究極の講義
正義とは何か」反響呼ぶ 日曜午後6時

 NHK教育の「ハーバード白熱教室」(日曜午後6時)が意外な人気を呼んでいる。「正義とは何か」を論じる米ハーバード大の講義を番組化した堅い内容にもかかわらず、視聴者からの要望で、急きょ再放送が決まったほか、インターネットの有料番組配信サービス「NHKオンデマンド」でも人気番組の上位にランクされた。
 番組の主役はハーバード大のマイケル・サンデル教授(政治哲学)。彼の講義には毎回1000人以上の学生が出席しており、1636年に創立された同大の歴史上、最大の履修学生数を誇るという。あまりの人気ぶりに、大学側は非公開の原則を覆し、初めてメディアに講義を公開した。
 元々は米国のボストン公共放送局が制作し、昨年、全米ネットで放送した。放送権を買い取ったNHKが邦訳をつけ、今年4月から全12回での放送を始めた。

という記事を見て、早速、無料で公開されている授業をインターネットで見ました。もうすでに番組をご覧になった読者の方もいらっしゃると思いますが、全12回のうちの1回目はこちらからどうぞ。

ハイレベルな授業の内容もさることながら、私にとって「目からうろこ」だったのは、教授の授業の進め方です。1000人以上の学生が出席している授業ってすごすぎますよね。しかも相手は全員ハーバードの学生ですよ。それを引きつけて飽きさせず、満足させるわけですから、数十人の授業で四苦八苦している私には神業としか思えません。さすがに、“ソクラテス方式(講義ではなく、教員と学生との闊達な対話で進められる授業形式)の教育の最高の実例”と呼ばれている授業ですね。

もちろん、このスタイルの授業を行うためには、専門分野での高度な知識が求められるでしょう。そうでないと学生からの問いに対して的確に答えることができません。プレゼンのスキルやユーモアのセンスも必要ですね。ですが、それ以上に、教授が楽しそうに授業を進められているのが私には強く印象に残りました。これが最も大切なことではないかと私は思います。教えている方が楽しくないと、教わっている方は楽しくないですよね。

TOEICの授業でどこまでこの方式を取り入れられるかは分かりませんが、少しずつ授業に取り入れようと思います。昨日は明海の補講の授業だったので、ちょっとこのことを意識してみたら、いつもよりはインタラクティブ性があったように感じました。特にパート5の文法問題やパート7の授業では効果を発揮しそうです。

「この問題、Aだと思う人? はい、じゃあ、そこの可愛いあなた、なんでそれを選んだ?」
「○○だから」
「惜しい。でも、それだとこういうことになるよね。なんかおかしいよ」
「ああそうかあ」
「じゃあ、正解はどれだろう」
「あ、Bか。○○だからBだ」
「そう。正解!」

などといった形で授業を進めると、学生にも気付きが生まれますよね。「ああ、そうかあ」「あ、間違えた」「そうだよね」と言った、いつもは返ってこない反応がありました。こうした感じで、講師が一方的に教えるのではなく、できるだけ受講生側に考えさせる授業を目指したいですね。


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