現代文と英語の共通性
パート7対策を指導する際の参考になるのでは、と思い、中学・高校入試向けの現代文(国語)の参考書を5-6冊読みました。その中で、最も参考になったのが、先日ブログでご紹介した「田村のやさしく語る現代文(田村秀行著 代々木ライブラリー)」です。

田村さんは、私が受験生の時代に既にカリスマ現代文講師でした。クラスメートから、「『田村の現代文講義』はすごい。あれを読むと現代文のスコアが間違いなく伸びる」と言われ、あわてて書店に出かけて購入したのが懐かしいです。その当時は正直私の現代文の成績に大きな影響はなかった(笑)のですが、今こうして20年以上経ってから読むと印象が違うのが不思議です。

「現代文講義」は今でも「新田村の現代文講義(田村秀行著 代々木ライブラリー)」として現役なので、シリーズの1を購入し、合わせて読みました。当時はもう少し記号とか線の引き方まで細かく記されていたと思うのですが、現代版はだいぶシンプルになっていますね。

では、田村さんの2冊の中から、TOEIC対策として役に立ちそうな部分をご紹介します。

文章にはっきりと書かれていて、問題を答えるのに役立つものを<根拠>という。
文中に<根拠>があって答えることを<客観的>という。
現代文は、「本文」で言われたとおりに答える<客観的>な科目である。
文中に<根拠>を求めよ。


これはもうそのままずばりパート7に当てはまりますね。パート7の問題は、例外なく100%本文に答えがはっきりと書かれています。もちろん、「infer」「most likely」といった言葉が使われる「類推問題」もありますが、それにしても、答えの根拠となる具体的な情報が必ず本文にありますから、それを「根拠」にして答えることができれば正解できます。

<逆接>というのは、前のことからは逆に思えることが後に起こるつながり方をいう。
<逆接>の接続詞は、そのあとの内容が重要であることを示す。
<逆接>の接続詞の前の事柄は、その文章で重要性がない。


これも同じですね。パート7でも、but, however, neverthelessといった接続語の後には重要な情報が来ますから、こうした言葉を見つけたら、その後はしっかりと読まなければいけません。また、although, while, despiteといった接続語の場合は、その直後ではなく、カンマ以降の文が重要になりますね。これは日本語と異なる点です。

<論理>とは、順番に考えていけばわかるような筋道のことをいう。
考えが順番にわかりやすくとおっているような状態を<論理的>という。
言葉として書かれていることだけを考えるのが<論理的・客観的>になる方法である。


TOEICの英文は、しっかりとした論理構成になっていて、前後のつじつまが合わないことはありません。ですので、読んでいて、「あれ、さっき書いてあったことと違うけど、まあ作者の気分が変わったんだろう」なんて思って答えるのは確実に読み間違いです。英文は、特に、接続語や指示語で論理がつながれるので、そこに着目すると論理が追いやすくなります。「あ、ここでhoweverがあるから、話の流れが変わるぞ」と構えるわけです。

以下は、参考になりそうな部分の箇条書きです。皆さんの参考になればと思います。

選択肢は自分の意見を問われるものではないので、感情的に好き嫌いで選んではならない。
文章の表面に書かれていることを追っていかなければならず、裏読みをしてはならない。
文書全体についての問題では、主題に触れた部分をもたないものは正解にならない。
複雑な設問文は、本文以上によく読まなければならない。


どれもパート7を解く際の鉄則です。当たり前の話ですが、英語も言葉なので、現代文の解法と通じる部分があるのだと改めて感じますね。この2冊のうち、特に「やさしく語る~」は語り口調で読みやすいので、ご興味のある方は是非手に取ってご覧ください。「なるほどー」と目からうろこが落ちると思いますよ。


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1日1問TOEIC0303
TOEICの語彙問題が苦手な方は多いと思いますが、せこせこ書きためた過去問のストックを活用すれば、受験者のお役に立てるかもなあとふと思ったのであります。とはいえ、問題集にするとTOEIC運営委員会の中の人に怒られるので、問題集ではなくて、「TOEIC TEST出まくったキーフレーズ」という形で出すことにします(完全なパクリ)。

まあそれは冗談としても、TOEICの語彙問題って、限られた範囲の中の語彙ですし、出題されるシチュエーションも決まっていますから、しっかりと傾向と対策を反映した教材を作れば、スコアアップに即効性のあるものができそうな気がしますね。パート5の問題は2年分の640問は作ったのですが、語彙問題だけを別途まとめて作ろうかなあと思います。

では、今日の一日一問です。

The reception will be held ------- for journalist delegates of the conference on June 30.

(A) gradually
(B) nearly
(C) exclusively
(D) incongruously

副詞の語彙問題です。まず、副詞部分を除いた文意を考えると、「レセプションは、6月30日に、会議に参加するジャーナリストの代表者の方々に向けて開催される」ですね。ここでは、どのように開催されるか、が問われているわけですが、正解は(C)exclusivelyです。onlyの意味ですね。「~の方々限定で開催される」わけです。

この単語の形容詞は、exclusiveです。“available or belonging only to particular people, and not shared“の意味ですね。「限定の」以外に、「会員制の」といった文脈でも使われます。この単語は、「エクスクルーシブ」という日本語でもなじみがあるかもしれません。女性なら「限定品」のニュアンスでご存知なのではないでしょうか。

私は以前、キリンのマークの玩具店で働いていたことがありますが、TOYS 'R' US EXCLUSIVEというと、「トイザらス限定商品」を指します。「トイザらス限定大怪獣ガメラ3体セット」等の企画をした覚えが(笑) なので、このexclusiveというのはとてもなじみのある言葉です。

ちなみに、TOEICの語彙問題の一つの鉄則として、見たこともない難しい単語は選ばない、は皆さんご存知かと思います。この問題で言えば、(D)incongruously(おかしなことに、矛盾して)なんて私も知りません(なのに選択肢に入れる中年男)。こういう難しい単語はたいてい間違いなので、破れかぶれで選ばないようにしないといけません。残り三つの選択肢を見て、(A)(B)は文意に合いませんから、(C)(D)で迷ったら、どこかで見たことのある(C)を選んだほうがいいですね。


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1日1問TOEIC0302
最近、「現代文」や「国語」の参考書を読んでいるTEX加藤です。パート7の解き方と共通する部分があり、とても勉強になりますね。中でも、「田村のやさしく語る現代文」(田村秀行著 代々木ライブラリー)は非常に良書でした。国語が苦手な方にとってはオススメの一冊です。

では、今日の一日一問です。

If Tex Corporation had not merged with TBR, it ------- a sales decline in the latest quarter.

(A) will see
(B) will have seen
(C) would see
(D) would have seen

昨年、数年ぶりに出題されて話題となった仮定法の問題です。仮定法は、簡単な人にとっては秒殺問題ですが、常に仮定法を避けてきた苦手な人は、問題を見た瞬間、「おわっ。TOEICで仮定法が出るとは」とのけぞってしまうのであります。

まず、この問題の正解は、(D)would have seenです。文意は、「TEXコーポレーションがもしTBRと合併していなければ、直近の四半期で販売が落ち込んでいただろう」ですね。

こういう問題を見た時は、まず、If節のhad not mergedという形を見た瞬間に、「お、これはhad+過去分詞だから、過去の事実に反することが書かれているぞ。仮定法過去完了だ」と“ぴぴっ”と来なければいけません。つまり、現実には、TEXコーポレーションはTBRと合併したので(過去の事実)、直近の四半期でも販売が落ち込まなかった(過去の事実)ということになります。

仮定法過去完了の場合、

If + S + 動詞の過去完了形(had + 過去分詞)~,
S’ + would / could / might / should + have過去分詞~.

という公式をまずは頭に入れましょう。

これが頭に入っていれば、「If ・・・ had・・・,~」のhadが目に入った瞬間に、反射的にカンマ以降に「助動詞の過去形+have+過去分詞」を探し、(D)を見つけ、即答することができます。If節が仮定法過去完了なのに、主節が仮定法過去、というタイプの出題(その場合は、in the latest quarterの部分がnow等になり、現在の話であることが明示されている)も受験英語ではありますが、TOEICではまず出題されないでしょう。仮定法が苦手な方は、お持ちの文法書の「仮定法」のところをさっと読んでみてください。公式を覚え、基本的な内容さえ頭に入っていれば、間違えることはなくなりますよ。


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禅 シンプル生活のすすめ
近所の本屋の入口に置いてあるガチャガチャの前に、小学校低学年くらいの女の子が一人立っていました。しばらく歩いて近づいても、微動だにせず、じーっと機械を見つめているので、よっぽど欲しいんだなあ、何のガチャガチャなんだろうと思って見たら、「盗聴器」だったのに軽い衝撃を受けたTEX加藤です。あの女の子はいったい何を盗み聞きしたかったのかが気になります。「盗聴器」を手に入れて、TOEICのリスニングで使ってみようかなあ(もちろん、マイケル冗談です←しょーもなー)

ここ最近、「禅」の本を何冊か読みました。何から読んでいいのやらよく分からず、取り急ぎ文庫を数冊読んだのですが、「禅」に詳しい方、初心者にもオススメの本がありましたら教えて頂けると嬉しいです。昨日は、その読んだ本の中の一つ、「禅 シンプル生活のすすめ」(枡野俊明著 知的生き方文庫)に影響を受け、部屋を掃除しました。放置していた本棚を組み立て、TOEIC本を整理し、いらない本をまとめたのですが、それだけでも結構スッキリします。たまにはこうして掃除しないといけませんね。

この本は、禅僧で、「禅の庭」のデザイナーとしても世界的にご活躍されている著者が、
初心者にもわかりやすく、人生のコツを100にまとめて紹介したものです。英語学習者の皆さんにも参考になりそうな項目を抜粋してご紹介します。

考えても仕方のないことは考えない
今日できることは、今日やる
眠る前は嫌なことを考えない
今できることを一生懸命にやる
ただ没頭してみる
人のせいにしない
人と比べない
自分にないものを求めない
シンプルに考える
「考える」よりも「感じる」
ひとつの見方にとらわれない
自分の頭で考える
平凡な一日にこそ、感謝する
前向きに受け止める
事実は事実として受け止める
「答え」はひとつではない
「方法」もひとつではない
ひけらかさない
不安なときほど、自分を信じる
準備を怠らない

こういう風に考えて生活することができるといいなあと思いますが、我々庶民は、しっかり意識して心掛けないと、なかなかできないことですよね(汗)

この本で紹介されている最後の100番目の「人生のコツ」は、

「今」「このとき」に力を出し切る

でした。これは何についても言えることですよね。TOEICでも英語学習でも、目標達成のためには、その日その時の積み重ねしかありません。私も日々全力でTOEIC講師としてのスキルを磨かなければと思います。


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