パート7のリーディングスピード
昨日は、Morite2さんの壮行ラジオとその後の壮行会に出席しました。ラジオを聞いて頂いた皆さん、コメントを頂いた方、ありがとうございました。Morite2さんはあの若さであの英語力ですからね。我々の年齢になったらどれだけのレベルになっているのか、想像もつきません。無限の可能性を秘めていらっしゃるので、米国でのさらなる飛躍を期待しています。

壮行会の帰りの電車と家に帰ってから、読み掛けだった「和田式受験英語攻略法」(和田秀樹著 学習研究社)と「人をその気にさせる技術」(安河内哲也著 角川oneテーマ21)を読みました。安河内さんの本は、先日ブログでもご紹介した「できる人の教え方」をコンパクトにまとめた感じで、この著者の入門書としてはよいのではないかと思います。熱い安河内節が聞けます。

和田さんの本は、先日ブックオフで購入したのですが、これ以上ないぐらい具体的に大学受験の英語を攻略するための方法が記載されていて驚きました。いつの時点でどの参考書を使ってどういう勉強をすればいいのか、まで書いてあるんです。まあ受験英語とTOEICとでは試験内容が異なりますが、特に初中級者を指導する際の学習法としては参考になる部分が多々ありました。

その中で私が興味深かったのが、1分間に何ワード読むことができれば受験英語を攻略することができるか、の部分です。和田さんの調べによると、センター試験レベルでは、問題を解くのにかかる時間は、問題文を読む時間の2.5倍、難関校レベルでは3倍だそうです。つまり、問題文が300ワードだったとして、1分間に100ワード読めれば3分で読めますよね。問題を解くのには、それを2.5~3倍した7分半~9分の時間がかかることになります。

これをTOEICに当てはめてみます。公式問題集Vol4のパート7の問題文のみのワード数は、TEST1・2とも、測ったように約3000ワードです。これはきっとETSの中で決まっているのでしょう。仮にパート5・6を25分で解き終えたとして、残り50分です。TOEICの問題が難関校並みだったと仮定して、果たして1分間で何ワード読むことができると、本文を最後まで読んで解き終わることができるのかを試算してみます。

1分間に読める語数が受験生並みの100ワードだったとすると、本文を読むのに30分、それを3倍すると、約90分です。これではとうてい終わりません。音読スピードと言われる150ワードだと60分なので、これでもだめです。1分間180ワードだと、50分なので、ぴったり終わる計算です。パート5・6を20分で解けば、5分見直せます。

つまり、パート7の問題文を全文読もうとすると、1分間に180ワード程度読むことができないと最後まで到達できないことになります。これは音読スピードより速いので、初中級者を指導する際、「音読スピードよりも速く読めないと、全文読んで最後まで終わりません。ですから、読む必要のあるところだけ読む情報処理能力を磨きましょう」と具体的に説明すると、分かりやすいかもしれませんね。もちろん、ただ読むだけではなく、読んで内容を理解できなければいけないことは言うまでもありません。

これでは大学生がTOEICを受けるときついはずですよね。受験のペース(100ワード/分)で全文読んでいたら、SPだけで1600ワードあるので、そこだけで48分かかる計算になります。残り20問が塗り絵になる計算です。これではいけません。文書の概要だけ把握したらすばやく選択肢に移り、必要な個所だけを拾い読みし、難しい問題は適当マークで次に進む、といった時間管理が、パート7で最後まで到達するには不可欠です。


参考にして頂けた部分がありましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。

banner2.gif  
Copyright © TOEICオタクのブログ. all rights reserved.