基本は音読
金曜日の夜にエッセンスで行った短期集中講座全4回が終了しました。公式問題集を解きながら、それぞれのパートで必要な技術や、学習法についてレッスンを行ったのですが、金曜日の夜という厳しい時間帯にもかかわらず、毎回ご参加頂いた熱心な受講生の皆さんのおかげで、無事終えることができました。ご参加頂いた受講生の皆さん、こうした場を与えて頂いたエッセンスの皆さんに感謝しています。

このレッスンの中でもお話をしたのですが、リスニングパートのスコアを伸ばすのに最も効果があると私が考えているのが「音読」です。皆さんは、公式問題集を使い、1日10分でどの程度の音読ができると思われますか? 

たとえば、パート2であれば、質問文と正解の答えを30問全て通しで音読したとして、約3分で読めます。つまり、10分あれば、3回通しで音読できることになります。これを1週間続ければ20回音読できる計算です。

パート3や4はいかがでしょうか。この二つのパートの会話やトークの長さは、1ユニットあたり約40秒です。1分あれば音読できるので、10分あれば1つのユニットを10回音読したり、3つのユニットをそれぞれ各3回音読したりできる計算です。1週間あれば3つのユニットを各20回音読できますね。

パート2を20回音読してから問題を再度解くと、設問文を聞いた瞬間に、答えがイメージできるようになるはずです。パート3・4も、話のあらすじが頭に浮かぶでしょう。もちろん、20回読んだことに安心して放置していると忘れてしまいますので、他のユニットの音読を始めつつ、20回の音読が済んだユニットについては、回数は減らしてもよいので、継続的に音読は続け、暗誦できるレベルを目指しましょう。

その際に大切なのは、

① 英文の意味を理解してから音読する 
② 正しい発音で音読する

の2点です。音読する前に、意味の分からない単語やフレーズは辞書で調べ、意味を頭に思い浮かべながら音読しましょう。その会話やトークが使われているシーンをイメージしながら、実際に自分が話している感覚で音読するとさらに効果があります。「音声+視覚」のコンビネーションですね。

音読の際は、発音も大切です。必ずCDを聞いて、単語の発音やリズムを真似しながら音読しましょう。当たり前の話ですが、声に出して読めないものを聞き取ることはできません。patientという単語が「患者」という意味だと分かっていても、「パティエント」と発音していたのでは、「ペイシャント」と聞いた時に脳内で結びつきませんよね。

これは学生との授業でも実感していることですが、最初に聞いた時にはお経か子守唄にしか聞こえないTOEICの英文が、意味を理解して、音読した上で再度聞くと、魔法のように聞き取ることができます。英語が意味のまとまりを持った言葉になるわけです。その瞬間、学生も「分かった」って表情になります。とはいえ、人間の脳は忘れやすいので、復習しないと見事に忘れてしまいます。「あれ、あの時は分かったと思ったのに」となってしまうので、「できた感」を失わないよう、日々地道に学習を継続しなければいけません。

学生との授業の中では、確かにスコアアップに試験技術は必要だけれども、そうしたテクニックよりもまずは英語を言葉として理解することの方が大切だということを、音読を取り入れた授業で伝えたいですね。


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