイムで立ち会えることが、講師という仕事のやりがいなんでしょう。そういうお仕事をさせていただけて、本当に幸せだなあと思います。生徒と一緒に日々成長したいですね。
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正答数の計算方法ですが、リスニングは、それぞれの項目別の誤答数を合計し、100からマイナスすると合計正答数になります。リーディングは、複数の項目でダブって計上される問題が、メジャーで11問、マイナーでは10問あったようですので、単純に各項目の誤答数を合計した数よりも実際の誤答数は少ない可能性があります。
なお、初めて表をご覧になる場合の表の見方につきましては、こちらの記事をご参照ください。AMの項目の内容につきましては、こちらの記事をご覧ください。
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以下の記入例にしたがってご報告を頂けると助かります。なお、フォームが違うとAMも異なりますので、必ずフォーム(今回はメジャーが4GIC25、マイナーが4GIC26)を明記ください。
どちらのフォームか不明な方は、リスニングの平均値(▲のマークがついている数字)をご参照頂いて、上から順に、69・72・74・62であれば4GIC25です。
<記入例>
【お名前】TEX加藤
【フォーム】4GIC25
【スコア】L495 R495 T990
【LAM】 100 100 95 100
【RAM】 100 100 100 100 100
ご報告の際は、以下あらかじめご確認ください。
(1)フォーム、スコアと数字は念のため、送信前に再度ご確認ください。
(2)この分析は私が勝手に個人で行っているものなので、公式のものではありません。
(3)コメント欄にはご返事はしませんが、途中経過や結果をまとめたものを記事で報告させていただきます
ご協力よろしくお願いします。
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クリスマス直前の休日に、10時から17時半という長丁場、最後は頭が飽和状態になるきついトレーニングをこなしていただいた参加者の皆さん、ありがとうございました。特に最後のパート7の音読はきつかったと思いますが、そのおかげできっと皆さん今頃はぐっすり眠れていることでしょう。今後、夜眠れないときには、公式問題集のパート7の音読を是非お試しください。かなりの快眠効果があるはずです(TEX加藤調べ)。
セミナーで私と前田さんがご紹介した高地トレーニングのうち、自分に合いそうだな、と思うものを何か一つでもいいので、是非毎日続けてください。「継続は力なり」ですから。
次回のBEYONDセミナーがいつになるかは未定ですが、機会があれば是非何かしらのセミナーでお会いしましょう。参加者の皆さん、ヒロ前田さん、HUMMERさん、お疲れ様&ありがとうございました。
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さて、クリスマスが近づいてきましたが、12/23には各地でTOEIC関連のイベントが開催されます。今日はそのご案内です。
大阪TOEICまつり
日 時:12/23(木・祝) 1:00~5:00
場 所:新大阪丸ビル新館 904号室
参加費:5,000円(会員価格:2,500円※)
定 員:40名
教 材:TOEIC Testプラス・マガジン2011年1月号(1380円)
(各自ご持参下さい。)
講 師:神崎正哉、土橋有香、天満嗣雄
「TOEICモンスター」神崎正哉さんを始めとする豪華講師陣によるイベントです。楽しそうなアクティビティがたくさんあるようですし、特に関西近辺にお住まいの方はご参加を検討されてはいかがでしょうか。詳細はこちら、神崎さんによるエッセイ風の紹介記事はこちらからどうぞ。
TOEIC(R) 単語 特急セミナー2
開催日 12月23日(木・祝)
時間 13:30 - 17:30
講師 森田 鉄也
使用書籍 「新 TOEIC TEST 単語特急2 語彙力倍増編」
(森田 鉄也著 朝日新聞出版 798円)
対象レベル 語彙力を磨きたい方(500点未満の方は予習をお勧めします)
受講料 6,000円
(書籍は事前に各自ご用意下さい)
定員 60名
特急シリーズの著者仲間で現在米国在住のMorite2さんこと森田鉄也さんによる単語セミナーです。持ち前の単語の知識に、生きた英語表現がプラスされた充実したセミナーになることでしょう。詳細はこちらをご覧ください。
私はヒロ前田さんとBEYOND990を使ったセミナーを行いますが、こちらは満席となってしまいましたので、ここでのご紹介は割愛させていただきます。
クリスマスの時期に、やる気のある他の参加者に交じってイベントに参加すれば、何かしらのクリスマスプレゼントがあるかもしれませんよ。もし予定のない方がいらっしゃったら、参加されることをオススメします。
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さて、先日授業中に、
先生、昨日TVにTOEIC連続満点とかいう人が出てたよー 日本記録とか言ってた
と生徒に聞いたので、「ついに神崎さんがTV出演かあ。教えてくれないなんて水くさいなあ」と思ってさっそく調べてみたら、TVに出演されたのは別の方で、ニックネームが何と「イングリッシュ・モンスター」とのこと。
菊池健彦さんとおっしゃる方で、こちらの芸能事務所に所属していらっしゃるようです。
こんな方がいたとは知りませんでしたが、経歴とお写真を拝見するとかなりユニークな方であろうことはなんとなく想像できます。
それにしてもすごいニックネームですね(モンスターと聞くとピンクレディーが頭に浮かぶ四十男)。この方がモンスターなら神崎さんはどうなるのでしょうか。よいニックネームを思いついた方はコメント欄に投稿してください(笑)
菊池さんは1月に「イングリッシュ・モンスターの最強英語術」という本を出版されるようなので、内容が楽しみです。マンネリ気味のTOEIC対策本に新境地を開くような本を書いてほしいなあと思います(自分で書けよ、という読者の声はあえて無視)。
もう一つニュースといえば、リスニングに特化した公式本が1月に出るそうです。
『TOEIC®テスト公式プラクティス リスニング編』というタイトルで、ひそかに公式HPで告知されています。
公式本は、問題の質の高さや、本番と同じナレーターを起用しているという点で、リスニングの教材としては断トツで優れているので、今から発売が楽しみです。
私は今日で今年の大学の授業が終了しました。ほっと一息、といきたいところですが、23日がヒロ前田さんと一緒のセミナー、25・26日がエッセンスの授業、年末が特急シリーズの入門編と月刊誌の新連載の執筆と、イベントが目白押しです。今年も残り少なってきましたが、いい形で締めくくりたいですね。
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よろしければ、以下のテンプレートを使って結果のご報告を頂けると嬉しいです。他のブログ読者にベストスコアの喜びを伝えたり、今日の反省を書き言葉にして明日の自分につなげましょう。
結果のご報告は、以下のテンプレートを使って頂けると助かります。
【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【感想】
記入例
【お名前】 国際花子
【スコア】 L320 R200 T520
【過去最高点】 450
【感想】500点越えました! 嬉しいです。 次は600点目指して頑張ります!
上記のようなコメントを書いた後、結果が期待通りだった方は喜びの気持ちを込めて、期待に達しなかった方はお祓いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、お賽銭代わりに下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしていただけるとご利益があるかもしれません。



-「斎藤一人の道は開ける」(永松茂久著・PHP文庫)
先日、某誌から連載のお話を頂きました。書籍で一緒にお仕事をした編集者の方からのご紹介です。私が以前ブログに掲載した記事の内容を広げて、連載にしたいとのことでした。ありがたい限りです。
私が、このお話を頂いた時に思い出したのが冒頭で紹介した言葉です。仕事であれ英語学習であれ、とにかく今目の前にあることを、目の前にいる人のことを考えて、毎日コツコツと積み重ねれば、いい方向に向かっていくと思うのです。それをおろそかにすると、なんでもうまくいかないのではないでしょうか。私にもサラリーマン時代にいくつか苦い経験があります。
たとえば、誰でもブログを書くことはできます。ブログの場合、目の前にいる人は、画面の向こうの読者です。ですから、読者に少しでも何かしら得るところのある内容の記事を、自分なりに工夫して一生懸命書く、そうすると、きっとそれを目にとめてくれる人が出てきて、そこから読者の輪や仕事の輪が広がっていきます。
私の場合、ブログの読者の中に特急シリーズの共著者の神崎さんがいらっしゃって、ラジオ出演の話をいただき、さらに出版の話やエッセンスの講師のお話までいただきました。神田外語学院のお仕事をいただいたのも、元はこのブログの読者の中にたまたま在校生がいて、TOEIC対策の質問に答えていたのがきっかけでした。冒頭の連載の元々のきっかけは、ブログで見つけたヒロ前田さんのセミナーに参加したことです。
もし、私がブログを始めていなかったら、あるいは記事を適当に書いていたら、こうした広がりは生まれなかったことは間違いありません。もちろん、ブログを書く目的が単に自分の趣味であって、そうした広がりを求めていない場合、話は別です。その場合は目の前にいる大切な人が自分なので、記事を書いていて自分が楽しければそれでハッピーだと思います。きっとそうして自分がハッピーだと思って記事を書いていれば、求めていなくても読者は自然に増えるでしょう。
目の前の人を大切にして、目の前にあることを一生懸命頑張ると、次につながっていく。そうしたら今度は同じことを次の場所でやる、そうするとさらにそこから次につながっていく。そういう風に世の中はできているのだと感じます。というかそう信じたいですよね
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当日は、70人強の社会人の方を対象に約2時間の講義を行いましたが、パート1から7までを1.5時間程度でカバーする内容でしたので、最後はかなり駆け足になってしまいました。至らない点は多々あったかと思いますが、参加者の皆さんのTOEICや英語学習に対するモチベーションUPに少しでもつながっていればいいなと願っています。
当日の講義の最後に、「では、講師を務めていただいたTEX加藤先生に今一度大きな拍手をお願いします」と、司会者の方の締めの挨拶があったのですが、私がお辞儀をしていると、ひときわ大きな拍手がある方向から聞こえてきました。顔を上げてみると、一番前の席の初老の男性が、私の方に一生懸命手を伸ばして、全力で拍手をしてくださっていたんです。
それを見て私はとても感動したのですが、同時に思ったのは、「この拍手があるからこそ僕は頑張れるんだ」ということです。誰かからの拍手を励みにして頑張ると、その頑張りが次の拍手につながっていく。そういう風にして人は頑張れるのではないでしょうか。
これまでの人生を振り返ってみると、人生の様々な場面で、自分に拍手をしてくれていた人がたくさんいたことに気づきます。仕事で成果を挙げたとき、高校や大学に合格したとき、就職が決まったとき、テニスの試合で勝利したとき、授業や講義を行ったとき、本を出版したとき・・・
それぞれの瞬間に拍手をしてくれた人がいることを忘れてはいけないなあと思うのです。それぞれの拍手に感謝して、次の拍手につなげられるように頑張らないといけませんよね。仕事であれ何であれ。それを改めて感じた嬉しい瞬間でした。
と、TOEICとはまったく無関係な内容の記事になってしまいましたが、この話は意外と学生にも受けがよかったので、是非読者の皆さんも、自らの成功体験をベースにストーリーを組み立てて、学校や職場でご活用ください。なお、受けが悪かった場合の責任は取りかねますので、あらかじめご了承ください(笑)
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